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価値観覆された話と作品感想と年末の挨拶

前回の記事の続きみたいなものです。
タイトルが何も浮かばなかったので具体的な内容を表したものになった。そういう日もある。

そもそもは、11月末から12月半ばまで見たドラマの感想話を書いておきたいな〜と思ったのが始まり。
冒険心で、BLドラマという概念の作品を何作か観ました。元々そういうジャンルを漫画やアニメで嗜む人類なので、そこまで抵抗を覚えず、楽しむことが出来た。こういう時、色んなジャンル見れる人間で良かったなと思う。
「きのう何食べた?」や「チェリまほ」や「おっさんずラブ」などをめちゃくちゃに楽しんで観た過去があるので、(そういう作品に新しく出会いたいな〜)の気持ちから見始めたのもある。

BL関係なく、ヒューマンドラマが昔からものすごく好きで、「主人公が藻掻きながら幸せを掴む」みたいな話にめっぽう弱い。渇きのある人間が満たされていく様を観測できる作品にどうしても惹かれる。
ある種、擬似的に自分も体感させてもらっている感覚になって救われるから好きなのかもしれない。
つまり、何をいいたいかと言うと、当時の私は「ハートフルストーリー的な優しい話を猛烈に観たかった」、のである。

そして、その最中で前回の記事に書いたようなライブ鑑賞会が数回行われ、12/1に観たライブ映像で私は急に沼に落ちた。さらには数日後、セルフでトドメを刺してしまい、抑えきれない感情を吐き出すために記事を書くにまで至った。人生覆されてしまったのである。

実は前回の記事もその1つだったりする。
本当は続けて日を開けず書きなぐりたかったが、(こんな記事書く自分ハズいな……)で冷静になってしまい、熟成期間を設けてしまった。
でも、書かない選択はどうしても取れず、心にわだかまりがあり続けるので、一気に書いてしまおうと思う。
年末だし、心も掃除してスッキリしたほうが良いだろうし、という理由を増やしていって正当化させることにした。

そうだ。
どうせ私のことだから年末の挨拶も書き損なうだろうし、ついでに年末の挨拶もしてしまおう。

というわけで、またもやとんでもなく長い記事になるので、気が向いたら読んでほしい。
まず、今回も前置きが長い。いつも通りである。

今回は見た日の日付はないです。シンプルに忘れたというのもあるし、遡って調べるのもめんどくさいので。感想書けてたらそれでいいし。
文章量に差があるのは目をつぶってほしい。本当にどれもいいドラマだったんだよ! 

あ! ネタバレは普通にするよ!


消えた初恋

この作品、実は放映当時も毎週毎週見逃し配信を追っかけるほど熱心に見ていた。
ジャニーズ(今は名前が変わったが覚えていないのでこの記事ではこのまま表記させてもらう)が所謂BLドラマというものを!?と当初とんでもなく驚いた記憶がある。
しかも登場人物全員顔がいい。正直、画面をぼんやり眺めてるだけでも視力回復してもおかしくないぐらい顔面偏差値が高い。男子も女子もみんなかっこかわいい。最高。

話自体は終始優しい世界だった。嫌な感情になることがない(個人差があります)。主人公の青木が同性である井田を好きになっても、誰も青木を否定しない。井田も否定されない。普通の恋愛と同じく扱って話してくれる。
途中で「同性愛に抵抗を覚える」存在も出てくるけど、その問題の解決の仕方も温かみがあって、なんか、本当に全部いい話だった。
そして、そういうイメージが放映当時からずっと強く根付いていたから、数年後の今、Netflixで配信しているのに気づいた途端、(あ、見よう)と思ったのだ。
何回見返してもいい。本当に。淡いアオハルを感じられる。めちゃくちゃいい。青木も井田もいい人過ぎる。

個人的には井田のような心の広い人間なりたいとめちゃくちゃ思った。
でも近くに井田みたいな人間がいてほしい気持ちもわかる。まあ、井田って最初のうちはある意味誤解を招くタイプなので、私の場合は己自身とのネガティブとの戦いにはなるんですが、そうなると。青木に近しい感覚になるかもしれない。

井田がドラマの終盤に青木がいい反応するから、ついついからかうシーン、最終的に青木が本気でブチギレるみたいなところがあるんだけど、あのシーンいい表現だったなあ。
作中通して青木の内面を見ていることの多い視聴者を、ここでは井田目線にしてたのがすごく良かった。
井田と同じく視聴者の私も、青木のいい反応に対して恐らく井田とほぼ同じ感情を抱いていたから、急に怒り出す青木見てびっくりした。

