神職道程 ④
このnoteは、神道とは無縁の50歳過ぎのオッサンが、ヒョンな流れで神職を取るまでのメモである。
一番最初の直階を対象にした研修は2週間を2回行われる。今回(2024年)は12/1〜15日で県の神社庁で開催。と言っても岐阜県は広い。もちろん自分のエリアは毎日通ってなんかとても受けれる立地ではない。そもそも規約に<如何なる理由等あっても遅刻は即終了>と破滅的な文言があるので、必然的に神社庁周辺のホテルを取ることになる。今回はルートインで15日間で91,000円。3ヶ月前から取って早割だ。
そして受講料。コレが前期・後期共に各100,000円掛かる。コレで終わらない。教材費が更に60,000円ほど掛かるが、コレはほとんど書籍代となっている。
30冊ほどあって中々のボリュームである。紙袋に入れて渡されるので、各自入れ替えるケースを持っていったほうが良いかもしれない。
ホテルに関しては朝はバイキング形式で朝食が頂けるので特に出費はない。昼も研修で弁当が出るので特に問題はない。質については若干難あるが贅沢も言ってられない。実質食費は夜の分だけだ。と言っても自分は研修中は稼ぐことは出来ないので質素に済ます。(もともと夜はあまり食べない)
研修の内容の詳細は伏せるが、大凡はこんな感じ。
前にも触れたが座学と作法になり、作法の立礼は良いが座礼は正座もきついが、跪居(ききょ)の姿勢(蹲踞(そんきょ)の膝がつく姿勢)が地味に来る。後は上位を意識して、どちらの足から引いたり出したり下ろしたり、どちらに曲がるのか、回転するのか等など、事細かに神職の動作というのはシステマチックに決められている。それプラス手の位置、笏の持ち方、収め方、祝詞の出し方広げ方しまい方… 正直、少し茶道(裏千家)をかじった程度で言うのもアレだが、数倍難易度高い。
更に追い打ちをかけるのは理系の俺に効果テキメンの古典系。終止連体未然活用とか何十年ぶりに触れたわ。更に歴史的仮名使い。ゐとかゑとか古い書物は読んでいたし、古文書とかも好きなんだけど、コレに漢文要素が入ってくるとお手上げ。脳内ニューロンが新構築工事発注だけど細胞足りないよ状態。
それが理由かどうかは分からないが、11日目に熱が出ました。
11日目の講習中片頭痛がするなぁと思ってホテルに帰ると一気に悪寒と熱。
ヤバい。講習強制終了させられる。(勿論返金とかはない)と思い、風邪薬と栄養ドリンク買い込んでドーピング、食事も余分に取って着れる衣類は全部着て暖房30度で布団かぶって19時には寝る。汗ダラ→着替えを3setほど繰り返して朝には熱も下がって一安心…
下半身の疲労蓄積とかホテルのバイキングとか色々要因はあると思うけど、何とか脱落せずに前期の研修が終わりました。
また1年後に後期の研修があるのでそれまでに復習、勉強、調べ物等やること結構ありますね。ということで直近のココまでまとめておきました。
色々勉強していくうちに思ったことアレばまた書きますね。