【虎に翼 感想】第125話 桂場の根本は何も変わっていない
桂場の根本は何も変わっていない
桂場は、花岡の妻、奈津子から購入した絵をずっと飾っていた。人事課長から出世して部屋が変わるたびに外し、新しい場所に持って行っていた。
その絵は今、桂場の席の真正面に飾られている。
竹もとで “司法の独立” を宣言したあの頃から立場は変わったものの、根本は何も変わっていなかったのだ。だが理想を行使する方法が間違っていて、「間違っている」と止めてくれる人たちは、先に逝ってしまうか、自分から遠ざけてしまっていたのだ。
桂場の理論は破綻していた