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アルコール依存症と向き合うこと。

今日は夫(元だけど、面倒だからもうこれで)の2回目の通院日だった。
本人よりも、私のが根をあげそうな1か月だった。

父の日に娘たちが夕食を作って招待してあげたのだけど、
その翌日、習い事の送迎を頼んでいて、家に現れた時は泥酔状態。
その後瓶を確認したけど、朝から6本以上は呑んでいるようだった。

その翌々日には、友達を家に招待してワインを3-4本開け、大麻も吸っているようだった。それも後から確認すると、呼んだのは夫婦2人。
それでこの酒量?と思うほどの空き瓶だった。
その翌日はお決まりの午後まで二日酔いで、子どもが来る予定の家に
吸引パイプや宴会後の片づけもできずそのまま。

精神的に落ち込んで酒に手を出してしまうことがあるんだと思っていたから
だいぶ態度は気を付けていたのだけど、
優しくされても、満足できていても、変わらず時間があれば呑んでしまう、
それが病気なんだと初めて知った。

今思えば、離婚する前から仕事に行っているふりをして、職場でも飲酒していたんだと思う。
夫はビール工場をやっているのだが、工場は1人で他に人はいないから
家じゃない職場に朝から晩までよくこもっていた。
ずっと工場にいるのに、どうして仕事が進まないのか、毎月生活費が不足しているのか、全然理解できなかった。
私が仕事に出るタイミングで帰宅して、あっという間に寝てるってことがよくあったから、多分仕事場でも呑んでたんだろうなと今更気づいた。

そう思うと、思っていたよりもだいぶ前から進行していたんだと気づき
今の末期症状?に近い行動もなんとなく理解できるようになった。
かなり厳しい現実だと、ショックだった。

そんな中で2回目の診察。
本人は医師の前で「4回節酒を守れなかったですが、惰性で呑むこともなくなり調子が良いです。」と堂々と答えていた。
私は、本人に辞める気がないのに通院を続ける意味があるのか、思わず聞いてしまった。
医師は、「どんな偉人でも節酒を成功した人はいないんです。それだけ難しいことだから。通院していくうちに、それに気づくことが必要だよね。」
と言った。
自分の目標設定がだいぶ高いところにあったことに気づく。
そんな事気づくために、何年もの通院が必要と言われているんだ。。。
なんか、すごい勘違いしていた。。。

本人は「仕事も酒造りだし、自分が断酒するつもりないです。5年後に今のビジネスを人に委ねて、他の事業を始められるようになるまでは呑まないといけなですし。」
私は「そこまで身体がもつのかと思います。」
医師「もたないだろうね。言葉で理解できないのが発達障害の部分だから、それは難しいんだよね。また1か月後来てください。」

本人は、私に色々チェックされることがストレスだと医師に訴えたが、
「呑んでいる限り疑われ続けるのは仕方がない。そういうものだから。」と言われて落ち込んでいた。
自分の中では正論だと思っていたのかな。。
前回よりも更に処方量も増えたことに、帰りはほとんど口をきかず。
一緒に帰るのが嫌になったようで、理由をつけて途中で解散した。
その後のLINEでも、信用してもらえない人間と会うのは精神衛生上よくないからと距離をおく宣言された。(離婚してるのだけど。。)

本人の問題だから仕方ない。
ゴールがどこなのか、この先にどんな未来があるのか、全くわからない。
ただ、子どもたちの事を考えると、早い時期に悲しい最期を迎えることは避けたい。と私は思う。

離婚してからでないと、こうやって向き合う事はできなかった。そこだけは今、本当に良かったと思っている。





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