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#7 地域おこし協力隊になりました

久しぶりに元旦那さんと密なやり取りを。長女の誕生日のお祝いの話や、お互いの仕事の情報交換など。うちは非常に稀なケースで元旦那との関係は良好。離婚後すぐに彼は再婚したが、奥さんも含め家族全員で仲が良い。初めは奥さん?ん?それ、わたしじゃなかったっけ?と若干の違和感があったものの、ひとたび会ったら一変した。一目惚れしたのだ、ほんとうに。だから彼らが夫婦仲良くいることが嬉しいし、盆暮れ正月、二人の娘たちをとにかく海外へ、国内へと旅行に連れ出してくれる。

そんなとき、わたしは一人で飛行機の格安チケットを買って僻地に旅へ出る。スリランカにアーユルヴェーダしに行ったり、イギリスのグラストンベリーに行ったり。コロナが始まる直前、チベット旅行を予約していた。武漢の騒動も始まってはいたのだろう、不穏な空気が流れ始めていた。一人で南米へ行く女なのだが、この時ばかりは胸騒ぎがおさまらず、初めてチベット行きを断念した。

あれから丸二年。

わたしは儲け主義のコンサルでいること自体に嫌気がさし、村に入ったが、彼も恵比寿という大都会で子ども食堂をやり始め、その活動を拡大させたい、職業替えしたいということだった。時代は奉仕。愛だよね、愛と確認し合う。いつだってタイミングだけはお揃いなのだ。

日増しに少しずつではあるが、寒さが緩んでいる。朝夕の通勤の車窓から眺める山並みも刻一刻と顔つきを変える。地方に住む醍醐味はこの季節の変わり目。動物も植物も春を待ち望み、まさに爆発するかの如く、芽吹く。

春、もうすぐそこまできています。

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