キャラデータ③ 東條・レイ・エミル
東條・レイ・エミル
役割:仲間
性質:主人公の支援をして、主人公の感情や立場を読者・観客に伝える
性別:男
一人称:小生
生年月日:1995(平成7)年12月3日(射手座の27歳)※2023(令和5)年5/17時点
血液型:B型(大胆不敵でプライドの高いタイプ)
職業や所属:ごく小さな集落の出身で、三年前に父親を亡くしてから、朽ちかけた小さな神社の神主となった。魈(すだま)祓いという、自然から発せられる悪い気や、山林・木石の精の化け物を浄化する、いわば陰陽師のような仕事をしている。
経歴:大卒
●概要
日本人の父と外国人の母を持つ青年。母の故郷で生まれ、日本で育った。父方は地域の名高い社家であり、エミルはその跡取り。3年前に父が急逝し、家計は母と兄、妹がそれを手伝う形で切り盛りしている。
兄が1人、歳の離れた弟と妹が1人ずつの4人兄弟だが、エミルのみ霊感がある。弟は、エミルが高校2年時に行方不明となっている。
【メモ】
エミルの地域にはつむじ風の伝承があり、霊感のある彼は風の精の写し身として年長者から尊ばれていた。反面、同世代からは毎年幾人かが行方不明になっているその元凶として忌み嫌われていた。ミドルネームのレイも相まって『霊が視える気持ち悪い奴』と思われ、友人は一人もいなかった。
つむじ風の伝承を信じるのは東條家のなかでもエミルの両親、兄とエミルで、エミルより下の世代には浸透していなかった。また、地域でもよほど信心深い者を除き、若年層には蔑ろにされている。現在も行方不明者が出ているが、必ずしも若者に限ったものでないことも理由の1つのようだ。
●外見的特徴
・身長と体重……186センチ、63キロ
・髪型と髪色……後ろで結いてお団子にして、左右に1本ずつ細い束の前髪を伸ばしている。色は銀に青メッシュ。
・ファッションやこだわり……基本的には無彩色の服装。色物でも暗めのものを選ぶ。犬が好きで、犬柄のものを見ると自然と目で追ってしまう。
・チャームポイント……色白の肌、切れ長の目。
・コンプレックス……性別を女性に間違われること
●内面的特徴
①好き、得意、長所
・読書、古本収集
・動物を懐かせること(鳥類以外。鳥に嫌われるというより、エミルが苦手意識を持っている)
・家事全般
・誰にでも礼儀正しく接することができる
②嫌い、苦手、短所
・自然を大切にしない人
・礼節を欠いた人
・鳥類(本人いわく、射抜くような目が苦手とのこと。比較的穏やかな目の鳩や雀も含む)
【メモ】
・普段の口調は物柔らかだが、気に食わない相手には敢えて遠回しな嫌味を口にするなどの慇懃無礼な言い回しが目立つ。
・何かと因縁をつけてくる大和に対しては、粗野で騒がしい奴という程度で、真っ向からは相手にしていない。とはいえ、認めていないわけではなく、それなりにコミュニケーションはする。
・直感が鋭く、本人も大事にしている。
・質素、素朴を愛し、自然や四季がある日本を愛している。
・好きな言葉は生殺し。主に大和に対して使う。
・草庵のような佇まいの家で、母と兄と妹の4人で暮らしている。
・元より少食ではあるが、小学生のときに読んだ、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』に感化されて以来、一合の玄米おにぎりに味噌をひとくちのせたものを主食とし、『少シノ野菜』はコンビニなどのサラダでまかなっている。とはいえ、肉も魚も食べる。
●性格
静寂を好む一匹狼。自分の力が必要か否かで物事を判断する傾向にある。大和ほどではないが饒舌なのは、自分の話を聞いた相手の反応で以て、関わりを持つべきかどうかを知るため。
薄情に思われることも多いが、一度協力すると決めた相手であれば支援は惜しまない。損得勘定のように判断するのは、友人が一人もいなかった頃に抱いていた、どうやって人と関わればよいかわからないという不安の現れ。
①対人傾向(10点満点。数字が大きいほど強い)
常に独りでいたい 5
常に人と居たい 5
違う考えの人とは相容れない 2
どんな人とも交流する 8
表面上の付き合いしかしたくない 6
人の人生に干渉したい 4
②行動傾向
唯一解を追求 0
複数解を許容 10
自分の行動を
人に教えてもらう 4
自分だけで決める 6
相容れない人は
教化する 6
排除する 4
他者に対して
指示されたい 3
指示したい 7
課題は
解決するまで諦めない 2
解決しなければ他の課題に取り組む 8
③思考傾向
悲観的 5
楽観的 5
理性で判断 6
感情で判断 4
現実主義 5
理想主義 5
まず第一に
計画を立てる 9
行動する 1
【メモ】
対人傾向としては比較的バランスが取れており、奥底に人と関わることへの不安はあるものの、社交性のあるタイプ。人の人生に干渉するよりは、一歩引いたところで俯瞰的に、関わり合う人たちの心の機微を観察したいと思っている。
行動傾向としては、人の考えは千差万別であることを理解し、自分の考えを押し付けるのではなく、話し合いを重ねてよりよい状況や関係性を築いていくタイプ。『他者に指示したい』が強めなのは、そのためにリーダーシップをとりたいという意味合い。
綿密に計画を立ててから動く慎重派。現実をしっかり見据えつつも、理想や夢を追い、叶えるための努力も惜しまない。
●精神的基盤
・宗教:神道
・思想および哲学:八百万の神(万物に神が宿る)、対話しなければ始まらない
●知識と技術
・知識……神道を始めとする他宗教での言い伝え
・技術……ペーシング(相手のペースやテンポに合わせて話し方を変えること)、見鬼(けんき。いわゆる霊視。視えるだけでなく、霊の声も捉えることができるほど強い)
【余談】
食欲を巡っても、男のバトル!?
男はたくさん食ってこそだろ!の大和に、満ち足りてなお求めるのは見苦しいと一蹴するエミル。「食の細い奴はすぐへばる、少食じゃろくな仕事できゃしねー」と常々エミルを意識した発言の大和。エミルのほうも「それだけよく召し上がっているのに、上背と脳には栄養が行ってないんですね」とお決まりの返しをするが、冴歌の依頼に同行した結果として(不覚にも)互いの仕事を目の当たりにするうちに、秘めた心の内では認め合えるように。
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