びっくりしたのちに、(あ、もしかして井田から見た青木ってこういう感じなのか)を感じ取れてすごく良かった。
さらにそこからの井田の考え方がまた良くて。尊いってやつになるのよ……。
ドラマも佳境に入ってきていて、この頃にはもう井田の内面を見ていても、「青木がその時なにを考えてるか」がなんとなく視聴者である私は予想できるようになっているから、この青木のブチギレの理由も考えつく、まで出来るのがいいなあってすごく思った。急に怒ったのはびっくりしたけど。でもそこもまた青木らしいよね。幸せであれ、二人。

そして、私は、先程書いた「同性愛に抵抗を覚える」存在が出てきた時の青木たちのやり取りがずっと心に沁みている。

一方的に有効的な関係性をぶち切って来た先生?に対して「まあ、仕方ないことか。あんまり気にしないでいよう。大した事ないし」みたいなスタンスに落ち着こうとした青木に「大した事だよ」って伝えてくれる井田、本当にいい人過ぎる。
見てるこっちがちょっと泣いた。
井田だけじゃなくてその場にいた橋下ちゃんとあっくんまで「許せない!」って怒ってくれたのも相まって優しい世界すぎて泣いた。

たぶん、そうやって受け止めてくれる人間が近くにいることの羨ましさも綯い交ぜになって限界突破して泣いたのかもしれない。

その悩みの根本に対して段々腹が立ってきてる井田もすごく良かった。
自分と同じぐらい怒ってくれたり悲しんでくれたり励ましてくれたりする存在って本当に大きいものだなと感じる。

別に私自身が完全に孤独というわけでもないし、むしろ人に恵まれてる方だと思っているけど、でも、誰かの一番にはなれない。私も誰かを一番にできない。そういう意味ではいないなと思って。
尚の事、響いてしまった。井田の言葉が。
井田は青木を大事に想っているから「大した事だよ」ってハッキリ言ってくれたんだよな。沁みる。

そして、ここで私は井田役をしている目黒蓮さんの髪型を可愛い(髪の毛が耳にかからないように短く切っている耳周りが可愛いというニッチな癖を自覚させられて戸惑った)と思い始めていることに気づき、予兆を感じながら一旦目をつぶった。


オールドファッションカップケーキ

好奇心でなんとなく観たらめちゃくちゃ脳が破壊されたドラマ。
リアルに頭抱えた、深夜に。
良すぎた。
どんどん愛着が湧いていって最後には尊いで爆発してしまった。
あと、外川のポテンシャルの高さと野末さんの人を魅了させる力がえぐい。なんなんだこの二人。

独りぼっちがさみしい気持ちがどんどんわかる感覚があるから、余計にこのドラマが刺さりすぎた、はめちゃくちゃある。

全体的に100%全てを描写というより80%ぐらいを明確に描写みたいな感じで作られていて、観終わった後、布団の中に入って反芻してる間に20%のあれやこれやに時差で気づく羽目になり、そこでまた脳が破壊された。
なんなんだこのドラマ。
原作漫画もあるので、近いうちに読みたい。

まじで言葉には表しきれないから抵抗ない人は一回見てみてほしい。わけわかんなくなっちゃったもん。

渇きに覚えがあって、独りぼっちの寂しさがわかるようになってきた人間ほど刺さるこのドラマ。
役者さんの空気感もいいんだよね……。
どんどん好きになる……。
外川も野末さんも人を虜にして情緒めちゃくちゃにさせる天才だろ、こんなんもう。
そして甘いものが食べたくなる。
いいドラマでした。


永遠の昨日

話のあらすじがだいぶわけわかんなくて、これまた好奇心で観たら大号泣する羽目になったドラマ。
マジで信じられないぐらい泣いた。

この作品はね、「お互いにとっての一番って奇跡」なんですよ。
これが本当に沁みすぎる。

最後の最後に浩一の独白ででっかい爆弾投げつけられてめちゃくちゃに泣いちゃった。あそこが最大級のピークだったかもしれない。
話数の把握間違えてて、あと1話あるのにめちゃくちゃ風呂敷畳むなって思ったら最終回でおいてかれた感覚もあったから余計かもしれない。
でもなにより最後の浩一の独白が一番効いた。それ、満は下手したら一生知らないままなんじゃないですか?って、思えば思うほど涙が止まらず……。
山田一家(浩一の家)と交流をずっと続けていたら、いづれ知ることになったかもしれないけど、その時、もう浩一が隣りにいない満は一体どんな気持ちでそれを受け止めるんですかって思うともう駄目ですよ。
満のことだからそれでも前を向くんだろうけどさ。
結末がつらすぎてしばらく脳内でHAPPY世界妄想してたぐらいダメージを深く負った。

