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公明党はなぜ親中なのか

だいぶ攻めた内容に感じるかもしれませんが、年配の方にとっては一般常識みたいなものらしいです。
高橋洋一さんが語っていたことを以下にまとめます。


1972年9月、日中共同声明を発表し、日本と中国は国交を結びました。
2022年は日中国交正常化50周年記念の年です。
当時の首相は田中角栄、中国の国務院総理は周恩来です。
この日中国交正常化に先立って1968年、創価学会の池田大作さんが「日中国交正常化提言」を発表しました。
主な内容は、中国の存在を正式に承認して国交正常化をはかること、中国の国連における正当な地位を回復すること、そして経済・文化的な交流を推進することです。

なぜそのような提言を行ったのか、謎に包まれているところもありますが、池田大作さんが中国に対して良心的呵責を感じ、当時あまり世界の表舞台に出ていなかった中国を全面に引き立てて、これから仲良くしていこうという主張をしたのだと言われています。
提言の中で中国をベタ褒めして持ち上げています。

公明党の結党は1964年です。当時はまだできたばかりの政党でした。
中国に対して創価学会はそのような立場を取り、公明党も委員長を中国に派遣し、日中国交正常化の事実上の仲介役を担いました。
池田大作さんの提言ですので公明党の人たちはもちろん平身低頭で従い、自民党政権もうまく公明党を使って推し進めたという形です。
中国はこの件に恩を感じ、公明党とはその後ずっと長く良好な関係を築いています。創価学会も創価大学での中国人留学生を多く受け入れています。

中国にとって公明党は日本における最大の支持者ということです。
50年もの間、蜜月の関係を築き続けてきました。
自民党との連立で公明党が政権を取って以降、ますます中国は公明党を経由して中国の影響力を高めています。

モンゴルの非難決議(※)のとき、自民党の人がいくら言っても中国を非難するなんていうのは全く出てきません。
※2022年2月1日に衆院本会議で可決された、中国の新疆ウイグル、チベット、内モンゴルの各自治区や香港での人権問題に関する決議。衆院決議は当初中国政府への非難を盛り込むはずでした。しかし与党内調整の過程で公明党の提案を自民党が受け入れ、決議文からは「非難」「人権侵害」の文言は削除され、「中国」の国名も明記されませんでした。

50年間も親密な関係を続けていたら、お互い持ちつ持たれつになります。
不思議なのは、中国国内というのは宗教は基本的にアウトです。公明党はなぜこんなにも中国にのめり込んだのでしょう。布教を許してくれるような国ではありません。一方的に創価学会が恋焦がれてるのかもしれません。
宗教活動という意味では創価学会にメリットはほとんどなく、一方的にのめり込んでそういう関係を作り、ひょっとしたら弱みを握られてるのかもしれませんし、池田大作さんの善意だったのかもしれません。
いずれにしても公明党は早い時期から今までずっとそのようにしてきました。

なぜ世界平和のためと言って中国を持ち上げたりしたのでしょう。池田大作さんの主義主張は世界平和です。皮肉にも中国の共産主義は世界平和にとって不安定要因になっています。
それでも50年間付き合ってきたので後戻りできません。ある意味で創価学会の中国愛が私にはカルトに見えます。
今回の統一教会の話も、統一教会悪い悪いと言っていますが、共産主義に敵対するという意味では結構まともなところがあります。
そういうのに対してどんどん攻撃しているというのは、なんだか変な感じがします。日本における最も政治的な圧力団体は創価学会です。そこには何も触れず、不思議な感じです。


念を押しますが、高橋洋一さんが語っていた内容をまとめたものです。
明け透けな表現を多用していたので、文章化するにあたりだいぶマイルドにしました。個人的には「へー、そうなんだ」という感じです。
この辺りの流れを知っていると、政治を見る上で理解しやすくなることがあるかもしれません。

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