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Vol.3 くうがとパッション-前編-

みなさんこんばんは。パッションです!

鹿児島は少し冷えますね。他の県もですかね。風邪等お気をつけください。パッションです。

今回のインタビューについて、詳しい経緯などはこちらをご覧ください。

そしてパッションインタビュー第3弾は、たかはしくうがさん!

テンラボ”に所属しながら”はたおり”の代表をされている、社会人2年目、フリーランス2年目のくうがさんにあれやこれや聞いてみました!

それではインタビュー、パッション!!

◆地域の未来を考える前に、まずは自分の未来を

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なんだかんだこうやって喋るのはじめてですよね(笑)

くうがさん(以下”くうが”)
はじめてだよね、なんだかんだ(笑)

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楽しみですがちょっと緊張します(笑)今日はよろしくお願いします!

くうが
お願いします。

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まずは自己紹介をお願いします。

くうが
たかはしくうがです。鹿児島市出身で、それこそ天文館が地元。高校は日置市にある伊集院高校に行って、大学は福岡の北九州市立大学の地域創生学群に進学しました。大学生の頃から鹿児島でイベントをやったりしていて、いまはテンラボに所属しているのと、はたおりっていうチームの代表をしています。

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ありがとうございます!くうがさんといったら白シャツのイメージが強いのですが、こだわりとかあるんですか!?

くうが
いや全然ないんだよ(笑)
最初は白シャツが好きってよりかは、大学生の時にかっこよくて着心地いいシャツに出会って。それがたまたま白シャツで、そこからよく白シャツを着るようになったんだよね。あんまり柄物とか似合わないから(笑)白シャツで勝負してる(笑)
けど親がずっとアパレルしてるから、洋服とかは見ちゃうし選んじゃうな。他の人よりもこだわりは強いのかもしれない。

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白シャツのくうがさん

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そうだったんですね(笑)逆に自分は柄物しか着ないから正反対だなって思って(笑)

くうが
たしかにたしかに(笑)

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子供の頃の夢ってなんでしたか?

くうが
小学校の頃はサッカー選手になりたいってずっと思ってた。

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サッカーはされていたんですか?

くうが
小学3年生から高校3年生までずっとやってた。でもサッカー選手になりたいって言いながら大して努力もしてなかったけど(笑)中学校になって、サッカーは好きだったけどサッカー選手になりたいっていうのは薄れていった。でも高校生の時にやっぱりサッカー好きだなって気付いて、学校の先生になったらサッカー部の顧問できて良いんじゃないかって思って、先生を目指していた。けど大して先生になりたい理由ってなくて、気付いたらまちづくりって面白そうだなって。

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いや、テンラボスポーツシリーズかっこよすぎだろ

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なんでまちづくりだったんですか?

くうが
高校のサッカー部の仲良かった先輩が地域活性化がしたいんだって話をしていて、最初はなに言ってんだこの人って思ってた(笑)だけどよく話を聞くとめっちゃ面白そうで。そこから時間を置いて進路どうしようってなった時にまちづくりのことを思い出して、その先輩とは別で北九州市立大学の地域創生学群に入学した先輩に色々話を聞くと、それは楽しそうだし面白そうだぞってなってそこを第一志望にした。

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例えばどんなところが楽しそう面白そうって感じたんですか?

くうが
その先輩が「自分の地元に観光客をたくさん呼びたい」って話をしていて、すごくかっこいいなあって思った。自分の力でまちに人を呼ぶとか壮大だけど、想像したらすっごくわくわくしたんだよね。

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大学ではどんなことをされていたんですか?

くうが
実際に授業の中で地域創生演習っていう授業があって、大学1年生から3年生までは北九州市内の地域に入ってまちづくりをすることがカリキュラムに組み込まれてた。それで門司港の商店街の実習に入って、3年間門司港でずっとイベントの企画をしてた。

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門司港では商店街でイベントの企画・運営

2年生の春休みに東京であったイベントに参加してから鹿児島でもなにかやりたいなって思って、大学3年生に上がる時に学生団体を立ち上げて。1年半ぐらいは鹿児島と福岡を行ったり来たりしていたけど、流石に交通費もかかるし、もっと鹿児島に関わりたいなって思って大学4年生の6月ぐらいに休学するって決めた。

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そうだったんですね。大学で3年間地域に関わってどうでしたか?

くうが
実際に地域に3年間関わってみて、その地域で生きる覚悟がない人が地域のまちづくりに関わることは地域の人に対してすごい失礼だなって、自分の中で思い始めた。
関わるだけならいいかもしれないけど、その地域で商売もしてない、稼がないと死ぬわけでもない学生が、そこの地域の未来を担うって感覚を持ってしまうことは危ういなと。
あと大学生の時には、商店街の人と同じ土俵に立ちたいってずっと思っていたけど、そんなの立てるはずがなくて。無理に立とうとしても、それはお互いににとってあんまりハッピーじゃないかもしれないなぁと。学生が地域の活性化案を考えて、実際に実行できたらいいだろうし、それを実行できる地域側の体力があればいいけど、そんな地域にはそもそも学生いらないもんね。
その当時は、学生に対して地域の未来を考える前にまずは自分の未来考えろよと思った(笑)

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なるほど(笑)休学をしようと思ったのはなんでだったんですか?

