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ネイティブに近くには、どのくらいの語彙数が必要なのか。

よく、英語や中国語、スペイン語、ドイツ語etcががペラペラという方を耳にします。でもどのレベルでペラペラなのか。ってよくわからないですよね。
発音がすごくても、知っている語彙数が少ないと違いますし、語彙数があっても発音がちょっとずれるとネイティブには近づけない。
ネイティブを目指すとそんなジレンマに陥ります。

まぁぶっちゃけ通じればいいんですけどね!笑

今日はどのくらいの語彙があればネイティブにもしくは不自由なくコミュニケーションができるのかを調べて見ました。

辞典の語彙数はどのくらい?

広辞苑は約25万語
フランス語の代表的な辞書は約10万語
ドイツ語の代表的な辞書は約35万語
中国語の代表的な辞書は約40万語
英語の代表的辞書は約60万語
が収録されているようです。

とんでもない量があるんですね!

ネイティブがもつ年齢別の語彙数

※英語
3歳 :3,000語
10歳:10,000語
17歳:20,000語
24歳:20,000語
31歳:28,000語
38歳:29,000語
45歳~ 66歳:31,000語
73歳:30,000語
(データ参考元:TestYourVocab,com:Test your culture)

ちなみに英検やTOEICとカンタンに比較すると、

3,000語:英検準2級 (TOEIC500)レベル → 3歳児
5,000語:英検2級 (TOEIC600)レベル → 8歳児
10,000語:TOEIC900と英検1級 → 10歳児

となるようです。最高級に達してもネイティブに換算すると10歳児レベルなのですね (涙

中国語の場合(中国語のHSK)

HSK6級(最高級)
中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。
語彙量の目安:5000語以上の常用中国語単語
HSK5級
中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。
語彙量の目安:2500語程度の常用中国語単語

です。英語と比べると語数はかなり少なくなりますね!
中国語も英語と同じで、5000語を使いこなせても10〜12歳の子と同じぐらいのレベルとなっています。(体験談)

ビジネスで使う語彙数

英検1級のレベルをネイティブと比較すると10歳児程のレベル・・・

ネイティブになるには途方もない努力が必要ですね。しかし、台湾の義守大學 ( I-Shou University) の研究によると、各ビジネスで使われる英単語数は、約3,500語-11,000語という結果が出ています。
ちなみに語彙数がいちばん少ないのは、

3,500語~8,000語で生産・作業分野 (工場など)

逆に語彙数が多いのは

5,000語~11,000語で経営情報システムと経営方針・戦略分野
 (高度なプランが必要になるので、語彙数も増えるのかも知れません)。

海外で生活しているノンネイティブの語彙数は平均10,000語という結果が出ていますので、この数字が1つの分岐点になりそうです。
中国語の場合だと、HSK6級相当の5000語が分岐点になりそうです。

語彙力アップのコツとポイント

まずはとにかく語彙力を上げるのが言語習得に必須となります。
以下のポイントが最短ルートになると思います。

・とにかく言語を使う(使っていない人と比べると2倍の伸び率が変化)
・海外に住む(1年で約10,000語、10年で23,000語に達すると言われる)
・読み物を増やす(沢山読む人は語彙が多い)

最後に

やはり、語学習得には海外に出て無理やりにでも使うようなシュチュエーションを作り出すのが一番いいのかも知れません。
もちろん日本にいてもそのような環境を自分で作り出せる人もいますが、筆者のような行動力がない人はかなり難しい方法かも知れません。
現在、台湾へ移住しようと計画していますが、英語圏への移住も面白そうだなと思いました。



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