うつ予防と自己肯定感①

大学の研究でうつについて勉強するうちに自己肯定感の高め方とうつの予防の仕方が分かった気がするのでまとめようと思いました。
※私は医師でも専門家でもないので必ずしも私の言ってる事は正しい訳ではないです。そういう考え方もあるんだなぁ…くらいでお聞きください。

まず、うつ状態についての意見です。
うつの状態は幸福感を感じられないようになっているのではないかと思われます。これは、脳内で幸福感を感じた際に分泌される物質である「βエンドルフィン」や、高揚感を感じた際に出てくる「ノルアドレナリン」「ドパミン」、安らいだ気持ちと関係のある「セロトニン」が出てこない状態にある、もしくはこれらの物質が脳では出てるものの体が反応しない状態にあるためではないかと思われます。(うつ病の治療薬で使用されている薬などはこれらの物質の脳内での濃度を高める効果を持っています。)

では、うつ状態になったときにどうすれば幸せを感じられるようになれるでしょうか?
幸せな気持ちを作っている「βエンドルフィン」は美味しいものを食べた時などに出てきます。好きなものを食べたときに幸福感や嬉しさを感じない人ってあまりいないんじゃないかな、と思います。また、落ち着いた気持ちを作る「セロトニン」などはチョコレートなどを食べる事で出てくるという報告もあるようです。

なので無気力なときや、落ち込んだとき、不安な気持ちを感じたときは何か好きなものを食べてみてみると良いような気がします。

なぜ、何かを食べる事をおすすめするかというと成功体験を自覚しやすくなるのに一番やりやすい方法だと思ったからです。セロトニンやβエンドルフィンを自分で分泌させる方法は他にもあります。

例えばβエンドルフィンはマラソン選手が限界を超えたときに起こる現象である「ランナーズハイ」の状態を作り上げていると言われていたり、最近世間を賑わせている覚醒剤などは打つだけで脳内にβエンドルフィンが出てくるようになります。

しかし、これらの方法は手を出しにかかったり、あまりにもリスクや危険性が高すぎると思います。(薬物乱用は本当にだめですよ!)
でも、チョコレートを食べるなどはすぐにやってみようかなという気持ちになれると思うし、危険性もすごく低いです。ダメだったらすぐに辞めてしまえます。

また、ものを食べて「つらい気持ちがましになった」という事が自覚できるというのは一種の成功体験であると言えると思います。
成功体験を自覚できると次もやってみよう、という気持ちになると思います。この意欲的な気持ちを作り出すのが「ドパミン」や「ノルアドレナリン」です。これらの物質は誰かに褒められた時にも出てきます。

つまり、肯定されるという気持ちを感じた時に出てくるのではないかと思います。
よって自己肯定感を高める、というのはすごく理にかなったうつ状態の解消方法だと思います。では、なぜ「自己」肯定感なのでしょうか。
誰かに褒められるなら自分じゃない方がいいのではないかと感じる人もいると思います。

長くなったので続きます〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?