そのまま辛い気持ちでレビューとか見てたら小説読んだらよりわかるという文面を見て衝動的に電子書籍を買って読んだ。また号泣した。無理。

実はこの作品2002年のものらしい。
文庫化するにあたって、現代の描写を追加させてるみたいで、終わりはコロナ禍の最中の描写があった。違和感なく追加されててびっくりしたし、その描写にまた泣いた。
花びらが口に当たるところまじでめちゃくちゃ泣いた。無理。
ドラマほど泣かなかったのは確かだけど、知らない事実を追加で知らされた部分があり、その部分でまた新たに号泣した。

満は愛に飢えた世界で生きてたんだなと思ってたけど、浩一もまた愛に飢えた世界で生きてたんだな、孤独だったんだなって感じ取れる独白しんどすぎる。個人的に満より浩一の方がもっと苦しかったんじゃないかと思えてしまって辛い。
なんで死んでしまうんだ。辛いよ。満のそばにいてくれよ……。



目黒蓮 

あの……、個人名で書いてあるのが大変失礼になってしまう感じで申し訳ないんですが、私はこの人に価値観を覆されてしまったので、その話を書きたいと思います。言い方を選ばずに言うと、私にとっての特異点なんだ。

最初は友人たちとの鑑賞会で見せられたライブ映像の素晴らしさに感服してSnow Manが気になってきたというところから始まってたんだけど、元々昔から私は目黒蓮さんの顔が好きで……(面食い)。
ジュニアからデビュー間際のあのあたりから実は視認してたんだよね……。
あまりにも風貌が綺麗すぎるので、生ける芸術作品を見る感覚に近しい気持ちで、見かければ「今日も素晴らしいな」と眺める、みたいなのを数年していた。いわばまあ元からそのハマる才は持ってたんだよな、ハハハ。

12/1の鑑賞会のあの日。
Labo円盤で、HYPNOSISのMVで、今までの蓄積が爆発したかのように、急激に沼に落ちた。
なんかもう全部が良すぎた。
SecretTouchのライブシーンの、スポットライト当たりながら観客?の方に向かって手を伸ばすあのカメラワークの良さ。
HYPNOSISのMVの曲タイトル通りの催眠状態の最中にいるような世界観。

見終わってからあまりにも心に沁みすぎて、良すぎて、時間が経てば経つほど、どんどん感情がデカくなり、気がついたら沼にいた。
そこまでは単にSnow Manにハマっただけのオタクで話が終わっていたんですけど、YouTubeのおすすめにあった亀梨くんと目黒蓮さんのコラボ動画を見たことにより、私はそれだけじゃ済まないクソデカ感情を抱くようになってしまった。
単純に二人で仲良く御飯作って食べるだけの動画だと思って観たのに、二人の仕事に対する姿勢だとか、交流だとか色んな話を聞いていたら、胸に来るものがありすぎて、見終わってから寝ようとしても目が冴えて全然眠れなかった。とんでもない動画たちだった。

中でも、目黒蓮さんの「正解になるように頑張る」って言葉がすごい響いてしまって。

だけど、実はこの言葉に出会ったの2回目だったりする。この記事を書くにあたって、おもむろに自分の過去ツイートを振り返っていた時に見つけた。数か月前にまだTwitterしていた頃、誰かが言っていたのをリツイートしていた。でも、その時はここまでの衝撃を伴っていなかった。思えば、ちゃんと言葉の真相を分かっていなかったのかもしれない。だって、見返すまで忘れていたんだから。
だけど、今回の動画たちを見た時に、急にその言葉が実感を伴って心に浸透した。
自分の中で分からなかったことを全部理解できたような感覚になった。
稲妻が走るってたぶんこういうことなんだろうな。そんな衝撃だった。

