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社会的養護出身者/ユースのお金の教育に対する声

こんにちは!
「福祉×お金の教育」のテーマで活動をしている、Ocalea+です🌼
児童養護施設や里親家庭など「社会的養護」の分野での、お金のトラブルを防ぐための活動をしています。 

『ユース』について

児童養護施設や里親家庭などの社会的養護から自立した若者(ユース)に対して、施設を出たら終わりとならないように、NPO団体が繋がりを作りつづける活動や居場所事業に取り組んでいたり、出身施設で定期的に集まる会を作っていたりします。(=アフターケア)

また、ユースのかたたち自身が当事者活動や支援活動を行っていることもあります。
当事者だからこそ、社会的養護をより良くしていきたいという想いを持っている人が多いです。

アフターケア団体の活動形態はさまざまですが、中にはライフスキル等の学びの時間を作っている団体もあります。
そのテーマとして、金融教育/金融リテラシーに関心を持ち始めるユースが増えているように思います。
背景としては、20-30代の中で金融教育やNISAなどが近年話題になっており、YoutubeやInstagramなどでも目にする機会が増えていることもがありそうです。

ユースによる金融リテラシーに対する考え

これまでユースのかたにヒアリングさせていただいたり、講座の中で話を聞いてきました。

当事者の方たちから
「このお金の教育講座は全施設で実施したほうがいい」
「施設にいる間にお金の教育をしておいてほしかった」
「里親家庭こそ、対応の差が激しいので、お金の教育を行政として取り入れてほしい」

こういった声を聞いてきました。

印象的な声としては「施設にいる時の自分だったら、お金の勉強なんて反発するだろうけど、それでもそんな機会があった方が良かった」という声です。

自立前後から不安を持っていたり、施設を出た後に苦労をしたり、またトラブルになっている友達を見てきたからの声です。

もちろん、一言でユースと言っても、様々な人がいます。
まだ若いうちで生活が何とかなっている場合はお金に対して楽観的で、勉強はハードル高いという人もいます。(20代としてはごく一般的な反応です。)

逆に、生活破綻に近い状況であれば、金融教育よりも「お金の給付がほしい」という状況だったり、メンドクサイことはできないというタイプもたくさんいると思います。

一律にお金の教育をしたほうがいいという訳ではなく、本人の状況やタイミングもありそうです。

ユース向けの講座について

このような背景から、アフターケア団体さんなどで、金融教育を提供させてもらっています。
2時間あれば、初心者さんが一通りお金の基本が学べます
もちろん一般的な金融リテラシーの考え方から、社会的養護の状況を考慮したコンテンツになっています。

受講した参加者からは、このような声をいただいています。
👩分かりやすくワークがあって楽しかったです。
🧑現実的にすぐに始められることを教えていただけてすぐに実践したいと思いました。
🧑シュミレーションを使ったり紙に書き起こすことでより明確に将来のことを考えることができてよかったです。


ただし、二時間で全ての不安がすっきりすることはなく、学びが定着するのも難しいです。
講座の後には、インスタグラムをフォローするだけで復習ができるフォローアッププログラムを実施しています。
https://www.instagram.com/money10_20s/
もちろん、フォローアップ講座や、個別相談の機会を設けることも可能です。

ご関心がある団体さまはお気軽にお声がけください。 https://ocalea-plus.com/contact

講座のイメージはこちらから👇
講座プレゼン【自立後向け】掲載用.pdf - Google ドライブ

ワークブックはこちら👇
ワークブック【自立後向け】掲載用.pdf - Google ドライブ


■ご提供しているサービス

①無料のご相談:担当児童のこと、施設での日常での金融教育、ご自身の家計管理など、お気軽にご相談ください(30~1時間ほどのオンライン)
②お金の教育ラボ:様々な情報やツールを掲載中。詳細はこちらから 
③金融教育講座:オンラインでも対面でも可能。1回2万円ですが予算がとれない場合は無料でも可能です。オンラインで打ち合わせ後に講座内容をご提案します。詳細はこちら