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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:番外編3

2022年6月2日は、1回目のマスコミ試写会。前夜に会場に置くポスターを額装していたら、うちの猫娘小麦ちゃんが千客万来願かけの舞をしてくれた。試写会は8月までに計5回行う。マスコミ試写会とは、宣伝のための大事なイベントで新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画誌やwebメディアの方々を招き本作を紹介してもらうために本編をご覧いただく会だ。そしてスタッフへの完成披露でもある。自主宣伝・配給で実働部隊は自分一人なので会場の受付も自分でやる。「いらっしゃいませ」と名刺を差し出すと「あ、監督ですか!」とちょっと驚かれるが、そんなに大変なことではなくて、むしろ楽しい。会場は渋谷にある映画美学校試写室。元々は劇場だった所で映写も音も座席配置も素晴らしい。
 
上映前に軽くみなさんに挨拶をしてから受付で必要だった物を片付け、会場の外で一服していると表のレストランでなんと!アナーキーのギタリスト・藤沼伸一さんがお仲間とお茶していた。友だちを介して3回お会いしたことがあるが、自分のことを憶えていないだろう。伸一さんは日本のパンクのレジェンド。カッコいい詩人でもあり、めっちゃくちゃギターが上手くて泉谷しげるさんは常にバンドに招いている。原発には鋭く反対していて、震災後からYouTubeで原発利権を叩く番組をずーっと続けておられた。
レストランにお邪魔して、本作のチラシを受け取っていただくと「おう!この裁判長の人、知ってるよ。会ったことないけどね。観に行くよ」と仰言ってくださった!伸一さんの音楽に影響を受けた自分の作品を観ていただけるなんて凄いことだ。
 
会場に戻って一番後ろの席につく。気になるのはご覧になってる方々の反応だ。退屈そうにしていないか?笑えるところに反応してくれるか?ドキドキしながら見守る。エンドロールが終わると拍手が起き、ホッとする。スクリーン前に出て宣伝のお願い。表のレストランでお茶をするので、時間のある方はご一緒にどうぞと言うと記者さん含めて7名にお付き合いいただけた。すぐに取材をしてもらいながら、みなさんに感想を伺うと、伝えたかったことがキチンと伝わっている感触。よかった!帰宅してご来場いただいた方々にお礼のメールを送ると、みなさんから好印象の返信が届いた。よし!ようやく映画を世の中に送り出したのだ。

映画公式サイト
https://saibancho-movie.com

宣伝費を募るクラウドファンディング
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie


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