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福祉目線での金融サービスへ期待したい!

こんにちは!
「福祉×お金の教育」のテーマで活動をしている、Ocalea+です🌼
子ども支援・若者支援、また児童養護施設や里親家庭など「社会的養護」分野で、お金のトラブルを防ぐ金融教育をしています。

様々な困難をかかえた方は、思っているより多くいる

発達障害のかたは約50万人が診断を受けていると推計されています。
虐待や貧困などが背景で社会的養護で暮らす子どもは4万人以上。
子どもの貧困は7人に1人。
精神障害のある方は30人に一人(日本に約400万人)

さまざまな困難や背景をかかえた人は、思っているよりも多くいて、大人になってからもその影響は色濃く残ることがあります。
その際に、お金のことで悩んでいる方が多くいます。

教育だけでは限界のある金融リテラシー

福祉分野でのお金の教育…と聞いた時に、教育だけでは限界があるというのは誰もが感じることだと思います。

発達障害などの特性や、過去の虐待経験や抑うつなどの当事者のかたがたの抱える心理的課題は金銭管理に大きく影響します。
一方、金融サービスは、キャッシュレスなどでますます複雑で、目にみえにくく。
詐欺や企業のグレー(?)なマーケティングも多い。

こうした背景から、衝動性や心のスキマを埋めたい気持ちに勝てずに、不適切な購買行動やトラブルに陥ってしまったりします。
施設退所時にもたされる支度金や貯蓄数十万円を一気に使ってしまったり、必需品よりも先にほしいモノにお金を使ってしまったりなどあります。

このような背景から、児童養護施設の職員さんが施設退所した若者の銀行口座を管理するなどもよくあることです。
アフターケア団体さんが、溜まった請求書の整理や、1週間ごとにお金を渡すなど、地道な対応をされていたりします。

福祉目線の金融サービスやFintechが増えたら…

そんな中で思うのが、「金融のサービスがもっと福祉目線で設計されたり、福祉×Fintechのサービスが増えたらいいのに」ということです。

たとえば、銀行口座だったら…もっと先取り貯蓄がしやすい、上限設定や金銭管理がしやすいといいなと思います。
みんなの銀行」は結構良さそうです!

家計簿アプリなら、もっと画面がシンプルで、かつ、現在の残高が分かりやすく、赤字などの警告もしてくれる。
おこづかい帳の感覚の使いやすさで、でもキャッシュレスやAmazonなどと連携できる機能があるといいですね。

発達障害の特性を理解した見やすさなどのUI、UXだととてもいいと思います。

また、自分だけでは管理に不安があっても、現在の仕組みでは、他人が口座管理することは、想定されていません。
施設が銀行口座を管理していますが、(その銀行の内規にもよりますが)かなりグレーとの見解を専門家などから聞いています。
ですが、様々な理由で、成年後見人とまではいかなくとも管理をサポートしたほうがいいというニーズは多くありそうです。
このあたりを解決できるサービスがあるととてもいいなと思います。

もし、金融サービスを提供している企業さまなどで、福祉分野のニーズや課題をお聞きになりたい場合は、お気軽にご連絡ください。
わたし自身、「福祉×金融」の橋渡しをしていきたいと思っておりますので、無料でお話させていただければと思います。
公式LINEでは、チャットで気軽に相談できます!
https://ocalea-plus.com/contact

ご希望するかたには、Zoomでお話しすることも可能です😊


■ご提供しているサービス

①無料のご相談:担当児童のこと、施設での日常での金融教育、ご自身の家計管理など、お気軽にご相談ください(30~1時間ほどのオンライン)
②お金の教育ラボ:様々な情報やツールを掲載中。詳細はこちらから 
③金融教育講座:オンラインでも対面でも可能。1回2万円ですが予算がとれない場合は無料でも可能です。オンラインで打ち合わせ後に講座内容をご提案します。詳細はこちら