くうが
このまま卒業するのも嫌でした。大学4年生の後期から休学するのを決めて、北九州の一人暮らしをしていた家を引き払って鹿児島に帰ってきました。

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鹿児島に帰ってきてからは何をされていたんですか?

くうが
帰ってきてからは学生向けのイベントをちょこちょこやりながら、休学した次の年の5月にココカラカイギっていうかなりエネルギーをかけたイベント(めっちゃ頑張った!本当に!笑)をやった後に、はたおりを立ち上げた。

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そうだったんですね。ココカラカイギではどんなことをされたんですか?

くうが
鹿児島の中でも車で1時間以上かけて行くような地域に学生が出向いて、一泊二日で合宿するの。自分の将来のありたい姿を対話しながら深掘っていく自己探求の合宿でした。ちなみに、あすみんさんは社会人ゲストとして来てもらいました(笑)

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『合宿型自己探究プログラム ココカラカイギ KAGOSHIMA』

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おお!そうだったんですね(笑)
地域に学生が関わることは危険と思っていた中で学生向けのイベントを始めたのはなんでだったんですか?

くうが
やっぱり地域づくりに関わっていたから、地域で生きる人たち、地域で頑張ってる人たちがたくさんいる中で、そういう人たちと学生が何かしらゆるくつながる機会も必要だなっていうのも同時に感じていたのかな。
だから地域の未来を考えるってよりは、自分の未来を考える時のフィールドとして地域があったり、材料として鹿児島で色んな地域づくりをしてる人たちを実際に招いて交流したり。その人たちは学生にとってのロールモデルになるんだよね。
当時は地域づくりよりも自分の未来を考える方が大事だと思っていて、ココカラカイギを始めることに。

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対話を通して自分の未来を考える

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そうだったんですね。いまはまちに学生が関わることについてどう思われていますか?

くうが
まちに関わることの目的とかスタンスの問題かなと思っている。学生が5、6人でこのまちの未来を担うぜ、みたいなスタンスはよほどの熱量でエネルギーがないときっとしんどくて。けど純粋にまちに関わることはめちゃくちゃいいなって思っていて。世界も広がるし、人脈もできるし、何より楽しいし。それを考えると、多分関わり方の問題でしかないんだろうなと。



少しずつ、輪を広げていきたい

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はたおりはどういったことをしている団体なんですか?

くうが
はたおりは、最近で行くと就活情報冊子を作ったり、オンライン合説をやったり、就活に関わることをやりつつ、地域と学生とか、企業と学生の間に立つようなことをしているかな〜。

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先日おこなわれたオンライン合説”パレット”

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はたおりを立ち上げたきっかけはなんだったんですか?

くうが
立ち上げた時は、鹿児島の学生でやりたいことがある人がたくさん出てきたり、ココカラカイギを通してこんなことやりたいなあ、こういう自分になりたいなぁっていうのを考えることができたから、そういう人たち伴走できるような組織が必要かもしれないねって話になったのがきっかけ。

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就活って所に目をつけたのはなんでだったんですか?

くうが
自分たちができることってなんだろうって考えた時に、イベントを企画したり、対話の場をつくったり、あとは一緒に考えて一緒に悩むことができるよねってなって。
それってもしかしたら就活という分野で求められてるんじゃないか、という仮説を立てて。そもそも既存の就活モデルにすごく違和感があったし、身の回りで悩んでたり、苦しんでる人がすごくたくさんいたから、そういう人たちに対してもなにかできたらいいなっていうのを考えて、そこから就活って分野に関わり始めた。

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チーム”はたおり”

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はたおりで地方の企業と学生の間に立つからこそ感じることってありますか?

くうが
鹿児島の企業と学生の間にいて感じることは、まだまだすれ違いがたくさんあるなあ、なかなかお互いの距離感は縮まらないなあ、ってところかな。まあ、自分たちの力不足もたくさんあると思うけど、お互いの価値観とか、実際の状況とかの情報が回っていない感じはめちゃくちゃするよね。そのためにmaterialみたいな情報冊子を作っているのはもちろんあるけど!

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就活と働くを考える情報冊子"material"

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はたおりを立ち上げて、イベントをしたり、就活情報冊子をつくったり、オンライン合説をしたり、振り返るとどんなことを感じていますか?

くうが
振り返ると、、難しいな。笑
純粋に思うのは、まだまだ自分たちはちっぽけな存在だなあと。就活周りのことでも、自分たちの身の回りの人たちははたおりのことを知ってもらっているけど、もっと遠い人たちにはきっと届いていなくて。どうやったらより多くの人に届くかなあと日々考えている。少しずつ、輪を広げていきたいなと思っているよ。企業も学生も。

<後編へつづきます>


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