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良いオカリナの選び方① 最高音、最低音がきちんと出るか

まず、

① 最高音がきちんと出るか。

これはとにかく超絶大切な条件です。

とくにはじめて買うオカリナの場合、これは重要です。高い音がかすれてきちんと出ないものだと、吹いていて気持ち良くありません。そして違和感があっても「自分が下手だから」と考えてしまいやすく、 ただでさえ練習する気を保つのは難しいのに、さらにやる気が削がれしまいます。最高音がきちんと出ない楽器を買ってしまった方の場合、 オカリナに飽きてしまう、もしくは完全にやめてしまう可能性が高まります。

「初心者に」とよく勧められるオカリナに「アルトC管」というものがあります。他の楽器と合わせやすい、大きさがちょうど良い、などの理由です。しかし「アルトC管」は製作が難しい調で、れっきとした楽器店でも最高音の「ファ」がかすれたり、 全く出なかったりするものが平然と売られています。なのでオカリナをご購入の際は、一番上の音まで気持ちよく出るかどうか、なんどもよく確かめてみて下さい。楽器店に置いてあるピアノや、無料のピアノアプリ等を使って、正しい最高音を聞きながらそのオカリナを試奏してみて下さい。自分で確かめられない場合は、楽器店の人に吹いてもらうと良いかもしれません。

さらに、5分ほど吹いていると、ウインドウェイと呼ばれる個所に水が溜まって音が出なくなるものもあります。試奏は時間をかけてゆっくりやることをお勧めします。最低一曲は初めから終わりまで吹いてみると良いかと思います。

次に、

② 最低音も気持ちよく出るか。

C管で言えば、「ド」の下の「シ」「ラ」の音をよく確かめて見て下さい。 確かにオカリナは低い音ほど弱い息で吹かなければならないのは事実ですが、 どんなに弱く吹いても「シ♭」ぐらいまでしか出ないものがやはり平然と売られています。これじゃ、演奏にならんです。

上記の2点は、絶対に抑えておきたい重要なポイントです。


③ ネットで買う場合

基本的にネットでの購入はあまりオススメしません。

オカリナは個体差が激しい

からです。

たとえ同じメーカーの同じ調の同じ色のオカリナでも、個体によって全く違った特徴を持つ可能性があります。

確かに各オカリナの個体差が激しいメーカーと激しくないメーカーがありますが、焼き物という特性上全くないとは言い切れません。なので誰かから「このオカリナがオススメ!」という評判を聞いたとしても、それを注文してみたら自分の手元には全く納得できないものが届く、ということも生じ得ます。

プラスチックのオカリナは個体差がほとんど生じませんし、価格も安いのでネットで買うのに比較的適しているといえます。ですが陶器のオカリナをご購入の場合はぜひ楽器店に足を運び、試奏の上納得のいく一本をお求めになるようオススメします。

まとめ

① 最高音がきちんとでるか
② 最低音もきちんとでるか
③ できる限りネットでではなく楽器店で購入

この情報が皆様の良いオカリナ選びに役立つことを願っております。

次の記事 >「良いオカリナの選び方② 音程に狂いがないか

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オカリナ講師のジャスティン

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