伸びる人とは、自分を疑える人
伸びていく人とは、自分自身を良い意味で疑える人の事だ、と思った話。
先日、知り合いの会社が人手不足ということで、お手伝いに行きました。
猫の手も借りたいとのことでしたが、猫の手だったら出来ないなって感じの仕事内容。
簡単に言うと「シール貼り」。
詳細は伏せます。求められるのは、位置ズレ厳禁などの正確さ(品質)と、数をこなすスピード。
作業しながら、どんな能力が必要か考えてみました。
・目の良さ(視力の高さというよりは、目で判断できる能力)
・手先の器用さ(手指を思い通りに動かせる)
・集中力、持久力(何時間も飽きずに作業しつづけられる)
・図面が読める(難しく考えなくてよい。図面の図と現物の関係性が正しくわかればよい)
この4つは絶対必要。加えて
・自分を疑う能力
言語化しづらいけど、これが大事だと思う。っていうか、どんな仕事でも大事だけども。
逆に、「できない」人を考えてみる。大きく二種類になる気がする
・間違いの可能性に気づかない(そもそも判断能力が無い。目が悪い、図面が読めない、を除けばかなり減るはず)
・そもそも自分が間違っていると思ってない
後者はやっかい。なぜなら、意識、マインドの問題だから。
言葉で指摘すれば変わるというものではない。自分から気付いて変わらなければならない。気付くきっかけが必要だ。
今お手伝いに来ている会社は、みんなが自分の目を疑い、よく相談しあいながら仕事を進めている。
作業の始めと終わりには、確認工程(他の人にできばえを確認してもらう作業)がある。ここで作業に間違いがあれば必ず指摘されるし、直しかたも指導される。
確認工程以外でも、常に疑問を持ち、不明、不安が出たらすぐに訊く。自分の作業や成果物を「完璧だと思わない」。
品質とスピードのバランスを常に考えながら、作業の改善を繰り返している。よいやり方が見つかればすぐ共有する。それが絶対のやり方ではないこともわかっている。だから、さらに…と伸びていくのだと思う。
新米お手伝いの私も質問や相談をしやすく、素直に働きやすいと感じる。
逆に、自分が間違っているなんて夢にも思わない!という人は、こういうやり方はしない。
そして、多分だけど、このnoteを見てもピンとは来ないと思う。(ピンと来てくれたら嬉しいのだけども、きっと。)
なんでそんなこと思うかというと、過去にそういう人達と仕事をしたことが何度もある。詳細は伏せる。
そういう人にも、気付くきっかけは何度もあった。気付かせようとしてくれる人もいた。でも、気付かなかったし、変わらなかった。
そして、みんなが諦めた。
ある意味、純粋に「自分だけ」を信じているのかもしれない。もしかすると、自分以外みんなバカ、と思っているかもしれない。
でも、もしかして…と思うことがあったら、考えてみてほしい。少しでもいいから、自分を疑ってみてほしい。というか、ほしかったなあ、と。
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