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台湾原住民系ハーフが紹介する台湾

記事テーマはパッと思いついたタイトルをつけました。
基本、僕自身の経験を下にざっと書き記して行きます。間違ってる情報もあるかもしれませんが、そこはご愛敬とさせてください。

まずは簡易的自己紹介。
北海道出身の父と台湾の原住民タイヤル族出身の母の下で生まれた筆者。
幼少期は台湾へよくおじいちゃん、おばあちゃんに会いに台湾へ戻っていました。

台湾原住民−タイヤル族−

台湾には2020年時点で政府認定の民族が16あります。
日本統治時代は7部族と分類していました。

タイヤル(TayalまたはAtayal, 中国語: 泰雅族。別名アタヤル族)は、台湾原住民の中でも2番目に多い8万5000人の人口規模を持つ民族集団。居住地域は台湾の北部から中部にかけての脊梁山脈地域
ウィキペディア参照

日本で馴染みのあるあの人も実は原住民

ビビアン・スー
お母さんが純タイヤル族の方。筆者の隣の部落出身で、ビビアンよりお母さんの方が綺麗だったわよ!とよく言われている。

陽岱鋼(野球選手)
アミ族出身。陽岱鋼の妹は台湾バスケ代表選手、兄も野球選手。


言語

タイヤル語を用いる。
固有文字を持たないため、その表記はカタカナ(日本統治時)やローマ字を用いている。日常的にはタイヤル語、国語、日本語が混用される。若い世代は標準中国語の国語に堪能な反面、タイヤル語に不自由な人が多く、年輩者と直接会話できない事が多かった。近年は原住民文化を見直そうとする気運が全国的に高まっており、その流れを受けて、小学校などでのタイヤル語の学習も始まっている。

筆者は中国語ができるようになったのは20歳を過ぎたあたりから。
それまでは、おじいちゃんとおばあちゃんとは日本語で会話をしていました。なんという曲か分かりませんがおばあちゃんが歌ってくれた日本語の曲、日本語が美しかった記憶があります。
また、おばあちゃんがふと、私は台湾籍で、日本語を話せる人が少なくなって日本語を忘れ始めたけど、心は日本人なのよと言った事は今でも忘れられません。

宗教

カトリック教徒で、土葬を以て死者をキリストのもとへ送ります。
私自身は形上、仏教徒ということもあり昔、おじいちゃんが亡くなった際は遺体に触れさせても貰えなかったことを思い出しました。もしかしたらただ単に僕が中国語ができなくてそう感じただけなのかも。

風習

タイヤル族は台湾原住民系の中でも、独特な風習を持つ部族です。
・首狩り
・顔への刺青
首狩りは、主に社会的な意味で行なわれた。男子にとって重要な通過儀礼であり、敵の首を狩った者のみが刺青を入れることを許される。刺青が無いと社会的に無視され、結婚すらできない。さらに狩った首の数が多ければ、特別な衣服や装飾をつける権利を得る。
女性の場合は、織物の技術力によって刺青の模様が変わる。

首狩り、顔への刺繍は日本統治時代に野蛮な風習ということで厳重に取り締まられました。

365px-鳥居龍藏所攝紋面泰雅族女人

笑い話
おばあちゃん曰く、
原住民系の女性は当時の日本人男性には魅力的に感じる人が多く、求婚を求める方が多かった。もちろん受け入れる方も入れば、拒絶する人もいた。綺麗な女性ほど多くの殿方からアタックが来る。そんな時は顔に刺青入れると日本人男性驚くほど何も言わなくなるのよ!
なんてことを小さい時聞かされました。

美味

竹筒(zhù tǒng)
竹の中に餅米やひき肉などを入れた物。

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醃肉/山豬肉
豚肉の塩漬け、発酵させたもの。
生で食べたり、焼いて食べたりもする。
筆者は生で食べるのがめちゃくちゃ好き!これを食べたことある人はかなりの台湾通!だと思います 笑

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まだまだ美味しいものもたくさんあるのですが、今日はこの辺で。

また適当に紹介していこうと思っています。
最後まで見ていただきありがとうございました。

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