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「江戸文化〜Edo Culture〜」 (COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜 NHK)

日本のことが大好きな外国の方々が、今回は江戸文化を題材に様々な意見を述べていた。

例えば、江戸の食文化。当時は単身者向けの屋台が多く、蕎麦や寿司などは今も残っている。また、初鰹など"初物"好きは日本人ならではの特性で、フランス人はむしろ熟成したものを好む。これらは貧富の差無しに皆が同じものを食べ、食文化が発達し受け継がれてきているおかげらしい。

番組の後半に取り上げられていた"手妻(てづま)は、いわゆる手品である。落語と同じように、観客とのやりとりの中で磨かれていく芸。外国人コメンテーターの意見で、印象的なものがあった。

「米国の手品は、いかに驚かせるかが勝負でその先はない。しかし日本の手妻には出し物にストーリーがあり、余韻があり、観客に人生観さえ提示してくれる」なんて的確なコメントだろう!

いま流行りの「鬼滅の刃」でも感じたが、日本人はキャラクターの見かけだけでなく、その内面や背負った物語に共感し、感動する。敵役の鬼にさえそこに至る経緯な物語があり、時にそれが涙を誘うのだ。

日本人以上に江戸時代に興味を持ち、それらについて熱心に語り、わかりやすい考察まで示してくれる外国人の方々。そんなにも日本を愛してくれて、本当にありがとうの気持ちしかない。私たちも自国の文化を知り、愛し、広めるべきな気にさせられた。

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