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映像の世紀バタフライエフェクト ルート66 アメリカの夢と絶望を運んだ道


6/10(月) 午後10:00-午後10:45
1926年開通したルート66は、人とモノの大陸横断を可能にし、アメリカのダイナミズムとなる。30年代、巨大な砂嵐に故郷を追われた中西部の人々は、道の終着点・カリフォルニアを目指した。50年代、ファストフード、モーテルなどロードサイドビジネスが生まれ、戦後の繁栄をアメリカ中に行き渡らせた。60年代には、大人たちにNOを叫ぶヒッピーが聖地カリフォルニアに向かった。アメリカの夢と絶望を運んだ道の物語。
(以上公式サイトより)

ボニーとクライドが犯行を重ね、イージーライダーが駆け抜けた道。大砂嵐の際は農民たちが住む場所を追われ、第二次世界大戦時には日系人が収容所へと送られた道。
そして最も驚いたのが、マクドナルド発祥の地がそのロードサイドであったという事!

今は無き「ルート66」という名称のその道が、名実ともに歴史的遺産として残されていることに納得した。

ノーベル文学賞を受賞した大作家、ジョン・スタインベック。彼は死の8年前に、愛犬を乗せてルート66を走ったという。生涯最後の作品に綴られた文章は、まさにその時の思いだったのであろう。
下記に引用する。

「過去の道は終わりを告げ、未来への道はまだ見つかっていない。しかし私たちが前に進むとき、道が再び現れ、私たちをいざない、旅は期待と喜びに満ちたものになるだろう。私たちはあらゆる可能性に向かって走っているのだ。私はアメリカの歴史と経験が来たるべき変化をもたらしてくれると信じている。」

これはルート66だけでなく、全ての道や人生にも通じるように思える。

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