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おすすめの配信ドラマ「マイネーム:偽りと復讐」

 最近、ネットフリックスで配信ドラマを観るのにハマってましてね。
 ここ数日、残業続きで映画を観るには少し時間が無いので、ドラマを1時間だけ…と配信を観始めたが最後、一気に4話ぐらい観ることの繰り返しでし。
 前回、「イカゲーム」を全話観終わって、じゃあ次は何を観ようかしら、と考えた時に、人気ランキング第2位に来ていた「マイネーム:偽りと復讐」を観てみました。
※予告編はこちら!



 韓国映画は、「アジョシ」や「アシュラ」、「新しき世界」や「悪女」が大好物の僕としては、もう好きな要素を全部放り込んでくれたありがたいドラマでした。
 まず、主演のハン・ソヒさんの眼差しが良いんです。調べてみたら普段はモデルをしているんですね。スタイルも凄く良くて遠くから彼女を映した時のカットが孤独感が出ていて凄く惹かれました。
 もし、日本版を作るとしたら、個人的にはSKE48の菅原茉椰さんにしてもらいたいな、と思っています(思えば、彼女はモデル志望でした)。


【ここからはネタバレありで書いて行きます】

アクションシーンが痛くて、早い!!

 まず、第1話から引き込まれたのがバトルシーンです。
 「女優が体当たりでアクションに挑みました」というのは、よく映画の宣伝文句でよく聞きますが、あまりにもハン・ソヒさんが仕上がり過ぎていましてですね。
 早さと痛さを同時に感じるアクションが素晴らしかったです。
 特に第7話の玄関出たら5秒で戦闘!という明日自宅を出るのが怖くなること間違いなしの戦闘シーンが個人的ベストです。
 他にも第5話での採掘場のアクションシーンもワクワクしましたね。
 で、だいたいこういうバトルものは特訓シーンもポイントの一つなんですが、第1話のちょっとずつ強くなっていくところも良いですね。最初から強いところから始まるジョン・ウィックとかマッコールさんも好きなんですが、こういう主人公が強くなっていく過程が入っている作品も好きです。
 細かいことを書くと、「こいつら痛みに強すぎないか…」とかあるんですけどね。銃で撃たれてもわりと動けていたり、「きっと、ジウは刑事だから服の下に防弾グッズとかを着ているからだ!」と自分理論で納得していたら、8話の服を脱ぐシーンで普通に着てなくてビックリしたり、ということもあるんですが、多分、鍛え方が我々と違うからだと思います。
 ちなみに、闘う敵は死んでも心が痛まない親切設計なので、毎回の爽快感も抜群でした。


いい顔のオジサンたちがわんさか!!

 韓国映画を観る時の楽しみの一つとして、いい顔のオジサンたちに出会えるというのがあります。
 今、「韓国映画いい顔オジサン四天王」を考えている僕ですよ(個人的には「コクソン」の主人公のあの人とか、タクシー運転手に出ていたあの人とかを考えています)。
 まず、チョ・ムジンさん。もうダンディでカッコいいんですよ。特に手袋をして戦うところが恰好いい。「1987、ある闘いの記録」や「The Witch/魔女」とはまた違った感じのダンディさですね。
 ジウのお父さんと地下格闘技場でスパーリングするシーンとか、最高でしたね。抗争の後でボロボロになって記念写真を撮るとこのシーンは思わず泣いてしまいましたよ。
 ちなみにキングオブいい顔オジサンは、麻薬捜査隊のチーム長であるチャ・ギホを演じたキム・サンホさんです。もう、探ってよし刺されてよし泣いてよしの三方良しの好演でした。また注目のオジサン俳優が増えました。

恋愛シーンが邪魔じゃない!

 正直に書くとバトルもので恋愛シーンは、時としてノイズになることもありましてね。主人公の神秘性を壊してしまったり、折角の緊張感が台無しになったり、敵の組織が急に弱く見えてきたりということも日本映画では多々あるんですけどね。名前は書きませんがフジテレビ制作のあれとか、日テレ制作のアレとかね。
 今作はとにかく主人公のジウが「いらない持たない夢も見ないフリーな状態」という仮面ライダーオーズの主題歌みたな状態なわけですよ。

 そんなわけでそもそも人を近づけない復讐マシーンなわけです。
 そんな彼女が第8話でやっとチョン・ピルトに心を開くシーンが本当に良くてですね。直前の回のお父さんからの手紙や過去の言動、ピルトの辛い思いの乗り越え方なんかも響いて、この人じゃないと!という納得のカップリングでした。精神的なムジンからの解放もあるかな、と観ていて思いました。
 さらに言うと、この辺りで父や復讐からも精神的に乗り越えられそう!と期待させておいてのラストバトル突入ですよ。


 
 主題歌が毎回良いタイミングで流れてくる!!

 この曲、毎回流れるんですが、良い景色やタイミングで流れるんですよね。第1回の時はもっとド派手な曲が良いぜ、と思っていたんですが、ドラマやアクションが激しいだけに、ふと過去や大切な人に思いを馳せる時にバラードのこの曲が流れてよりシーンが際立つ感じがします。

 今年の韓国アクションものではナンバー1ではないか、と個人的には思っています。アクション映画好きの方には是非、観て欲しい1作です。素の役者さんたちの笑顔が凄く良いんで、メイキングもおススメですよ!


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