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議論型Discordサーバー「MYORPH:OPEN」を始めます


sanmalです。トリックオアトリート。

さてこのたび、「MYORPH:OPEN」という新たなDiscordサーバーを始動することにしました。表題の通り「議論」に焦点を当てたDiscordサーバーです。

その名も「MYORPH:OPEN」です。

(MYORPH:OPENでは、セキュリティの向上と、単一ユーザーによるアカウントの複数利用を防ぐため、このサーバーの参加にはDiscordの電話番号認証を必須にしています。)

(Discordは、各種OSやWebブラウザで動作する、フリーのコミュニケーションツールです。ダウンロードはこちら


本サーバーには、以下のような特徴的&実験的な要素を含みます。

・翻訳bot導入による多言語でのコミュニケーションの支援
・スレッド機能を活用した議論・提案チャンネル
・RadicalxChange QVを用いた、Quadratic Votingの活用
・Open CollectiveとDiscordの併用による資金管理

(うまくいけばいいな・・・)

サーバー内の構造や、これらの詳しい内容については、本記事の後半にて詳しく説明します。


MYORPHとは

MYORPHは2018年から私sanmalが始めた、Leftfield Bassなどのジャンルを中心にリリースする自主レーベル(兼同人サークル)です。MYORPHは同人音楽シーン、ネットレーベルシーン、またベースミュージックシーンなどに関わりつつも、そのどれにも完全には属しないような動き方をしてきました。

今年はあまりリリースの活動はしていませんが、昨年は「Monoliph」というコンピレーションアルバムを作り、関連するドキュメントを封筒で送るなどのことをやっていました。

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MYORPH:OPENとは

MYORPH:OPENは、自身が行っているレーベル「MYORPH」の活動を起点に、より広くそこに関わるシーンについて見据えた活動をするためのDiscordサーバーです。

レーベルの活動は、多くの人に曲を聴いてもらえる機会を作ることができますが、その活動自体に参加できる人の数は限られています。

それに対して、音楽シーンはアーティストだけでなく様々な人が流通することで形成されていきます。現実であればそれはライブやクラブであったりしますし、ネット上ではSoundcloud、Discordなどのソーシャルメディアであったり、VRクラブであったりします。

私は、MYORPHが関わるようなインターネットのややアンダーグラウンドな音楽たちに、ネットを通してあらゆる場所に住む人々が関わること、また、その活動が現実の音楽文化へと伝搬し、お互いに影響しあうような関係性になることに期待をしています。

しかし現在、音楽産業の中心を担っており、多くの人が利用するSpotifyなどのプラットフォームの存在は、先述した「お互いに影響しあうような関係性」を分かりづらくさせているのではないだろうかと個人的に思っています(文化の盗用がいま問題視されるのも、それが原因の一部だと思っています)。そしてその問題に関して、現実やバーチャル関係なく、音楽シーンに関与するみんなが意識する必要があるのではないでしょうか。

そのような背景から、自分の考える「お互いに影響しあうような関係性」をこれから作るには、シーンに関与する人々と一緒に考え、行動する機会を作る必要があると思うようになりました。

では、ネットを通してばらばらに住んでいる人が関わるMYORPHのようなレーベルはどうその機会を作れるか・・と考えた末、その役割に特化したDiscordのサーバーを作るという結果に至りました。


以下はサーバー内の詳細になります。


MYORPH:OPENの詳細

冒頭にも書きましたが、まず、MYORPH:OPENでは、セキュリティの向上と、単一ユーザーによるアカウントの複数利用を防ぐため、このサーバーの参加にはDiscordの電話番号認証を必須にしています。

設定は簡単なので、参加される方はご協力頂けると大変助かります!


