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【色が変】Macの画面をATEM miniに入力すると画質が変わる問題

さて今日もほとんどの人には興味のない記事です。

ぼちぼち落ち着いてきた配信ブーム。
ATEM miniもみんなこぞって買いあさり、一家に一台レベルでみんな持ってるかと思います。


*********今回の困ったこと*********

もちろん、カメラだけじゃなくPCの画面をキャプチャーして配信するなんてことも当然あるわけで、
僕の持っているMacBookPro2015にはHDMI端子がついているので、
そこから画面を出力しATEM miniに入れるわけですね。

画像1

そうすると、、、
なんか色が変になる!

テスト画像

↑これが

HOPE_20211017 5.00_00_06_12.静止画006

↑こうなる!

これは由々しき問題です!

ただ、この段階で別に違和感を感じない人は、
この先を読む必要はありません。
この結果に違和感のある人のみ、この先にお進みください。

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で、いろいろとGoogle先生で原因を調べたところ、
RGBとYUVがフルレンジでリミテッドレンジがどうのこうの〜って話を見つけましたが、
とりあえず、なんかカメラ映像信号PC映像信号同じHDMI使っててもなんか違うっぽいって事はわかりました。

このあたりをちゃんと解説するのは面倒なので、
まあそういうもんだ。って事にしておいてください。
ぶっちゃけ、難しい事はよくわかりません。

じゃあ、PC用の信号をカメラ用の信号に変換すりゃいいんだろ?
と、ものすごく単純に考えたので、ちょっと検証。


*********検証*********

さて、じゃあMacBookProATEM mini proの間に、
イイ感じに信号変換してくれる物を挟めばイイんでしょ?
こまけぇことはいいんだよ!
ということで、色々挟んでATEM mini proで録画してみることに。

あ、俺の持ってるのはMacBookPro(2015)15インチです。
他は知りません。
だって持ってないので。

では、いってみましょう!


まずはこんな画像を作ってみた。

テスト画像

↑テスト用の画像です。
フリー素材サイトから持ってきた、青空にそびえるニラの花
それに簡易的にカラーチャートをつけてみました。
ニラ美味いよね。ニラ最高。

この画像をパワポで表示させて、MBP本体で表示。
それを画面キャプチャしたものがこちら↓

HOPE_20211017 5.00_02_03_12.静止画001

このニラが今回の基準になります。

で、これをATEM miniに直繋ぎすると、、、

画像6

コレが

HOPE_20211017 5.00_02_03_12.静止画001
HOPE_20211017 5.00_00_06_12.静止画006

こうなる!
わお。コントラストが上がって色が濃くなった!
白が10%まで白くなっちゃった!

〜1〜

カメラ信号といえばSDIだよね。
ならHDMIをSDIに変換してまた戻してあげればイイんじゃね?
という至極アホっぽい思いつきで検証。

ここで登場するのは、
皆様のご家庭に4台くらいはきっと常備しているであろうコレ!
Blackmagic Micro Converter BiDirectional SDI/HDMI 3G
HDMIをSDIに変換したり、SDIをHDMIに変換したりしてくれる
一台二役の優れもの。

画像7

コレを間に挟むと、、、

コレが

HOPE_20211017 5.00_02_03_12.静止画001
HOPE_20211017 5.00_00_43_48.静止画004

こうなる!
お!ちょっと濃いけど割とイイかも!
もう解決じゃね?
もうこれでよくね?

ちょっとここで気になったのが、
SDIケーブルをループさせる意味ってある?
ということ。
なのでSDIケーブルのループなし。
HDMIスルーアウトでも検証。

画像12

こうしてみたら、、、

HOPE_20211017 5.00_01_09_48.静止画003

こうなった!
あれ?一緒じゃね?
そうか、SDIのループは要らなかったんだね!

〜2〜

いやいや、もっと最強なのがあるじゃない。
リッチな貴方はきっと持ってるコレ!
Roland VC-1-SC
とりあえず何でもかんでもイイ感じの信号に整えてくれる
よくわからんけどすごくイイものです。

画像14

コレを挟むと、、、

これが

HOPE_20211017 5.00_02_03_12.静止画001
HOPE_20211017 5.00_01_49_36.静止画002

こうなった!
うん、ほぼ完璧!
VC-1最強!
とりあえず今後は何でもかんでもVC-1-SCを挟んでおけばどうにかなる!

〜3〜

今までは間になんかメカを挟んでたけど、
それよりもモニターの色味自体を調整すればいいんじゃね?
ということで、キャリブレーションをしてみることに。

通常はMac標準のシステム環境設定→ディスプレイ→詳細設定でやるんでしょうけど、今回はあえてこいつ!

画像17

いくぜ!x-rite i1!
ATEM本体でRecしてるのに、
色の悪いBMVA4Kでキャリブレーションしてどうなるの?
とか言わないように!
まあ、大体です大体。気分ですよ、気分。

これで色を整えたら、、、

コレが

HOPE_20211017 5.00_02_03_12.静止画001
HOPE_20211017 5.00_00_23_24.静止画005

こうなった!
うん、コレも悪くない!
ただちょっと輝度が下がって眠くなったかな?
多分それはキャリブレーションを適当にやったか、
そもそもBMVA4Kで整えたのにATEMでRecしたからかと。
BMVA4KでRecすれば多分合ってたのかな?知らんけど。

でも、自分のMBP持ち込みならイイけど、
他人のPCを使うのに一々キャリブレーションなんかしてらんないので、
状況によってはあまり現実的じゃないかな?


〜まとめ〜

ということで、完璧には合わなかったけど、
そこそこイイ結果が出たのではないでしょうか?
とりあえずなんかしら変換するものを挟めばOKってことで。

もし厳密にやろうとしたら、お高い機材とかが必要になるっぽいのですが、
低予算人生なのでそんなものはありません。
手持ちのもので、できることを色々やってみた次第です。
何かの参考になれば幸いです。


最後に今回の画像を改めて全部貼っておきます。

HOPE_20211017 5.00_02_03_12.静止画001
HOPE_20211017 5.00_00_06_12.静止画006
HOPE_20211017 5.00_00_23_24.静止画005
HOPE_20211017 5.00_00_43_48.静止画004
HOPE_20211017 5.00_01_49_36.静止画002


ってことで、この話はおしまい!

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