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#1 ネット民 ほか

magazine307なるマガジンを始めてみることにしました。
日記+αという形で、調べたこと、考えていることや思いついたアイデアなどを日々投稿していく予定です。

「room307」というメンバーシップに参加することでマガジンの記事を全話閲覧することができるようになります。

room307には掲示板機能がある他、自分が作ったwip(作りかけの曲)などを聴けるなどの特典もあったりします。
秋のM3にかけて制作も頑張っている最中ですので...

どうぞよろしくお願いします。


ネット民の帰属意識

Twitterの読み込み制限を受けてMisskey、特にMisskey.ioへの流入者が半端ないらしい。サーバー管理を担当している村上さんが日経アジアにインタビューされていたが、客観的な記事でよいと思う。

結局Twitterは何とかなりそうなので、やはりいたずらにサーバー管理費を費やしただけか....と思ったが、ただ移住祭りによってこっちの方が居心地がいいな~となる人も一定数いるはずなので、必ず悪い出来事であるとは言えないかもしれない。

その昔自分がVIPPERだった頃、VIPのスレの中で誰かが軽い気持ちで作ったしたらばの小規模な板を宣伝するレスを偶然見つけ、それに軽い気持ちで参加した結果、集まっている人がみんないい人過ぎて意気投合し、その板の住民でオフ会が開かれるという胸熱エピソードを体験した。自分は中学生だったのでそこへは参加しなかったが…
知り合いも特にいないけど行ってみれば意外と良かった、みたいな体験がもしMisskeyでもあるのならそれは良いだろうなと思う。

話はずれるが、インスタで実名、顔出しも万々歳の現在では、匿名掲示板が自分のアイデンティティを保持してくれていたという感覚はあまり共有できないのかもしれない。匿名なら高収入イケメンだなどと吹聴し放題だし、逆に相手の素性も全く分からないので嘘をつかれているのではと心配にもなる。しかし大方の人はそれらの可能性は割り切った上で、純粋な会話を楽しもうとしている。2ちゃんで新参が半年ROMらされるのは、作法を学ぶ過程でそうした虚栄心を無くす意味もあるのかもしれない。


飲み屋などがそうであるように、お互いの肩書きを外した純粋な会話が楽しめる場所に、人は帰属意識を覚えるのではないかと最近は思っている。

帰属意識と言うとムラ社会っぽいが、今は「未来都市はムラに近似する」という本もあるくらいで、むしろムラの持つ魅力はこれからより強まっていくのではないかと個人的にも思っている。

逆にどこのムラに行くか自分で選べない環境になく、誰に何も言えなくなる(あるいは誰にでも何でも言ってしまう)ほうが生きづらいのではないかと思う。つい不用意に既存のコミュニティに近づき、和を乱す存在として敵対視されてしまうのが怖いので、より内側に閉じこもってしまう。

Twitterにおいては自分自身もすこし閉じこもりがちで、フォロワーが以前より増えてきたというのもあるが、特におすすめ機能が充実してからは不用意に他のコミュニティを刺激したくなくて当たり障りのないツイートを意識するようになり始めている。飲み屋で隣り合っている人だけに言った冗談が、こいつ面白いこと言ってる!って他の席までの騒ぎになる小っ恥ずかしさに近いかもしれない。

全然違う話だが、駅ナカの居酒屋にたまに入った時、謎の敗北感というか恥の気持ちを感じるのは自分だけだろうか(ちなみに京都メトロは駅構内にあるが、別にそういう気持ちにはならない)。

Twitterは告知場所としても大事だが、情報が欲しい人に届くかどうかは運ゲーな部分もあるのでやはり最近はYouTubeとかを頑張るべきなのかな〜などと思っている。

Twitterのムラ社会は現存しているが、自分みたいに居心地の悪さを覚えている人は徐々にDiscordなどに場所を移し始めている。何でもかんでも噛み付くスタイルのツイートを今後も続けている人がいたとしたら、実際にはたくさん友達がいても、Twitterの他に居場所の選択肢がない孤立している人間に見えてしまう確率が高くなる可能性がある。そういう人はぜひ)Bondeeを始めてほしいと思う(過疎すぎて何を投稿しようが誰も見ないため問題ない)。


自分は最近、Misskeyのように絵文字で意思疎通することを勧めているDiscordコミュニティのSTRESS CLUBという招待制のサーバーに軽く出入りしている。参加者が1万人近くおり、メチャクチャな量のカテゴリとチャンネルがある。なので恐らく各チャンネルに定住しているユーザーといいうのもいるのでは無いだろうか。
STRESS CLUBにはINTという内部通貨があり、投稿を評価したりされたりする事によって自分のウォレットへと蓄積していく。問題を含む投稿をした場合は罰則としてINTを減らされたりもする。また迷惑行為をやめないユーザーは管理者がBANやタイムアウトをした上で、ユーザー名付きで注意喚起がなされる。
また、1記事1000INT、と言った感じで小説やエッセイなどの書き物を販売したりと色々なところで通貨が機能しており、まさしくムラのようなのでとても興味深く見ている。

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