サーバー内は、「INFO」、「MUSIC」、「TEXT」、「SUGGESTION」、「VOTING」のカテゴリーに分かれており、各チャンネルはこのようになっています。

・INFO
お知らせ・・・このサーバーに関するお知らせを行います。
レーベルのお知らせ・・・このサーバーと連携しているレーベル、MYORPHの情報をお届けします。
支援情報・・・Open Collectiveを通して本サーバーの支援が可能です。Open Collectiveに関する新着情報をお伝えします。

・MUSIC
from-dentaku・・・
ディープなディガーの集い、「DENTAKU(仮)」のメンバーが音楽を共有してくれます。きっと。

・TEXT
welcome・・・ユーザーがこのサーバーに参加すると通知が届きます。
雑談・・・とりとめのない会話ができます。
技術・・・曲作りや映像制作など、制作に関係する技術について情報の共有が行えます。
募集・・・楽曲の共同制作や、クリエイターの募集などに利用できます。過度なビジネストークはおやめください。
話題・・・議論を行う、このサーバーの中心的なチャンネルです。

・SUGGESTION
提案・・・サーバーの改善や、おもしろそうな企画に関するアイデアなどについてここで具体化します。

・VOTING
投票・・・ルールの改定など、みんなで決定する事項が出てきた場合に機能します。


・翻訳bot導入による多言語でのコミュニケーションの支援

botであるDiscord Translatorを用いて、コマンドや絵文字を使ってメッセージを簡単に翻訳できるようにします。(MYORPHのサーバーで導入しているのと同じものです)

使い方は簡単で、自分のメッセージを翻訳したい場合は文頭に"-en"を入れ、逆に人のを翻訳したい場合は、絵文字リアクションで日本国旗を送ると、botからDMで訳した文章が送られてきます。
精度が気になる場合は最強翻訳サービスDeepLもお使いください、、


・スレッド機能を活用した議論・提案チャンネル

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Discordは基本的に1チャンネルで1つの話題しか同時に扱えませんが、スレッドを使うことでいくつもの話題を同時に扱うことが出来ます。これによってチャンネル数が節約できる上、「自分がコメントして流れ止めたら嫌だな~感」も緩和できると予想しています。使っていきましょう。


・RadicalxChange QVを用いた、Quadratic Votingの活用

Quadratic Votingはオードリー・タン氏が利用を促進してたりと今話題の投票方法です。簡単に言うと、1人が複数の候補に対して投票することが出来ます。
今日投票に行って、この人もいいけどこの人とも迷うな・・・と思うことがあったかと思われますが、そうした時に、一番よさそうな人に3票、その次によさそうな人に2票、と言ったように、自分の投票に重みづけをすることが可能になります。
https://www.kotobato.jp/articles/technology/try-quadratic-voting-via-radicalxchange.html

このDiscordサーバーでは、オンライン上でQuadratic Votingができるツール、RadicalxChange QVを用いてこれを導入します。

このサービスは、主宰が作成したイベントに対して投票用のURLが発行され、投票者がそれを通して投票することで参加が可能になります。

本サーバーでは、参加していただいたアカウントのDMに対して投票用のURLを送り、投票していただくようにしようと思っています。いつかは自動化...

自分が使い慣れていないのもあるので、10/31から11/2まで試験的に「肉、魚、野菜どれが好き?」という投票イベントを作っています。投票期間中にサーバーへ参加いただければリンクをお送りします。URLは30人分作ったのですが足りなくなったらすみません。


・Open CollectiveとDiscordの併用による資金管理(準備中)

Open Collective はクラウドファンディングサービスのひとつで、オープンソースプロジェクト(OBSやBabelなどが有名)が中心です。それ以外にも様々な活動団体が利用しています。
プロジェクトの中でもどの用途に対して支援するかが選べること、月額や単発のどちらでも支援できること、支援された金額や引き落とされた費用の帳簿が、ブロックチェーン技術を用いて透明に管理されていることなどが特徴です。


Open Collectiveを利用すると、柔軟なシステムや透明性によって、予算管理を実現できます。
Open Collectiveで支援された資金は、シーンへと還元するためのあらゆるプロジェクトに利用される予定です。
(イベントの開催、サンプルパックの作成、フリー音源のリリースなど)


もし興味がありましたら、ぜひ参加お願い致します!!




後でディグ月報も更新します。

おわり

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