たぶんだけど、単純にこの言葉だけで気づいたわけじゃなくて、きっと今まで色んなものや人から聞いてきた、様々な言葉や想いの蓄積があったからこそだと思う。
それがあったから、目黒蓮さんの発言を聞いて最終的に1つの答えを見つけることが出来た。
長年悩んでたことを晴らしてくれたような感覚さえあった。

「どう生きるか」って人類みんな一生の課題じゃないですか。今年なんてジブリのタイトルにもなってるし。
もちろん、例に漏れず、私も自分の生き方にめちゃくちゃ悩んでいて。
物心ついたときからずっと悩みに悩んでいました。まあ、今もだけど。

そもそもの話。
こういう答えってやっぱり見つからないじゃないですか。そもそも1つじゃないし。
人がいるだけ答えがあるとも思うから。
なので、今回はその1つを教えてもらえたような気持ちがしたんですよね。
私もそれだ!って思った。
「正解だったと思えるように生きる」っての。

「正解にしちゃえばいい」って、考えに行き着くの全然簡単ではないから、純粋に感動してしまった。一体どれだけ、このことを考えたのかなと思った。だからこそ、感情が乗っていて、あの発言が胸に響いたのかもしれない。(もちろんそもそもの肯定フィルターがあるからこそなのかもしれないという話は否定できないけど)

同時に、「こうやって真剣に物事に向き合ってやってくれることほどの幸福はないんじゃないか」と猛烈に思った。
これは作り手側に寄った考えみたいなもの(何もしていないので烏滸がましい感覚なんですが)だけど、もし自分が何かを作って、誰かがこうして真剣に向き合ってやってくれるかもしれないと想定した時、本気で「これほどの幸福はないのでは?」と。
私の幸福の1つとしてこれもあるのかもしれない。これを経たことにより、前回の記事の話の通り、「やれるだけのことを本気でやってみよう」とすんなり思えるようになり、過去の自分も思い出した。

そうしたら、なんとまあ、気分の晴れやかなこと。
びっくりするぐらい晴れやかになった。
「何が間違いで何が正解って分からないなら、自分のやりたいことを全部正解にしちゃえばいい」って、マジで私の中での価値観を根底から覆した。
これは最新曲のDangerholicとかトリリオンゲームにも通ずるものがあるなと思う。
思ったから余計これらが特別なものになった。(感想とかはもう少しスクロールしたら読めるよ)

なんか、本当、すごいよ目黒蓮さんって。パッションで生きてるわ。
亀梨くんありがとう。動画作ってくれて……。二人、一生いいことまみれでいてほしい。

すごいよって思った話といえば、先日たまたま見かけた雑誌の記事の話でも私は大変頭を抱えました。
個人個人にファン名をつけるなら?のテーマに対して目黒蓮さんは「人」と答えたらしく、初見(なんで?)と笑っていたのに、理由見ていたら真顔になり、最後には手で顔を覆いました。まじでそういうとこやぞ。
「支え合って生きたい」とか「人それぞれが人として幸せな人生歩んでほしい」とか「ちゃんと幸せだなって思える人生であってほしい」とか言っていたらしく、本当に、頭をね、抱えたよ。

私もね、結構、人に対して「幸あれ」って願う質でね(noteの記事を読んでる人ならなんとなくわかるかもしれない)。
その自分が思ってる熱量ぐらいのものをこの言葉の羅列から感じて、しかもそれをぶつけられているのかと思ったら、もう、ね。
人間性をぶつけられて瀕死になりましたよ。
なんなのこの人。

アイドルって大抵、「俺がお前を幸せにするぜ!ついてこい!」とかのイメージなのに、そうじゃないのがあまりにも……あまりにも……。
人を人として見ていて、そっと支えてくるように見せて、意外とめちゃくちゃ支えてきますよね、目黒蓮さん。
少なくとも私は急に強い力で背中を押される感覚があり、理解が一瞬追いつかず、こちらまで読込中になり、理解した途端手で顔を覆い、(まじでそういうとこやぞ)の繰り返しになる。
「俺達それぞれ頑張って生きていこうな」って線引しておいて、その生き様でめちゃくちゃに支えてくるイメージがついてしまった。
そりゃもう、好かれる理由もわかっちゃうぜ……。
思ったより涙ぐむことも多いようなイメージもついた。悔しくて泣いたり、感化されて泣いたりしちゃうタイプなのかもしれない。
情に厚いものな。

