masayo.moki

陽気なグリーンティーについて考えています。

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最近の記事

「お湯が沸きました!はじめます!」がスタート!

本日、オンラインコミュニティ「お湯が沸きました!はじめます!」がスタートしました。 何かと立ち止まることも多かった2020年。今年に入ってからもまだ以前のように人と会えなかったり、出かけにくい日々が続いていますね。 私自身ももっと色々な人とお茶のトピックについて話したり、気軽にコミュニケーションをとれる場があったらな~と去年から考えていました。 このコミュニティでは、お茶を知る、考える、伝える、行動してみるをテーマに、メンバー同士で毎月いくつかのトピックスについて考えたり、

    • ”陽気なグリーンティー”始めますっ

      私は「陽気」な方ではない。 そんな私がここ最近、陽気についてずっと考え続けている… 20代の半ばから日本茶の仕事を生業にしてきた。 「急須でお茶を淹れる際にうまれる空間や時間が好きだったから」 イベントなどでお客さんの目の前で急須でお茶を振る舞う…いわばケータリングのお茶バージョンみたいなことが主な仕事。 色々な方のご厚意やご縁があって、ただのお茶好きの私が、お茶の本を出したり、ラジオ番組でお茶の話をさせてもらったり…お茶にまつわることなら何でもさせて頂いている気がして

      • 誰かと。

        「みんなで一緒に」が得意ではなかった。 ”みんなで一緒に盛り上がる””みんなと一緒に楽しむ” 少し前の私だったら、「ちょっと遠慮しておこうかな…」と背を向けていたかもしれない。 3年前、偶然観に行ったプロバスケットボール、Bリーグの試合でスポーツ観戦の楽しさを知った。 野球やサッカーよりもアットホームな雰囲気の試合会場には、週末になると老若男女様々な人達が集まってきて、それぞれのスタイルで応援をしていた。 時々、隣に座ったおじさんがお菓子をくれたり、熱いブースターが『一緒に

        • 刹那的快楽

          私は今 バニラアイスクリームが食べたい 銀色のスプーンで 角度をつけて斜めに取り出し 波の一時を射止めたような ギザギザした表面を 生成りのざらりとしたなめらかさに 眠るように横たわる黒い粒粒を、 右から左へ 左から右へ 曲線で捕えたい。 そうして、 しばらくの沈黙と時間の経過をもって 狂おしい程の甘さに縛られる。 冷たさの後にくる 刹那的な快楽と やがて引き出される怠惰なけだるさを 銀色のスプーンで バカみたいに何度も繰り返す。 恋愛に似た

          外装の正体

          「夏」の中に身を置くのは今年で31回目なので もうそこそこ慣れた手つきで「毎度」とか言いながら、秋までまっすぐ線をひくことが出来てもいいだろうに、私は毎年、線をカックカックと蛇行させ、お約束のように起点すら見失う。 それでも「夏はフェードアウトするものだよね」と「夏」を形容するあらゆるものを身体全体に浴びておこうと、空を仰ぐ。 やる気もないくせに「夏だから、サーフィンとかしたいよね」などと言ってみる。 しかし、夏の全体部分を抱えてしまおうと思えば思うほど、どこからどこま

          外装の正体