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負けると勝ちたくなるのはなぜだろう?


人間は、何かで負けると

何かで、勝ちたくなる。


何かで勝って、自分を補う。

埋め合わせするかのよう。


勝つということは

誰かに勝つだけでもない。


何かを、何かで満たして

自分を負けの状態から

すくい上げることもそう。


それで勝ちとしたくなる。

どうにもならないことも

たくさんあるのだが。


それでもなんとかしたい。

自分だけは。自分だけでも。


心の底では願う。

恥じる事はない感情。


負けを埋めるために

何かの勝ちでチャラにと

補おうとする気持ち。


姿かたちを変えて日常に潜む。

アレもコレも実はそうだ

自認できるレベルで存在。


いわゆる勝ち組、負け組。

関係なく、共通してる。


誰でも人間、同じだろう。

勝っていても、負けていても。

同じことだ。


次にまた

勝ったらうれしい。

負けたらくやしい。


自分の内にモヤモヤを溜める

なんか気持ち悪いから

外に出してしまいたい。


うまく出せないとストレス。

発散できないから

何かをあてがう。

どこかに吐き出し続ける。


ネット上の誹謗中傷の

根っこにあるもの。

こんな感情の突然変異。


自分では存在に気づかぬ。

でも根っこには人間

誰しも抱えている。


勝ってると、どこかで人は

負けている人に対して優越感。


決して口にしないが。

そう、決して。


しかし態度や雰囲気に出る。

もう止めようがない。


相手が見せる優越感

悲観的な感情を高めて

劣等感を自ら植え付ける。


うまくいってる人に

無性に腹が立つ。

そんな自分に自己嫌悪

からの、ストレスで自爆。


だからこの悪循環を

発散するように

何かをあてがい

負けを逃がす。


勝ってる人は優位性を保つ。

自分のポジションキープ。

相手には「させないチカラ」


うまくいかない日常

居心地の悪さを囲い続ける。

みんな、うまくいってない。


何かで誰かを負かせようと

あてがって、溜飲を下げる。


この感情の複雑さ。

それしかできない人間の

歯がゆさ。


どうにかしたくても

自分では打開できない。


足を取られる

得体の知れない何か。


いつのまにかできていた沼

引きずり込まれていく。


引きずり込まれていく感覚

あきらめと無常観で支配され。


薄っすら笑みを浮かべる。

争う意欲を失ってしまう。


いまの社会はこんな状態。


国や行政はその底辺の人間の

理解していないと見るのは

たぶんもう、違うんだと思う。


理解していても、結局は

どうしようもできないから。


対策を立てて応対することが

「本当は間違い」なのだから。


この件、必ず成功する

対策などない。


対策を立てないで

本人に対して向き合う。

実は、一番効果がある。


話を聴く、話す。

そこから。


そのステップまでの距離が

時代背景や遠慮もあり

遠くなってしまった気がする。


相手に合わせるのは

ホントにこちらからだけ?


負の連鎖の無限ループ

絶望した人間は

行き場のなくなった感情を

誹謗中傷という手段で

自分の外に逃がす。


やりたかったこと。

うまくいかなかったこと。


後悔の念は

思い返す回数と年数に

比例して肥大化。


やり直しが効かない

結果的に失敗して

うまくいかない人は

必ず出る


消えて無くなる

ことはない。


人口が多くなればなるほど

その数は増え続けていくだけだ。


私たちに必要なのは何だろう?











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