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理学療法士からの転職者インタビュー

私は現在、理学療法士として働いており、今後は鍼灸師に転職するというよりも、両方の資格を活かしながら、働いていきたいと考えています。
勤務先で患者様に理学療法士として携わらせていただく中で、「今日は腰が痛い。」「今日は疲れているから、リハビリはやりたくない。」など、疲労感や痛みにより、リハビリ介入がスムーズに行えない患者様が増えています。
理学療法士として手で行う徒手的なアプローチだけでは、患者様の訴えに対して効果が少なく、何か手に技術を身に付けたいと思ったのをきっかけに、筋へ直接アプローチすることができる鍼灸師の治療に興味を持ちました。
理学療法士として1年目の頃、尊敬している理学療法士の先輩から、触診方法、解剖学、患者様へのアプローチ方法及び接し方について、教えていただく機会がありました。その理学療法士の先輩が、鍼灸師に必要な東洋医学に精通していたこともあって、憧れとともに東洋医学を学びたいと思うようになりました。
しかし、社会人として鍼灸師の資格を取得することは、経済的にも精神的にも不安がありましたが、職場の先輩には資格取得に対して積極的な方も働いており、その影響を受けたことで、鍼灸師の資格を取得する決意が固まりました。
そのため、転職というより今後のスキルアップに向けて、自分自身の手に技術を身に付けることで、患者様の訴えに合わせたアプローチを行える鍼灸師になりたいと思っています。自宅で寝たきりで動くことができない重篤な患者様や脳血管障害で関節運動が難しい患者様、疾患や怪我による精神的需要が難しい患者様など、鍼灸師の治療を医療の分野でも活かしていけるよう、転職というより理学療法士兼鍼灸師の二刀流として働いていきたいと考えています。

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