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「なりたい自分になるため」には

皆さん、今「なりたい自分の理想像」はありますか?

僕はあります。今回は、「僕のなりたい自分の理想像を話す」
のではなくて、

「僕がなりたい自分になるために、活用している基本的な考えや、手段」

を述べていこうと思います。なぜ後者を述べるかというと、そちらの方が今のお家時間を皆さんが有効に過ごすための一資料として用いていただけるのではないかと考えたからです。
そのため、今回の記事は過去の記事と毛色が変わりますが、暇つぶし程度に「へー」と読んでいただけたら幸いです。


なりたい自分になるための基本的な考え

突然ですが、皆さんは、エスカレーターに乗る際、どちら側で止まりますか?

僕は関東の出身なので左側で止まり、右側を通路として開けますが、関西ではこれは反対らしいです。関東の人にとっては、左側で立つこと、関西の皆さんにとっては右側に立つことが「当たり前」となっています。僕は関西に遊びに行った時に、これを知っていたにも関わらず、自然に体が反応してしまって、左側に立って邪魔してしまい、慌てた覚えがあります。

では、次の質問なのですが、皆さんはこの決まりを誰かに教わりましたか?
僕は、そんなこと覚えていません笑
しかし、繰り返しそれを行ううちに体が左側に立つことを覚えていました。
僕は意識しなくても(意識をしていても、)体は自然に左側で立つことを行うし、左側で立ってみる景色がしっくりくるようになっています。

ここではすごく、具体的で簡単な例をあげましたが、意識していないのも関わらず体が動くこともあるし、そちら側の景色がしっくりくるようになっています。

僕がここで何を言いたかったかというと、人間は無意識のうちに環境から大きく影響を受けているということです。

子どもの言葉遣いは親や周囲の人間、テレビやYoutubeに影響を受けて、変わっていくことなんて、まさにそうだと思います。子どもは意識して言葉を学んでいるというよりは、無意識のうちに模倣することでその言葉を自分のものにしていっています。

そのため、「自分自身がどのような環境にいるか」は、意識しようが意識しまいが自分自身の変化に大きく影響してくることは間違いないと言えると思います。

ここで1つ発想を転換して、これを逆手にとって自分に用いてみようという考えに僕は至りました。それは、

「無意識のうちに環境が自分に影響を与えるなら、自分が変化したい形に環境を設定してしまおう」

ということです。この考えを僕自身はすごく大事にしています。
「無理に変化しよう」とすることは、その一瞬は可能かもしれませんが、継続的に続けることは非常に辛いことですし、無理があります。

大げさな例でいうと、テニスをしたこともない僕が、
「明日までに錦織圭のようなテニスプレイヤーになろう。」
というのは、無理であるし、無謀ですよね。

でも、時間をかけて、「いつか、錦織圭のようにテニスができるようになりたいから毎日テニスをしよう。」ということをすれば、錦織圭になることは不可能だとしても、テニスが今よりははるかに上達することは間違いありません。

つまり、何か「理想像やロールモデル」を設け、「それになる」のではなく、「それに近づく」ことを目標におけば、多少なりとも変化できるのではないかなと僕は思います。

このような考えを基にして、僕はベースの考えとして、以下の2つを持っています。

・環境は無意識に自分自身に影響している。そのため、自分自身で環境を整えれば、無意識化においても自身に影響を与えられる。
・「なりたい自分の像」を持つ or 「なりたい理想の人やロールモデル」を見つける。両方あれば、よりなりたい自分に近づく手段がわかっているということになる。

次からは、具体的に行なっている手段について話していきます。

なりたい自分になるため手段 本を読む。

「尊敬している人と話す」「何かを努力する」「自分が尊敬できる人たちと仲良くする」など、様々な手段があると思いますが、今回は

「本を読むこと」

を通して、どのようになりたい自分になるのかということを話したいと思います。

なぜ本を読むとなりたい自分になれるのか

なりたい理想の人や尊敬している人を見つけたら、僕はその人が書いた本を読みます。また、その人がオススメしている本をできる限り数冊読むようにしています。
なぜそうするかというと、その人がオススメする本は、その人や、その人の人となりを構成している可能性がかなり高いからです。
(その人が書いた本なら、本人が書いているんだから、言わずもがな。)

すると、その人の考えや大切にしているものを知ることができます。これは、その理想の人に近づくことに繋がっていると考えています。

理想の人がオススメしている人がオススメしている本を読んで、そのオススメされた人がオススメしている本を読んで…と繰り返していけば、読む本がないということはなくなると思います。その際の注意点として、僕は4点あげたいと思います。

