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エイチのバケツリレー。


エイチという言葉、どんなことを

想像しますか?

日本語では英知や叡智の結晶など。

アルファベットのHもありますね。


こっから強引に繋げていくんですが、

これがワタクシなりのエイチです(笑)


「英知」

英のほうは、なんとなく知識やスキルを

集めてできる感じがしているけど、

ちょっと平面的なニュアンス。


「叡智」

叡のほうは、なんとなく意味のとおりの

深く考えた、もうちょっと先の感覚で、

ドリップしたようなコクのある、

立体的な感覚がないだろうか?


知もそうですね、知だと知識、スキル感。

智だと、もっと奥深い感じがしますね。


現代の私たちは、どちらかというと

叡智じゃなくて、英知な感じがします。


なんとなく簡単に済まそうとする、

簡単に済まさせてくれないか?って感じが

内なる心で強くなってきている。


便利になるということは、

簡単に煩わしく無く、済まそうとする意識を

私たちに根付かせてしまうのではないかと。


簡単に済ますのが当たり前になると、

どうやら私たちは過程を評価しなくなる。

過程を見なくなる傾向がある。


現代人はこれまでの人類の叡智を、

過程を忘れ、英知として利用しているだけ。

あまり深く考える時間が無くなっている。


時間があるとアレコレと

考えて「しまう」でしょ?

古くはそうやって考える時間が

膨大にあったんです。


ということは、現代は考える時間を

奪っているとも言えるでしょ?


時間をかけて考えると

たどり着けるところを特急列車で

飛ばしてしまっている。


次、次。そして次と。

テンポよく、効率よくを良しとする。

現代の加速つきすぎ生活、人生そのもの。


作業そのものとしては進むんですけど、

なんか上っ面感が強くなって、

見栄えするけど、中身が薄い感じが出る。


時間をかけると単に作業者であっても、

そこに至るまでの過程や、背景を想像する。


あの人たちが、あの行為が・・・

その積み重ねがあって

いまがあるんだなという、

気づきが熟成して生まれてくる。


そういうことを頭に入れて考えると

私たちは早く、速くやろうとして、

途中でボトボトっと、道すがらに

落としても拾わず、振り向きもせず

駆け続けてきている気がしません?


たぶん、大事なモノを落としている。

速すぎて焦点が合わないかもしれない。

スローダウンすると見えるのかもしれない。


もう少しゆっくり時間をかけて運んだり、

丁寧に扱って、ゆっくりと駆けていれば、

見えるし、落とさないのではないかと。


他人が一生懸命やったことに

有り難みを感じなくなり、

次の事ばかり考えてしまう。


その、次の事といっても

自分事の「次」なんです。

自分の案件中心にしか考えていない。


バケツリレーでバケツを次に渡す事

ばかりに、夢中になりすぎている。


中身をボッタボタとぶちまけながら

とにかくリレーすることだけ、

リレーの競争に勝つことだけしか、

考えていないような感じしませんか?(笑)


お笑いのコントなんかでよく見る光景。

笑いどころですよね。

私たち、笑われてしまうことを

しているんじゃないか?

スゲーこじつけ(笑)


でも想像してみると、あらゆる出来事に

「なくはないな」って思えてくるから

不思議ですよね。


急げ、急げ!って。

ハリーアップ、ハリーアップ!

hurry upってほら、アルファベットのHも。

たぶん探せばもっとあるでしょう(笑)


喫緊の課題だなんて言いながら、

大事なことをボッタボタ落としながら

大事なことをkicking(キッキング)

蹴っ飛ばしたりして(笑)


あらら、落語っぽいオチ(笑)

おあとがよろしいようで。

落ちるか~!!(粗品風のツッコミで)













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