Quadlipsの「CHECKLIST」が気づかせるものは何か?
日本時間の8月12日の21時。
Quadlipsの新曲のMVがYoutubeで公開されました。
まずは、観てみましょう。
いかがだったでしょうか?
メンバー4人とも「SLAM DUNK」の彩子さんみたいでカッコいいですね。
そして、HINAさん( 青海ひな乃さん )は小学生の時からバスケをやっていたので、MV中のシュートフォームが綺麗ですね。
3ポイントシュートが得意だったということは、「SLAM DUNK」でいえば、三井のポジションですね。
「絶対インスピレーション」の時は、流川的な超新星の感じがしたものですが、もしこの先、日本に帰ってきたら、選抜の中でまたあの頃とは違うポジションになりそうですもんね。
MV本編に戻ると、FENIちゃん推しの僕としては、開始7秒ぐらいで瞬殺ですよ。
思わず、「かっこいい!」と声が出てしまいました。
こんなバットが似合う女性はDCコミックスのハーレクイーン以来でしょう。
真面目な話をすると、バスケットボールの試合を見守るマネージャーという立場は、歌詞の中で「あなた」を見ている「私」のように客観的にその人の本質を見られる立場ですよね。「CHECKLIST」というタイトルとマネージャーのチェックシートという紐づけが、0からよくぞ思いついたなと思います。
この記事を書いている時点で既に1万回再生を越えています。
QuadlipsのメインターゲットがYoutubeを利用する層か分かりませんが、前作「Overdrive」同様、順調なスタートではないかと思います。
それでは、歌詞の世界を見ていきましょう。
そして、これを日本語に翻訳してみましょう。ChatGPT4でいくつか翻訳のパターンを作り、その中から最適なものを組み合わせました。
こうして、歌詞を翻訳していくと、何をチェックしていたのかが見えてきますね。
まず、歌詞の主人公である「私」は「私の望むもの」について考えています。今の状態には満足がいってない、でも、必要なものは既に揃っている気がする。ここで「私」は本来の自分ではない過去の自分ではなく、未来の自分を意識し始めます。新しいことを始める波が自分の中に来ているのでは、とチェックしながら感じ始めています。
そして、更に上を目指すために「私」だけでなく「私たち」で行こうと決意します。更に、ここでは「Buckle up cause we go ride」というこれまで2作に共通していた車を連想させる歌詞も入っていますね。
終盤は、自分に自信を持つことこそが、新しいことを始めていく上で重要だということが語られます。
AからZまでチェックしても自分を好きになれないとしても、客観的に観たらその姿は美しいはずだ、と歌詞の中では語られます。自分を完璧にする存在は、実は自分自身ではないか、と最後まで歌詞を読んで思いました。歌詞の中の「私」はもしかすると、客観的に自分を見つめるもう一人の自分だったのかも知れません。
では、この曲の中でチェックしていたものは何でしょう?
読み方によっては、新しく何かを始めるために必要なものかも知れません。
あるいは、自分自身の今持っているものかもしれません。
一つ一つ、否定するためのチェックではなく、肯定するためのチェックをしていくことで、新しいことを始める自信に変わっていくのではないか、と曲を聴いていて思いました。
これは、今の自分に物足りなさを感じている方には、是非、聴いてほしい曲ですね。実は欠点だと思っていたものが他の人から見たら美点だったり、まだ足りないと思っていても、既に準備は整っていたりと、ちょっと視点を変えるきっかけになる一曲だと思います。
メロディーも相変わらずカッコ良くてですね。
これまでのQuadlipsの曲の中で一番明るさを感じるサビではないかと思います。日常生活に置くには、「Overdrive」が僕は一番しっくりきますが、この「Checklist」はどんな場面が一番しっくりくるのか、色々な時に聴いてみたいと思います。
そして、タイでは早くもリリースライブが行われていますね。
「Catch me kiss me」スタートのイベントがクールですね。
MCは、多国籍グループならではのMCでいいですね。
ファンミーティングに行ける方々が羨ましい。
2024年3月11日のデビューから5ヶ月。
素晴らしい曲が続いていますが、これから彼女たちはどこまで行くのか、アジアに留まらず、世界中に彼女たちの音楽が響くことを願いながら、この記事を終えたいと思います。
※「Overdrive」の時の記事はこちら!
※「Catch me kiss me」の時の記事はこちら!
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