影絵


小気味よい刹那の風に酔う
忘れたかったあの日を拐って欲しくて

力強くたゆたう波に惚ける
失って思い知ったあの日を壊したくて

繊細で特別で、ずっと紡いで行けると信じていた
明らかな確信を、どこか感じていた、いたんだ

ここに君がいなければ、意味なんて創り出せなくて
心ここに在らずの僕に、理由なんて絞り出せなくて
まだ後ろ向きでしか前に進めない僕をゆるしてほしい

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