別離の意義

別離、というキーワードでタロットカードを眺めるとき、
どのカードのことが思い浮かぶでしょうか?

死神だったり、塔だったり、悪魔の逆位置も頭に浮かびますが、
ドキッとさせられるのは、「審判の逆位置」かもしれない、と思います。

死神や塔、悪魔はまだ救いがあるように思えるのですが、
審判の逆位置に出会うと、「これまでがあってこうなってしまったのですよ」と
あの中央の天使の目が冷たく伝えてくるような印象があります。

多くある意味の中で「別離」を取り上げてみましたが、別離は時として見つめる価値のある物かと思います。

なにを考え、あの行動を取ったのか、
いま後悔しているのかどうか、
譲れないことだったのか、
期待はあったのか、
本当はどうなりたかったのか…。

自分自身に尋ねたい質問は多々、あるかもしれません。

別離を見つめるのは、とても悲しくしんどいことでありますが、
「悲しい」「しんどい」と感じていることを、流さず、
そらさずに見つめるとなにか見いだせる物があるのではと思います。

なくしたからこそ、今あるものに、あってくれるものに感謝がより一層強まると思います。
そしてそれは今後の生き方にまで作用するものだと思います。

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