1.本に書いてあることは絶対ではない。

「本を読むと、その人の行っていることが全部正しく聞こえてくる」
という経験は、誰しもあると思います。しかし、その内容だって人間が書いてあることなんだから、そんなわけはありません。それぞれが主張したいことや、伝えたいことが書いてあるに過ぎないのです。
このような症状を克服するためには、やはりたくさんの本を読むことと、丁寧に注意深く一文一文批判的な思考(クリティカルシンキング)を意識して読んでいくしかないと思います。
僕もまさに今、その思考をたくさんの本を読みながら身につけようと努力しています。
(個人的には、教授に指摘されながら何本も何本も論文を読んだ経験は、今の自分が多少なりとも本を批判的な思考で読むことができるようになったことに繋がっていると感じています。)

2.良書を読む

初めの方は、何を読んだらいいかわからないと思うので、良書に手を出すことをお勧めします。良書の見極めの基準としては、
「ベストセラー」「昔から読み継がれている本」「自分の尊敬している人がオススメする本」「興味がある分野の教授推薦の本」
などはかなり信頼性が高いと思います。

また、良書を読む注意点としては、「読みやすい本」が必ずしも良い本とは限らないということです。「読みやすい」ということは、「思考の引っ掛かりがないで読めている」ということに繋がってきます。
その本の書いてあるレベルが今の自分には簡単すぎるor自分のためになるような内容が書いていない可能性が非常に高いと思います。それでは「本を読むこと」が手段となってしまっているので、「なりたい自分になる」には、少し考えながら読める本がいいと思います。
ただ、あまりにも難解すぎると、読む気力がなくなるので、自分にあったレベルの本を探りながら読むことをお勧めします。たくさん本を読んでいくうちに、昔読めなかった本でもある程度読めるようになると思います。そのため、焦らず、長期的な視点を持つべきだと思います。

3.いろんな分野を乱読する

「お勧めしている人がお勧めしている本を読む」方式は非常に効果的ではあります。しかし、似たような内容や1つの分野に偏ってしまうことはメリットとしても、デメリットとしても働きます。
デメリットとしては、視野が非常に狭くなってしまうことや、その読んだ内容を批判的に検討しにくくなっていくことが挙げられます。読めば読むだけ、その人に近づいていくと僕は考えているので、その人の内容を否定しにくくなっていくことは至極自然なことではあります。

そのデメリットを解消するために、いろんな分野の本を意識的に読んで、視野を広げることは非常に大事だと思います。新書を読んだらその次は小説、その次はビジネス書を読んで…みたいな感じで読んでいくと、本を読んで「息切れする」ことが少なくなって、毎回新鮮な気持ちで本を読むことができます。もちろん、1つの分野に夢中になりたい時は偏ることは、むしろ素晴らしいことではあると思いますが、「息切れする前に」別の分野の本を読むこともとても重要であると思います。

僕は一時期、「お昼に集中して読む本」を2冊と、「夜寝る前に読む本」を1冊、合計3冊を並行して読んでいました。(現在は2冊並行しています。)

また、様々な分野の本を読むために、本屋に行って、「表紙を見て気になった本を読む」というのは非常に効果的な手段です。その本は、きっと思考のどこかに何か引っかかる要素がある本だと思うので、その本を読むことは、視野を広げるだけでなく、気づいていなかった自分に出会うことにも繋がると僕は考えています。(現在は外に出にくいですが、ネットの本をベストセラーからチラ見するぐらいでもいいと思います。)

4.読みたいと思った本はとりあえず買う

ある本を読んでいる最中に、他の読みたい本に出会うことがあると思います。その時は、今読んでいる本があろうが、とりあえず買うことをお勧めします。
その理由としては、「その本を読みたい」と思ったということは、何か自分の中でその本に興味を持つきっかけがあったということです。後で買おうとすると、その興味のきっかけを忘れてしまい、「別に読みたくないや」となることがあるからです。せっかくその本が、学びを通した中で読みたいと思った本なのに、読まないで逃してしまうというのは非常にもったいないです。
そのため、とりあえず買っておくことは非常に大事です。買ったはいいものの、興味が湧かなくなった本は、それを読みたいという理由を「忘れている」ということが多いです。そのため、いつかその本をまた読みたくなったり、その本の学びが必要になる可能性が高いです。
また、本棚に未読の本がたまっている状態(積ん読ともいうらしいです。)が続くと、自分自身に「せっかく買ったんだから、本を読まなきゃ」という無言のプレッシャーをかけることもできます笑

そのため、読みたいと思った本は、できるだけ買いましょう。僕としては、常に本が目に見える状態にある&読んだ後に本棚に飾っていつでも読み返せるorつまらなかったら売れるので、紙の本を買うことをお勧めします。

以上、「なりたい自分になるための手段」としての本の読み方を、僕なりに紹介させていただきました。
何かわからないことや聞きたいことがありましたら、このnoteのコメントor僕自身に直接連絡してください。

皆さんがなりたい自分になるための手段を考える際の参考にしていただけたら幸いです。

ここまで読んでいただいで、誠にありがとうございました。