それから数日後、初めて見たそれスノでいわゆる「わからせ」(語弊のある表現。オタクの悪い癖です)みたいなのをさらに喰らった。
ダンス対決回を見た私は、真面目な姿勢にこれまた追い討ちをかけられたのである。
もうどんどん八方塞がりになる。崖の淵に指だけで耐えてたのにここから完全に落ちちゃったからね、もう。
ラウールの仇を取るために本気出すという動機、どこの仇を……?となって面白かったけど、本当に全うして完コピをこなしちゃうもんだから、頭痛くなっちゃった。最後にはMVPまで取ってしまうし。
もうお手本見せられてるときからマジな顔してたから、(あ、本気でやるんだ。やるんだな!今!ここで!※突然のベルトルトやめろ)みたいな気持ちになったので、見届け終わった後「こういうところなんだよな〜〜」とか誰目線かもわからないテンションの感想をリアルに溢してしまった。
普通に楽しんでバラエティ番組見始めたはずなのに、「こういうところでもガチでやる人間性」を見せつけられ、なんで沼ってしまったのかを再確認させられてしまった。審査員の人のコメントにもぐっと来てしまい、打ちのめされた。
「これがラウールの仇を取る漢目黒蓮ですか」って見てただけだったのに……。
またYouTubeで受けた衝撃の決定打を再度喰らってしまった。本当に何なんだこの人は。
これを見てから数週間は経ってるけど、未だに噛み締めてしまう。
何でも本気でやって、一生懸命ひたむき、一点集中、そしてやり遂げる、己のベストを叩きつけるってのがね。本当に沁みる。
私も負けてられない、になった。
(ちなみに公開終了するまでにこのダンス対決回の目黒蓮さんのターンを何回か見直した)

YouTubeでも言ってたけど、「一つのことしかできない」ってのは欠点ではなく最早才能なんだろうなと思う。
一点集中のレベルがたぶん一般の人よりずば抜けて高いのでは?
あと、感情が強い。
言い換えれば、パッションが強い。
パッションでザリガニ釣り出来るんだから(気持ちはわからなくもない)、パッションが強いの何者でもないよ。才能ですこれは。
さらには歌もパッションだから、私自身がそういう人の感情を受信しすぎる傾向があり、すごい響きすぎるのかもしれない。
言外から伝わるパッションがすごいのよ。

物事を時折、普通の人以上に重く受け止めて本気でやろうとする姿勢とか、人や物の程度によれば「もっと肩の力抜いてやればいいじゃん」とか「そこまでする必要ないじゃん」とか思う人も、もしかしたらいるかもしれないけど、そこが良さなんだと思った。
見ようによれば、ゴーイングマイウェイに見えなくはないけど、ただただ、ひたむきなんだな……と思う。そこがいい。私もその重く受け止めすぎる側に片足突っ込んでるから、ちょっと分かる部分もあり、逆に外野の言うことも予測できる部分もあり………。
でも、そういう真っ直ぐさを純粋に尊敬して、親近感も湧いている。困ります。
この真っ直ぐさが自然と物事の最適解を引いている感じもします。
すごいのよ、本当に。

トリリオンゲーム

この流れで観たくなって見た。
このドラマ、私にとっての「人生讃歌」かもしれない。
少なくとも主題歌の「Dangerholic」という曲は、私の「人生讃歌」だ。
Snow Manにハマりはじめた頃、最近の曲ってなんだ?って調べたら出てきたのがこの「Dangerholic」、通称デンホリ(以下デンホリと書く)。
最初聴いた時は、「テンションぶち上がるいい曲だな〜」だけだったのだけど、これがなんとまあ、ボディブローのようにどんどん効いてくる。気がつけば、この曲にめちゃくちゃ背中を押されているような状態になった。YouTubeにあるダンプラとMVを何回も見ている始末。
シングルCDも3形態分全部買った。
この曲をきっかけにして、一気に世界が開けたから、本当に今出会うべくして出会ったんだと思う。

やっぱ自分が楽しくなきゃな!

