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「今更ですが、VRってなんですか?」Mogura VR編集長・すんくぼさんに聞いてみた #小原イベントレポ

今月から、ライター・編集者向けに開かれたものを中心に月に2〜3回イベントに参加することにしました。これまでイベントに参加することにはあまり積極的ではありませんでしたが、リョーさんがいうことには「始めはとにかく情報発信することが大事」なのだそう。もはや「参加費払うから行ってきて」とまで言っていただいています。

たしかに、勉強する機会はいくらあっても足りないくらいですし、イベントに参加して人のつながりを増やすことも大切。こうしてレポートを書くことで情報発信をする機会を増やし、みなさんにも共有できればと思います。

記念すべき第一回目は、先日行われた「VR / AR / MRって何?押さえておきたい基礎知識・最新動向を体験しながら学ぶ会」です。

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最近よく聞く「VR」って一体何?

今回のイベントは、VR専門メディア「Mogura VR」を運営する株式会社Moguraが主催。VRに関する情報発信に興味を持つメディア関係者に向け、押さえておくべきVRの基礎知識をレクチャーするものです。

スピーカーは編集長のすんくぼさん。まずはVRとAR、MRの違いについてご説明がありました。

すんくぼさん:VRとは、ゴークルをつけて、現実とは切り離されたシチュエーションを体験するもの。日本語では仮想現実と訳されます。一方で、ARは現実空間にデジタルな情報を表示するもの。現実空間に付加情報を表示させています。

知らない人からすれば「?」と思いますよね。もっと簡単に言えば、現実とは全く別の世界にいる感覚になるのがVR。さっきまで目で見ていた景色とは全く違う空間を体験します。

対してARの場合、視界は変わらず、目には見えない付加情報が加わっています。例えば、視界の中をデジタルの犬が走り回っていたり。

そしてMRはVRとARの上位概念。現実と仮想が混ざっていればMRと定義されます。完全に仮想空間であればVRで、現実空間が少しれもあればAR。まあ、VRもARもMRになるといえばなるのですが、実際のところMicrosoft以外にMRという表現を使っている企業はないそうです。

…言葉での説明は分かりにくいかもしれませんね。動画を見てみましょう。

動画の冒頭は現実世界に本来ない情報が付与されていますね。これがARです。両手にペンのようなものを持っている陽気なおじさんはVRの世界にいます。そして、3人の人がいる世界がMRだと思ってもらえばわかりやすいでしょう。MRはARとVRを複合した概念のため、同時に別個の世界観が成立しています。

違いはざっとこんな感じ。言葉で説明されるとわかりにくいですが、動画だとなんとなく感覚がつかめたでしょうか。

VR・AR体験会!“未来感”やべえ。

「使ってみるのが一番だよね」ということで、簡単な説明の後に早速体験会。すんくぼさんが付けているのは、動画の中で使用されていた「Microsoft HoloLens」です。

僕も体験しましたが、とにかく未来感がすごい。パソコンのデスクトップが視界にあり、指でクリックすれば要求に応じて駆動するイメージ。すんくぼさんの視界は変わらず現実空間ですが、視線の先では犬が走り回っています。

VRデバイスを装着すると、視界が現実空間とはまるで変わります。このお絵描きアプリの場合、暗闇の中に一人になり、もう誰も見えません。

こちらはVR空間の中に参加者の方が描かれたドラえもんの絵。パソコンで見ると平面ですが、VRの世界では立体的に浮かび上がっています。背後に回り込んだり、下から眺めたりできます。写真はドラえもんの目が少しズれてしまっていますが、VRの世界で少し左側に回り込めばズレが戻ります。伝わるかな…?

こちらの動画では、僕が体験したVRアプリを装着した人の視点見ることができます。描いた絵が立体的になり、自分が動くことで背後に回り込んだりすることが可能です。

今後のVRはどうなる?私たちの生活が劇的に変わるかも

VRやARは、最近になって急速に普及して生きたようなイメージがあります。しかし、研究段階では既に1960年代から存在するものでした。それが現在になって個人レベルにまで普及しました。安いものだとドン・キホーテで数百円から購入できるのそうです。

今後はますます技術が発達し、より小型で安価になっていくのだといいます。現在のところ普段から付けて歩けるようなデバイスではないのですが、こちらも研究段階ではもうメガネと同等のサイズのものがあるのだそう。

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今日初めて体験をするまでは、自分には関係のない話なのかと思っていました。というのは、テクノロジー好きの一部の人たちや研究者たちの高価な娯楽だと思っていたのです。しかし、爆発的なスピードで研究開発が進み、日々技術が進歩していることを考えればそうも言ってられなそう。ライター・編集者としては常にキャッチアップしておかなければいけない領域になってきそうです。

もちろん個人の娯楽としても楽しみ。「未来」と聞いて思い浮かぶような世界が、すぐそこにあるように感じられました。日常的にVR、ARがある世界はもうすぐかもしれません。

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少しでもVRに興味がわいたら、こちらをチェック。→ Mogura VR

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