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サラリーマンである必要性

※2019年7月に書いた随筆です

あるちいさな個人経営の居酒屋で、
店長と、サラリーマンをダサいと提唱するサラリーマンの先輩と話した。

上から落ちてくることをきちんとこなして厳しい評価システムの下で地位を着実に上げることは勿論難しいことだし、だからこそそれなりにお金をもらう権利がある。
でも結局は上から落ちてくるものを馬車馬のようになって処理し続けることが自分の目の前の仕事になっている。
誰のためになってるのかもわからないまま。

仕事なんて人生の副業でしかないのに
これが全てかのようにみんな遅くまではたらく。
働き蟻のようにはたらく。
未だに先輩よりも早く上がるのは仕事が終わっていたとしても、たまに恐れ多く感じてしまう。
そんなこと感じる必要ないのに

会社がないと世界は成り立たないからサラリーマンは宝だと思う。
それに、人それぞれ守るべきものもちがう。

でもわたしは、
自分でつくったちいさな居酒屋で
庶民でも手の届く範囲の価格帯で
ふつうよりも美味しい料理を提供してくれて
行けば話し相手をしてくれる
居酒屋の店長の方が
実はよっぽどいろんな人の支えになってると思っちゃったんだよなぁ

そんな木曜日の23:40。

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