そんな当たり前を、骨の髄まで、身を持って、感じた。
最近は、気分が落ち込んだらデンホリを聴いて、心にガソリンを補給してる。
あと、ドラマを見てからダンプラとかMVとか見返すと、ハルが目黒蓮さんからにじみ出すぎていて、デンホリもっと好きになってしまった。トリリオンゲームみを感じて。意図的に出している分以上に出てるよ、ハルが。

で、トリリオンゲームに話は戻るんだけど、このドラマ、目黒蓮さんの全力ヲタ芸(たぶんまじで全力でやったんだろうなと思う)や、ホスト姿など見れたのもかなり大きかった。恐ろしいね、何でも似合うよ。なんなんだこの人、本当に。目黒蓮さんでありながら目黒蓮さんじゃないのがすごいなって思う。演技がうますぎ。

ハルって人間関係の距離感の取り方が本当に引くほどうまいと思う。
うますぎて引く。そして容赦がない。情もない(これはガクたち以外に対してという話)。
ハルとガクの友だちになったらめちゃくちゃ楽しいだろうなとも思う。心労やばそうだけど。
ハルのやることなすことめちゃくちゃすぎるから。あんまりにもめちゃくちゃで笑い止まらなかった。ハッタリをさも正しいように言う嘘つく能力の高さにも笑う。躊躇なく悪いことするのにも笑う。なんつー人間だよ、本当。

でも、基本は顔色相手に悟らせないように振る舞うハルでも明らかにムカつくこともあったり、ガクに対して純粋(と私は思ったが真相はハルにしかわからん)な友情抱いてたりと、普通の1人の人間らしさも持ち合わせているのがまたいいなと思った。
それを演じきってた目黒蓮さんの力よなまじで。すげーよ。

終盤、暗黒面に堕ちたように見せかけてるハル、ものすごい悪いやつオーラ出てて、スーツの色味もThe・悪って感じになってたの、ありきたりではあるのかもしれないけど、それも良かったな。
スーツから感じる心情があったのが良かった。そして何のスーツ着ても死ぬほど似合う目黒蓮さん恐ろしいね。全身黒寄りスーツ姿、あまりにも似合う。そしてあまりにも敵に回したらいけない風貌過ぎる。(いつものハル【と認識している】の時を見せるようになってからは黒シャツから白シャツになったり、最終回の佳境に至っては最初の頃着ていた青寄りのスーツ着てたりとか、そういう服装の変化がよかった)

あと、雰囲気がそうさせるのか、それとも服装と外見が少し変わってるからそう思うのかわからないけど、話数を重ねるに連れて、ハル自身が年を取っているように(経験値を積み上げていった人の顔)見えるのもまた良かった。
あれは目黒蓮さんの能力なのか、演出的なそれなのか。そこまで考えてないけど、自然とそうなったのか。
作品通してハルは笑ってることが多かったけど、笑い方のニュアンスと言うか、その笑いの裏の感情の種類が変わってる気がする笑顔だったから余計かもしれない。
そして、真顔で無感情な顔もする。
そのギャップの塊がすごかった。
(こいつ絶対やばいやつ)っていう雰囲気作るのもうまい目黒蓮さん。なんなの?

悪いことに躊躇のないハルだけど、こちらが思ってた以上にガクのことめちゃくちゃ信頼してたし(たぶん1話の時は最終回間際ほど信頼してなかったのかなとも思う ガク自身の人間性がハルの信頼を強固なものにしたんだろう)、悪を悪と恐らく誰よりも認識してやって、結局自分で全部背負っていく考えも持ってたりする(少なくとも私はそう感じた)ってのが、なんか、いいよな。人間してるよ、ハル。

「こいつ本当に人間か? 倫理観みたいなの置いてきてない?」と思うけど、そうでもないかもしれないってわかったのが良い。
いやまあ、それもある種ハッタリですってなる可能性も大いにあるけど。ここまで色んなことを考えても、結局、ハルの人間性って掴み所がないと思うし……。

ただ、「ガクを信頼している 二人の友情パワーは永遠」ってだけは変わらない。という点がハッキリしてるのがこれまたいいんだよね。

というところまで読み取れる演技する目黒蓮さんってやっぱすげえ。
外見のあれこれは演出だけど、言動ににじみ出る感情が見え隠れするのは本人の演技力だしさ……。

こんな破天荒なハルについていくガクもめちゃくちゃすごいのよ。
しかも、ついていくだけじゃないところが。
自分には何も無いみたいに言うけど、めちゃくちゃある。胸張ってほしい。

