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推し、燃えたことあります?

自分のパソコンを!とうとう手に入れました!

やったー!

どうも、お久しぶりです!おちゃのえるです!


いつぶりやねん、といったぐらいに全くもって更新せず…何をしていたんだ君は!と応援してくださっている人(果たしているのか)にお叱りをいただきそうでビクビクしております。

しかし!!

とうとう、念願の自室改造に伴ってパソコンの設置も完了いたしました!

これで更新も捗るはず…


ということで、久しぶりの投稿です。コロナ禍で職場もお休みだった時期もあり、読書が捗っていましたので書きたい感想などはかなりあります。

じわじわと書き進めていけたらいいなと考えていますので、どうぞお付き合いくださいませ。



さて、皆さんは、『推し』が燃えたこと、ありますか??

「応援している人」「好きなキャラクター」といった意味合いで今はよく使われているこの『推し』という言葉。アイドルでも、俳優でも、キャラクターにおいても使っている方が多いと思います。

それが燃える…?『推し』が燃える…?

物理的な燃えるではなく、比喩の表現。

要するに、『炎上』という意味合いが主に当てはまります。

ここで最初の質問となるわけです。

『推し』が燃えたことありますか?



今回紹介したいのは、

宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」(河出書房新社)です。

主人子は、推しを応援することが生きがいで、まさにそこに全力、全身全霊をかけているような女性。すべてを推しに注ぎ込んでなんぼの生き方。

そんな彼女の推しが突然炎上し…。

といったあらすじなのですが、いかに彼女の生活が推し中心で回っているのか、推しが炎上した後の彼女の生活がひたすら書かれている内容です。

何か、誰かを推すという行為は人それぞれ違っていて、一人一人にスタンスというものがあると思います。

この主人公のスタンスはまさに一人に全力を尽くしているタイプ。

例えば私のような、好きなものが多いゆえに推し増ししていって、推しが複数いるようなスタンスとは全く違うわけです。

それでも「推す」ということによって生きている事実は同じ。私も主人公も、推すことを生きがいとしている。根本は同じだからこそ、読みながら勝手に共感していました。

傍から見れば、「見返りもないのにどうしてそこまで」「現実に目を向けたほうが…」と思われることもしばしば。

うるさいわ。黙ってろ。

と何度思ったか。(お口が悪くてすみません)

えぇ、えぇ、私だって何度もふと立ち止まって考えたことありますよ。でも、単純に好きなんだからそれでいいじゃないか、と。見返りがなくても、彼らを応援したい。現実がしんどいから夢を与えてくれる、生きる活力をくれる彼らを追いかけるんじゃないか。

推しが炎上、推しが脱退・卒業、推しが亡くなる

どれも経験したことがあるのですが、それでも誰かを推し続けるということはやめられないし、やめたらおそらく私が私じゃなくなる気がします。

誰かを追いかけることがただ楽しいことだけだと勘違いされがちですが、推している側からすればしんどいこと、辛いことめちゃくちゃあるわけです。勝手に楽だと決めつけないでくれ。必死なんですよ、ほんと。

と、読みながらこんな気持ちが駆け巡っていました笑


小説の中身に発達障害を思わせる描写があるのですが、そんなこと関係なく、どんな人でも推しに全力で生きる姿はかっこいいですよ!誰であってもどんな人であってもかっこいいし、素晴らしい!笑



といった具合に熱を入れて読んだ小説でした!

著者の宇佐見りんさんは、1作目『かか』で第33回三島由紀夫賞を受賞されています!今後注目の作家さんだと思ってますので、これからもチェックしていきたいと思います!『かか』読まなきゃ。


すべての推しが存在する皆さんに幸あれ~~!!


ここまで長々とお付き合いありがとうございました!おちゃのえるでした!



ちなみに私の推したち。ここに並んでいるのは推しの一部です…まだまだ推しはいます…

アクスタ


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