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「買わせる心理学」めも
今回のメモは下記を参考にしたものです。
デザインとかコラムに応用できそうなものをメモしてます。
自分の備忘録なので雑な部分があるかもしれませんがご了承ください。
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視線解析
NLP(神経言語プログラミング)の研究によって視線から心理状態を読み取れる、というもの。視覚的に情景を思い浮かべている時は上、過去の出来事に意識を向けているときは左みたいな話は一度は聞いたことがあるはず。
~具体的な図~
過去(記憶)は左、未来(創造)は右に意識が向くと言われているようです。これをデザインに取り入れるのであれば
・アクションボタンは「進む」を表すものを右に配置する
・動作があるものは右に進むように
・時間の流れを表すときは左から右になるように設計する
のように応用ができるでしょう。
【OK】
【NG】
たしかに右から左に、先に進んでいくような時間の流れがあると違和感がある気が…
ちなみに採用ハックのページ移動部分も左から右の流れだったのでスムーズに見えますね。
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片面提示と両面提示
【片面提示】
コミュニケーションの際にメリットだけを伝えること
【両面提示】
コミュニケーションの際にメリットとデメリットの両方を伝えること
「この求人媒体に広告を載せるとすぐに応募が入ります。どんな仕事内容、職種でも理想の人材をゲット。しかも広告費は1ヶ月たったの980円!」
なんていう求人広告に載せたいと思いますか・・・?人間は自分に都合の良い情報ばかり伝えられると不安を募らせる傾向があるようです。たとえば上記の例の場合だと「すごく応募が入るけど、とても高価です」などと、得られるメリットに匹敵する障壁がある方が人間は納得しやすく、デメリットも伝えることで商品やサービス、その情報を伝えている人に対しても信頼感を与えてくれます。
・・・というとすべて両面提示していればOKのように聞こえますが、片面提示が効果的な場合もあります。
ひとつは相手がそのジャンルに関する知識を持っていない場合。あれこれ情報を与えても判断がつかず、よくわからないけど何かデメリットがあるならやめておこう、となるからです。
もうひとつは相手が大きな契約など背中を押してもらいたい場合。最後になってデメリットや他の選択肢を提示されたのではまた悩んでしまうので、明らかに不利益な選択をしようとしているような場合でない限り片面提示がふさわしいです。
コラムで応用するなら最初のペルソナ設定の部分で超初心者向けならマイナスな情報は書かないようにするのが良さそう。
・両面提示で伝える順番は「デメリット→メリット」
【NG】
タウンワーク枠得プランはリーズナブルな価格で大量に求人を載せられるが、掲載順位は低い。
【OK】
タウンワーク枠得プランは掲載順位は低いが大量に求人を載せられ、価格もリーズナブルだ。
あぁ、全然伝わり方が違う…笑
コラムの見出し順も「デメリット→メリット」でやってみると面白いかも。
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可読性尺度
【可読性】
文法の難しさや意味的な難しさ、文言の構造など複数の要素によって判別されるもの。
【可読性尺度】
文章の読みやすさを数値化したもの。
★日本語文章難易度判別システム で可動性尺度を測れます!
【例文】
毒性を弱めた微生物やウィルスを使用。液性免疫のみならず細胞免疫も獲得できるため、一般に不活性ワクチンに比べて獲得免疫力が強く免疫持続期間も長い。
読める=理解できるではありません。上記の文章はWikipediaの「ワクチン」の項に掲載された説明の一部ですが、その分野に明るくなければ知らない単語が多くあること、何についての記述かの前提条件がわからないことが理解できない大きな原因です。
【文章難易度:普通】
スタンバイはIndeedや求人ボックスと同様、ホームページ上の求人情報をひとまとめにした求人検索サイトです。このようなサイトは専門用語では「アグリゲーションサイト」とも呼ばれます。
【文章難易度:やや難しい】
スタンバイとは2015年にリリースされた日本最大級の求人検索エンジン(アグリゲーションサイト)です。スタンバイを運営しているのは2019年11月12日に設立された株式会社スタンバイ。株式会社スタンバイはヤフー株式会社を傘下に持つZホールディングスと転職サイト「ビズリーチ」などで知られる株式会社ビズリーチの合弁事業会社です。
「やや難しい」の方は求人検索エンジン初心者さんが見たらなんのこっちゃってなりそうな文章ですね笑
コラムだとある程度キーワード入れる必要もあるので1つの小見出しになんでもかんでも情報を詰めすぎると文章難易度が難しくなりがちかも。
「やや難しい」の文章の方は「アグリゲーションサイトについて」と「株式会社スタンバイについて」で2つに分けた方が文章量も増やせるし、読む方もわかりやすくなるはず。
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【一通り読んだ感想】
基本的に、誰かが持ってたら貸してもらってもらうのがくらいが丁度いい感じの本。「ものづくりは細かいところまでこだわりたい!!」そんな人は買うといいと思います。
本の内容的にはホームページ制作とかマーケティングやってる人向けかと。全159ページ、技法は61個載っているので、アイキャッチやコラムを作成するにあたって応用できそうな内容のものもありました。
結局この本の心理学を実際に試して効果があがっているのかどうか、って分かりづらいなぁ・・・でも人気のサイトやプロの人たちほどこういう細かい部分気遣ってるのも分かるんだよなぁ、そんな気持ちになりましたとさ。
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