そういえば、最後にハル時計してたけど、あれは取り戻した時計なんだろうか。
真偽はわからないけど、そもそも欲しかったから必死にお金集めて買った時計を、ガクとのトリリオンゲームのために「時計なんていつでもまた買えばいい」とか言って売ったハルという描写だけでガクへの信頼を感じ取れるんだよな、思えばすでに。
そこからずっと時計してなかったのに、作中最後の企みを企てている時には時計をしている。
その行動の意味を考えたら、めちゃくちゃ胸に来るものがある。ハルの心象を思うとさ。
こういう言葉で説明しなくても、見ただけで読み取れる物があるってのが映像の強みだよなとも思う。文だけじゃ表せない。

そしてハルは「ほしいものは絶対手に入れる人間」なのも鑑みると…………深みがね………増しますよ……。

個人的にこの「ほしいものは絶対手に入れる」性質、私もこれなので初めて聞いた時(奇遇〜〜〜!私も〜〜〜!)って心のなかで叫んじゃったね。

トリリオンゲームの細けえことはいい!勢いだ!みたいなテンションも嫌いじゃなかった。全体的にお祭り感もあって良かったな。

「人生楽しんだもの勝ち」って本当にそうだと思えるいいドラマだった。
流石にハルたちほどのことはしなくていいけど、自分が楽しいことをして笑いながら生きるのがやっぱ一番いい。当たり前ではあるけど。この当たり前をするってすごく難しい。
そんな様々なことを考えさせられるものだった。

続編ありそうな終わり方してたから、ワンチャンあるのかな。あってほしいな。

ところで、キリカ様に「結婚するか?」って聞いてるハル見て(現代版わたしの幸せな結婚はじまる?)と思ったのは私だけじゃないはず。



余談

おそ松さん

観ました。見なきゃいけない気がして。
Snow Manを有効活用しながら、攻めすぎィ!
流石おそ松さん。Snow Manがやるにしても全く容赦がない。容赦がなさすぎて心配になった。本当に心配になった。大丈夫でしょうか……?ファンの皆さんは……てなった。(私は元々おそ松さんオタクだったので、いつも通りすぎる……と思ってみていた)
総評としては、色んな役のサンプルを見るという点においては面白かった。まあ、おそ松さん自体わけわからない話が多いのでこういう映画になるのは目に見えていたよ……。
Snow Manのオタクになってから見たから、攻めてるシーン以外は(みんなかわいいな…)だった、終始。たまーに見返したくなるかもしれない。実際今もちょっと見返したくなってる。不思議な映画だよ。

余談の余談
動画で「空見上げたら流れ星よく見る」って言ってて、(そんな頻繁に見れるものなのか???)と思ったんだけど、そういえば流れ星って毎日見れるって話を聞いたことあるなって今になって思い出した。
本当にそうらしい。
まあ、だからといって、毎回のように見れるわけでもないから、本当によく夜空を眺めるんだろうなあ。
そういえば、空なんて大人になってからそんなに見てない。たまには見上げてみるか。
(この2週間後、やっと流れ星っぽいものを観測できました。やっぱ見上げる度に流れ星見るってのは普通にやべーのよ)

余談の余談の余談
友達にそれスノのダブルダッチ回を見せてもらいました。
まじでなにこのグループ………。好きだ…………。
岩本くんの「このメンバーであとどのぐらい一緒に頑張れるか」っていう発言、沁みちゃったよ。確かにあと何回これができるんだろう問題はずっとつきまとう。人間には寿命があるし。
みんながみんな泣いてて、泣くタイプなんだという気持ちと、それほどまでの一致団結本気という熱量、そして、最後に先生たちに成果を見せるその姿、あまりにもみんな義理堅い………。感謝の気持ちを大事に生きている……。
どっかの学校の熱い部活の青春みたいで眩しかった。
目黒蓮さんのヒラメ釣りでも、目黒蓮さんの義理堅さ痛感させられて俺は僕は私は。
あと、なかやまきんに君出てきた時の喜び方が、少年すぎてかわいすぎワロタ。飛び跳ねてたよ。


追伸
私はこういう何かをするものって、また再チャレンジできる機会があればあるほど、「次また頑張ればいい」って終わった瞬間から割り切ってしまうところがある。それはつまり、「延々と中途半端な頑張りでやり続けてしまう」可能性もある、ということで。
「まだ次があるから」が、そのうち魔法の言葉になってしまう。「頑張っている」という意識だけが自分を肯定し、結果をガン無視する。
そういう傾向があるな、とダブルダッチ回を見終わって数日後、ふいに思った。
だからこそ、あんなに多忙で大変な中、本気でやり込んで本気で挑んだ彼らがとんでもなく眩しく見えたんだなあ。
とんでもなく悔しかっただろうけど、頑張っている姿に元気づけられた人はいっぱいいたと思う。私もそうだから。

