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開業するために日本茶インストラクターの資格を取得しました

こんにちは「さらさ」です。日本茶カフェを経営しています。今回は、開業を決意してから日本茶インストラクターになるまでのことを書いていきます。

まずは資格取得

日本茶インストラクターになって、お茶屋を開業すると決めた私。

まずは、日本茶インストラクターの資格取得に向けて通信講座を受けることにしました。

この資格は、歴史や栽培、製造、鑑定、科学的なことなど、お茶に関することを幅広く勉強できるので、何も知らない私にはうってつけ。

うってつけだけど、内容はかなりむずかしい。

勉強をはじめて、お茶には免疫力を高めたり、リラックス効果があったり…さまざまな「お茶のもつ力」を知ることになりました。

試験は年1回。合格率約30%…ということは何度か受験することになるのかも。

予感は的中。最初の一次試験は不合格。


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資格を取得する理由

日本茶インストラクターの資格があれば何かができるというわけでもないし、資格がなくても開業はできます。

では、なぜ資格を取得してから開業したかったのかというと…。

お茶を仕事にするからには「認めてもらえる何かが必要だ」と、思ったからなんです。

もちろん、資格がなくてもお茶に詳しい人はたくさんいます。

でも、私の場合は、その「何か」が何もありませんでした。

資格じゃなくても「何か」があることで、自分が何者なのか伝えられるし、同じ事をしても説得力が増すと思うんです。

実際、カフェで接客しているときも「へ~、日本茶インストラクターさんなんですね」と、たびたび声をかけていただきます。

それに、自己紹介も簡単です。

例えば、茶産地を訪れたり、お茶のイベントに出かけたとき「インストラクターなんです」のひとことで、茶農家さんや他のお茶屋さんともすんなり話ができます。

必須でない資格ですが、私にとっては、かなり役に立っています。


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退職

そして、2度目の一次試験も不合格。

テキストを開いても、同じ行を何度も読んでいたりして…。仕事で疲れて、勉強できる状況ではありませんでした。

そんな中、心がけていたのは、どれだけ遅く帰宅しても必ずお茶を飲んで、心と体をリセットすること。

「飲むだけでホッとできるなんてすごい」と、お茶のもつ力を実感していました。

お茶に助けられる毎日を送っていましたが、このままでは、いつまでたっても試験に合格できない…と、退職を決意。

退職後は落ち着いてテキストが読めるようになり、3度目の正直で一次試験にどうにか合格。

でも、2度あることは3度ある。二次試験で不合格。


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祝合格

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その後は、試験勉強をつづけながら、デパート内にある某老舗お茶屋さんで販売のアルバイトをしていました。

お客さまにとっては、価格とパッケージだけでお茶を選ぶなんて、とても大変なこと。

できるだけ少ない言葉でお茶のことを的確に伝えるには? たくさんのお茶の中から「これにします」と判断してもらうには?

まわりの店舗の接客も参考にさせてもらったり、ここで身についたことは今でも役に立っています。

そして、2度目の二次試験。結果は合格。

結果発表当日、職場で店長さんから「おめでとう」と声をかけてもらって、合格していると知りました。

結果を知った瞬間は、うれしいと言うより、やっと肩の荷がおりた感じで、とにかくホッとしました。

その後、ホームページで合否結果を確認。ちゃんと名前がある。

合格通知も届き、よろこびもじんわり。足かけ4年。ようやく試験から解放されました。


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日本茶インストラクターになり、
開業に一歩近づきました。



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