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【Seedラボ】フォレストラボ座学総集編が開催されました!

9月22日(金)に、三日市ラボでSeedラボ フォレストラボの第4回が行われました。

1~3回分の座学の総集編として「里山を“見る”力を手に入れる」と題して行われました。

まずは、日常の景色の一部でしかない「山」を、一歩踏み込んだ捉え方をするための知識についてお話しいただきました。
見た目では「どこにでもある普通の山」でも、“見る”力をもって山を見ることで、どのくらい管理されているのか、なぜそのような景色になっているのかを理解することができるようになります。
実際に写真を見ながら参加者で考えてみる時間もあり、参加者同士で意見を出し合いながら目を養っていきました。

次に、林業の課題と歴史についてお話しいただきました。
現状だけ見ると、管理不足や人手不足などの課題がありますが、そもそもなぜそのような課題を抱えるまでになったのか、林業の歴史を振り返ることで理由をひも解いていきました。

また、森林の多面的機能から、山林とのかかわり方や可能性についても考えました。
山林はそこにあるだけで8個の多面的機能をもたらします。ですが、現在は物質生産機能(木材、食料を生産する)にのみ重きが置かれている現状があります。そのため、これから従来の物質的な利用と共に、空間的な利用を進めていく必要があるなかで、「クリエイティブに里山を守る」ために何が必要なのかについてお話しいただきました。

これからは山林人口や山林とのかかわり方を拡張することが重要ということで、「これならできる!」「やりたい!」というアイディアが生まれてきた参加者の方と、ゼミの後も盛り上がった会となりました。

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