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犯罪症候群 Season2 (ドラマ)

現役刑事・鏑木(谷原章介)と元刑事・武藤(玉山鉄二)が「愛する者を殺される」という同じ苦悩を抱えながら、それぞれが異なる立場で復讐の是非に向き合う物語。

前に第一話だけ見たが、WOWOWと東海テレビ共同製作のためか「続きはWOWOWで」にガッカリきたドラマ。その雪辱を果たすかのように、今回は地上波で全話見られて、非常に嬉しい。

少年犯罪については実際に様々な議論がなされているが、現行の制度では「被害者もその家族も報われない」と思うことが多い。未成年でも罪は罪。未成年の犯罪の凶悪化を感じる昨今、減じて更生させるに値するのかどうか、再考の時期に来ているのではないだろうか。

今作品はフィクションだが、必殺仕事人の現代版のような組織が実際に存在していても不思議ではない、そんなリアリティを感じる。

犯罪被害者に「運が悪かった」は適用されない。犯罪者には相応の罰と賠償する義務がある。

そんな事を思いながら最終回まで見終わると、また別の感情も湧き上がってきた。

さはさておき。主演の谷原章介と玉山鉄二はベストな配役だった。また、2人を弄ぶかのような善か悪か掴みどころのない役どころの渡部篤郎も、ぴったりだと思った。

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