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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督日記:116 自主上映会 a go-go!

2023/2/28 晴れ。 全国27の劇場公開が終わった。これからも劇場で公開されることもあると思うが、自分としては、自主上映会を増やすことに注力し始めている。
自主上映会は昨年末に募集してから既に全国34団体からのお申込みをいただいている。すごく沢山でありがたい!自分は劇場で70回近く舞台挨拶に登壇して来たが、パンフレットをお買い求めの方にサイン会をすると毎回最低でも2名から「自主上映はいつからできますか?」と質問を受けていた。これはもの凄い数で、自分が把握するだけでも150名超のお客様が上映会を開いてみたいと思ってくれた計算になる。

現時点でお申込みいただいているのは、反原発団体、自然エネルギー事業者、私設映画祭、地方自治体、農業団体、高等学校、キリスト教団体、仏教団体、生活協同組合、政党などなど実に多彩だ。映画を脱原発・自然エネ・農業の3つの視点で描いたことが上映会主催団体の多彩さに表れている。
これに大学の文化祭が加わるとバランスがいい。きっとお申込があるはずだ。

自主上映会を開くのは、すごくエネルギーが必要だと思う。団体で開催の意思を固め、会場を押さえて、予想する動員を見定めチラシを配る。上映当日まで何度も会合を開くだろう。上映会の経験があってもなくても狙った動員に達したときの喜びと充実感はたまらないものがあると思う。

2/18(土)には三重県津市と北海道帯広の2つの団体が初めての上映会を催してくださった。
三重県は反原発団体と子育て支援グルーブの共催で会場に託児室を作っての上映会。小さなお子さんをお持ちの方でも安心して映画を観られるようにと劇場では出来ないことが可能になるのも自主上映会のいいところだ。素晴らしい。ここでは樋口さんのトークショー付きで2回の上映。

雪深い帯広の上映会は2つの反原発団体の共催で2回の上映。なんと230キロも離れた小樽からご来場の方までいた!
この日のお客様の合計は2箇所で557名!劇場で550名の動員を超えるには、好調でも2週間はかかるのに1日でこの動員は本当に凄い。主催団体さんの努力の賜物である。

2/25(土)には、東京練馬区の武蔵大学で「江古田映画祭」のオープニング作品として上映された。ここでも樋口さんの講演会付き上映。
東京での初上映会なので、動員が気になった自分は急遽、様子を見に行くことにした。行ってみると会場は200名以上の動員。さすがの樋口さん人気には、自分の心配など全く無用だった。上映後の樋口さんの講演前に飛び入りで自分がご挨拶する時間をとってくださった。演台に立つとお客様の熱気をビシビシと感じた。

久しぶりに約1時間の樋口さんの講演を聞いた。いつもお使いの資料のパワーポイントを今回は使わず、話される内容はますますブラッシュアップされていて驚いた。毎回進化するお話しは、ほんとうに誰もが理解できるようになっている。

お客様の熱意は、主催者のみなさんの熱意がそのまま伝わったものだと思う。劇場公開は自分一人で宣伝配給してきたが、もしも自分と同じ熱意を持つ仲間がいたとしたら、もっとたくさんの劇場に届けられたかもしれないと感じた。

自主上映会は始まったばかり。自分をトークイベントに呼んでくださる上映もある。どんな方々と出会えるのか?ものすごく楽しみだ!

<自主上映会お申込・スケジュールサイト>
https://saibancho-movie.com/wp/

<映画公式サイト>
https://saibancho-movie.com

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