公認会計士登録&今後のキャリア
公認会計士登録が完了しました!
8月にようやく公認会計士登録が完了しました!合格発表から実に4ヶ月半。公認会計士の勉強を始めてから約6年半…ようやく念願の公認会計士資格を取得しました!登録しても公認会計士試験合格者の頃から業務内容が大きく変わるわけではありませんが、これまで職業を名乗る際に「公認会計士です!」とはっきり言えないことがもどかしかったので、やっぱり嬉しいです!これからは胸を張って「公認会計士」と名乗りたいと思います!笑
会計士登録の手続きについて
さて、合格発表から登録まで4ヶ月半もかかるなんて、手続きをダラダラとしていたんじゃないの?と思われてしまうかもしれませんが、実はこれでもスムーズに登録できた方なのです。資料をすぐに揃えたとしても不可抗力的に時間がかかってしまうプロセスもあり、結構大変でした。ここからは、登録手続きについて簡単にご説明したいと思います。
まず、特に手間が掛かったのは、業務補助等の報告書受理書の取得でした。公認会計士法で、資格取得には3年以上の実務経験(業務補助等)が要求されており、その要件を満たしていることを証明する書類を財務局に提出する必要があります。監査法人の場合、業務補助等の報告書を作成して法人内で承認を受けた上で、財務局へ提出することになります。特に、上場企業の監査に従事していると最低限の資料作成でスムーズに承認を受けることができるようですが、非上場企業の場合には、その企業に関する情報なども報告する必要があるようですので少し手間が掛かると思います。そして、問題は財務局長から報告書の受理番号が発行されるまでに時間がかかるということです。私の場合、報告書を5月上旬に提出し、受理書が発行されたのは6月下旬でした。私は4月の合格発表から割と早い段階で報告書を提出したため、受理書の入手までにそれほど時間がかかりませんでしたが、提出者が多くなる7~8月だともう少し時間がかかる可能性があります。最大3ヶ月程度かかるとも聞きますのので、出だしで遅れを取らないためにも、修了考査受験後に報告書を一旦ドラフトしておくことをおすすめします。
無事に受理番号が発行されたら、資格登録免許税等の登録にかかる費用を支払い、勤務先から勤務証明書を入手し、役所関係の資料を揃えて、ようやく日本公認会計士協会に提出です。提出後は、毎月1度開催される登録審査会の審議にかけられ許可が降りれば登録となります。登録審査会のタイミングも重要で、各月の審査会にかけられる申請期日までに書類を公認会計士協会に送付しなければならないので、その辺りにも気をつける必要があります。詳しくは、公認会計士協会が作成している公認会計士開業登録の手引をご確認ください。
https://www.hp.jicpa.or.jp/app_kaigyo/kaigyo_tebiki.pdf
翌月の登録されれば翌月の官報に登録番号と名前が掲載されますよ!
今後について
公認会計士の資格を取得したこともあり、この期間に、自分自身のキャリアやライフプランの将来計画に今一度向き合って、次のステップに向けた活動を始めていました。結果的に、来年7月を一つの区切りとして次のステージに進もうと決めたのですが、そのためにも今年1年はとにかく自分に与えられた業務に1つ1つ誠実に向き合って最後の最後まで監査の現場で学べることを全て吸収することにしました!ですので、しばらく大きな変化がある訳ではありませんが、具体的な目標が定まったことで、ここ半年くらいモヤモヤしてた気持ちがスッキリしました。
公認会計士なんだから、独占業務である監査を極めた方が良いのでは?辞めてしまうのはもったいないと言われることも多かったです。ですが、公認会計士のキャリアは一つでは無く、様々な可能性があると思っています。監査法人離れが加速しているというニュースもありますが、私は公認会計士試験を突破した人全員が監査を生業とすべきだとは思いません。もちろん、公認会計士である以上、最低限の会計監査知識と経験は備えておくべきだと思いますので、短い期間でも一度は監査法人で会計監査というものを学んで欲しいと思っています。その中で、この道を極めたいと感じたのであれば監査法人内でキャリアを積んで行けば良いですし、他の業界にチャレンジしたいと思うのであれば外に出れば良い。一度外に出てから、やっぱりもう一度監査をやりたいと感じるのであれば監査の世界に戻れば良いのだと思います。そのように人材が流動的になれば、監査法人内外で生き生きと活躍する公認会計士が増えてくるのではないかと思います。
そんな思いもあり、私は監査法人から外へ飛び出してみようという気持ちになりました。前職との繋がりもあり、元々、生涯監査をやっていきたいという気持ちでこの業界に足を踏み入れたわけではないので来るべきタイミングが来たという感じです。 詳しいことは、追々noteに残していこうと思いますが、引き続きマイペースに更新していきますので、ゆるーくお付き合いいただければと思います!