見出し画像

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版』(アニメ)

前に深夜のテレビでチラッと見かけて、以来気になっていた作品。
特別編集版を見て、そういう設定の物語だったのねと納得。

とにかく絵が綺麗。
人物の繊細な表情や自然の木漏れ日など、日本のアニメーションは芸術作品と言えるほどの完成度である。

そこに加えて物語の素晴らしさ。
孤児から兵士となったヴァイオレットが、戦後は自動手記人形として手紙の代筆を職業とする。
戦争で愛する人を失い、心も喪った彼女がいかに人間として生きていくのか。大人の鑑賞にも耐えうる秀逸内容な作品だった。


そして忘れてはならないのが、京都アニメーションの存在である。
2年前の悲しい事件の後に公開されたこの作品には、被害に遭った方も関わっていただろう。物語以上にその事実が心に迫ってきた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?