でもやっぱ「本気.9.」はちょっとダサ……なんでもない。



年末の挨拶

ここで今年の締めの挨拶的なこともしてしまいます。
今年は昨年末からコロナにかかって家族にまで蔓延しそのまま年を越す、という地獄のような年末年始を過ごしたところから始まり、昨年から続く療養をしながら生き、途中でまたメンタルを盛大に壊し……という波乱の年を過ごしました。
なんか本当に大変な年だったな。(元旦とか過ごせてなかったから、実質2年ぶりの元旦になる。もはや1年分なかったかもしれない感覚さえある。もしかしたら年を取ってないかもしれない!)
前厄にもなってないのに、もう厄年過ごした感覚がある。
でも、メンタルが安定した今になって思うと、これらはすべて「必要な痛み」だったのかもしれない。
最終的にこれらを乗り越えた今の私は根底からの価値観が変わったし、自分を浪費しすぎないのはどの程度なのか?、がやっとわかるようになった。
元々の人間性は変えられないけれど、「自分が辛くならない、すり減らない程度の行動」がわかるようになったというのは、とても大きい。
やらないと自分の価値を見出だせない人間だから、どうしたって「やる」という選択肢しか取れない。
じゃあ、どうするか?
「無理をしない」、これ一択だ。
無理しなければ、たとえ結果が芳しくなくても、痛手にならない。「やれるだけのことはした」という実績もちゃんとある。
こんな当たり前のことにずっと気付けなかった。

まあ、そもそも、「人は勝手に助かる」ものでもあるんだけどね。だから、自分が身を削って助けなくたって、他の要因によって勝手に助かったりすることもある。
そう思うと、結局は私がやらなくてもいいことになる。
途方もない、不毛な行動になる。
でも、やっぱりやらずにはいられないんだよな、これが。
だから、程度を考える。

そもそも、助かりたいって気持ちが向こうになければ結局助けられないし、毎回懇切丁寧に、窮地に陥った人を命からがら助けるみたいな気持ちでやらなくてもいい。
過剰な愛情や過剰な親切心を全てに毎ターン投げる必要もない。
返ってこないものとしてやってるつもりだったけど、いつしか見返りもほしくなって(自分を摩耗してるからこそ)、それをもらえない現状が苦しくてメンタルを壊す、みたいなことを近年やりすぎていたなと思う。
無駄になってもいいって思ってたけど、あんなに無駄にされたら流石に堪えるんだなと学習したし、呆れた。自分にも他人にも。
だから、頑張らない程度に、無理をしない程度に、今ある縁を大事に生きていたい。
来年からもね。


年末の挨拶とは?

また自分語りしてるよ。いつもこれ。なんかそういう人間なんだと思う。諦めてほしい。

なにはともあれ、「苦しかったけど、でも、最後にはいい気持ちで年を越せるように」になれた。それは確か。
最終評価は「いい年だったと思う」になった。良いことです。
断言して言い切れないのは11月半ばぐらいまで本当に辛かったから……。
12月だけは「いい月だった」と断言出来るんだけどな。
そういう年だったんだよな。わかるぜ(なにが?)。

「比べるのは過去と未来の自分のみ」とか、「人と比べたってなんにもならない」とか、これらもありきたりだけど、やっぱり真理だと思ったし、そういうのを実感させられた年だった。
人生で一番破天荒に過ぎた1年だったよ。



とっても長くなりました。
殴り書きに殴り書いたので、伝わりにくい表現、誤字脱字めちゃくちゃあったと思う。
ここまで読んでくださってありがとう。

今年もお世話になりました。
来年もまたよろしくお願いします。
良いお年を。
来年もいっぱい記事書くぞ〜〜〜!
馬鹿みてえな文字数の記事も書いちゃうぞ〜〜!



追記
Snow Manって9人じゃないですか。
9は完成完結最高なものみたいな意味合いが強いんだけど(確か)、10って新しい始まりとか物語が始まっていくとか、なんかそんな感じなので(確か)、9人は最強な上にそこにプラスワンである我々ファンが加わることで新しい物語が始まるみたいな意味にも取れるのがまたいいなと個人的に思ってる。
大晦日のタイムテーブルの真ん中が虹色なのも、なんかそういうの感じてとてもいい。
配信とても楽しみです。

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