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Vol.6 パッションとりえ-後編-

みなさんこんばんは、白水です!
本日は昨夜に引き続き、普段はテンラボ全員インタビュー企画のインタビュワーパッションこと大保拓弥くんへのインタビュー記事後編をお届けします。

前編はこちらからご覧ください。

ちなみにパッション豆知識。”拓弥”と書いて”たくみ”と読みます。(”たくや”じゃないよ)
はい。それでは後編スタートです!

◆ターニングポイントは大学3年のときだった

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パッションは福岡の大学を卒業して鹿児島に帰ってきたわけだけど、どうして鹿児島に帰ろうと思ったの?

パッション
もともと地域のことになんとなく興味を持ってはいたんですが、大学3年の時にいくつか大きな出来事が重なって、最終的に鹿児島に帰ることを決めた感じです。

一つ目は、大学3年の時に祖父が亡くなったこと。僕は一人っ子で、「いつかは帰ってこないといけないんだろうな」というのはぼんやり心の中で思っていたんですよね。それを改めて自覚したというか、現実的に感じたのがこの時でした。同時に両親に何かあった時は、すぐに帰れる場所にいたいなあって思いました。

二つ目は、ボランティア活動でカンボジアとミャンマーに行ったこと。それまでは「全国の子どもたちを笑顔にしたい」っていう想いを持っていたんですけど、途上国で現地の子どもたちと触れ合う経験を通して、「自分は一体、誰を笑顔にしたいんだろう?」って疑問が湧いてきたんです。突き詰めて考えていったら、まずやるべきは自分の足元からなんじゃないか…僕がはじめに笑顔にしたいのは自分の周りの人たちなんじゃないかって気づいて。その時に「鹿児島だな」って思ったっていうのがあります。

三つ目は、同時期に宮崎の油津商店街再生の立役者である木藤亮太さんに出会ったこと。木藤さんのお話や油津商店街での取り組みを知って、自分も地域で何かやりたいと思いました。

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学生時代、ミャンマーとカンボジアへ

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大学3年生の経験がパッションの人生のターニングポイントだったんだね!
テンラボはどこで知ったの?

パッション
前編でお話したホスピタルクラウンの活動で鹿児島の病院を訪問したのが大学4年の時だったんですけど、その時泊まっていたイルカゲストハウスでテンラボスタッフのナルさんとお会いしたのがきっかけです!
イルカゲストハウスって知らない人同士でも気さくに話せるような雰囲気があって、その時に初めてお会いしたナルさんからテンラボの話を聞いたんですよね。
その時は自分が何年か後にテンラボに合流するなんて思いもしなかったです(笑)

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へぇ〜。でも就職活動とかしなかったの?

パッション
元々はホスピタルクラウンをやりながら、大道芸人を目指していたので就職活動はまったくしてなかったですね。でもクラウンをやってみて、自分がしたいことは、ホスピタルクラウンでクラウンではないんだなってことに気づいて(笑)
そして何も決まらず大学卒業しちゃいました!!(笑)
卒業してどうしようかなって時にテンラボのことを思い出して、ナルさんに連絡してみたんです。

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おお!!そう繋がるんだ!ナルさんパワーすごいね(笑)

パッション
ほんとですよね(笑)
ナルさんに「永山さんに会わせてください!」って連絡したら、「ちょうど鹿児島大学のゼミでテンラボがファシリテーション講座をするからおいでよ」って言われて。それで福岡から行ったんですよ。その時に永山さんと初めてお会いしました。

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鹿児島大学のゼミで開催されたファシリテーション講座の様子



◆”自分に何ができるんだろう”という壁

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なるほど〜。でもテンラボって個人事業主の集まりじゃん。いきなりそこに入るってすごく勇気がいるよね。

パッション
そうですよね(笑)でも僕、スティーブ・ジョブズの「海軍に入るくらいなら、海賊になったほうがいい」っていう精神がすごく好きで。自分の名前で勝負したいと思っていたところもあったんです。
それに、もし一般企業に就職したら、全国転勤する職種につく可能性もある。それよりも鹿児島で働きたいって気持ちが強くて。
地元の大崎町も将来どんな風になっていくんだろう。自分に何ができるんだろうって想いもあったので、まずはテンラボで鹿児島に関わる仕事を経験したいと思いました。

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じゃあ躊躇したりしなかったんだ?

パッション
それがですね(笑)テンラボ入るときは全然躊躇しなかったんですけど、いざ入ってみて改めて考えると「自分に何ができるんだろう…?」という壁が…(汗)
もともと「早くいろんなことに関われたほうがいい。自分でものごと動かせたほうがいいや!」って思ってたんですけど、いざテンラボに入って”今、自分が何もできないモヤモヤ”にぶち当たり、単純に早ければいいってもんじゃないんだなと実感しています…(汗)

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その壁が今回のテンラボインタビュー企画発足にも繋がってるってことだね(笑)
読者の皆さま、この企画発足のきっかけについて詳しくはこちらをご覧くださいませ。

でも前編でも話してた通り、この企画を通してパッション自身気づくことがいっぱいあっただろうし、ものごとの捉え方が変わってきたところもあるよね。”自分に何ができるんだ”って壁は乗り越えられてるんじゃないかな〜と傍目には思うけど、実際どうですか?

パッション
そうですね。結局はどんなに小さな一歩でも、踏み出してみないことには何も始まらないですよね。今回のインタビューも、テンラボに合流した新人パッションだったからこその面白さがあったんじゃないかなって思いたいです(笑)

何もできないんだけど、それを理由に何もしないのは違うなって思うし、だから自分のその時その時の役割を考えて、自分だからできることにこれからも挑戦し続けたいですね。

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最後に、これから鹿児島でやっていきたいことがあれば教えてください!

パッション
具体的なことはまだ見えてきてないんですが、やっぱり地元の大崎町と鹿児島市内を行き来しながら、できることがないかなと思っています!

あとは今回のインタビュー企画でいろんな人の話を聞いてみて、「自分ってまだまだ鹿児島のこと知らないな。もっといろんな人たちと、スピード感持って繋がっていきたいな」と思ってます!

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テンラボ集合写真@美山。ちなみに全員のポーズは永山さんが指定しました。パワハラや〜笑



編集後記

以上、パッションインタビューでした!
今年の3月からテンラボに合流したパッション。コロナの影響でテンラボ内のほとんどのコミュニケーションをオンライン化したこともあって、なかなか溶け込みづらい環境だっただろうなと思います。
いやー、でも、ちょっと声を大にして言いたいんですよ。パッションくん、すごいわ!
最初は内心どうなることかと思っていましたが(笑)
実際、たくさんの事業に関わりながらも、このインタビュー企画をちゃんとしたクオリティーで進めている。(まだ終わってないけどね!)
「今、自分に何ができるか」って考えながら、目の前のことに向き合ってくれる、その真摯さが伝わってくるのが今のパッションだなと思います。

奢らず、どんどん進め。

りえ

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