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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:番外編 No.4

2022/7/7 晴れ。渋谷の試写室で4回目のマスコミ試写会を行った。新聞社や雑誌社、WEBメディアの方々ほか30名ほどがご来場くださった。東京の映画館ポレポレ東中野での公開まで残すところ2ヶ月を切って、宣伝に益々力が入る。
映画の宣伝・配給費(配給とは劇場へ公開を依頼すること)には制作費と同額を見積もるのが理想的だと言われている。1億円で作品を作ったなら、宣伝・配給に1億円をかけるということになる。それくらいに宣伝にも配給にもお金が必要なのだ。また、それにかかる期間は半年や1年を費やす。誰も知らない作品の存在を社会に広めるのには一苦労あるということだ。
 
本作は、低予算映画なので宣伝費も配給費もクラウドファンディングで募っている。目標は300万円。2022年7月7日時点で約53%の目標達成率、151名の方々がご支援くださって1,616,880円が集まっている。本当にありがたいことだ。集まったお金の主な使い道は、ポスター等のデザイン費、各地劇場へ舞台挨拶に行くための旅費、ポスター等の宣伝物の印刷費や送料、そして宣伝配給のための人件費にあてる。宣伝配給も自分がひとりで行っているので、人件費は自分の報酬ということになる。
映画業界では、どんなに低予算作品でも宣伝配給会社に依頼すると最低400万円かかると言われている。実際に自分が運営していると、それくらいのお金が必要なことを身をもって理解できる。
試写会では、終映後に劇場への営業のこと、宣伝活動のことをみなさんにお伝えしてメディアの力で宣伝にご協力いただけるようにお願いしている。終映後すぐに取材してくださったり、チラシを束で持って帰っていただけたり、インタビューのお申し込みをいただいたりする。その時に交わす言葉で作品を気に入ってくださり、宣伝に協力したいという意思をビシビシ感じる。とてもありがたい。自分一人でこの映画を広めているのではない、応援してくださる方が沢山いるのだと勇気が湧いてくる

<映画公式サイト>
https://saibancho-movie.com

<宣伝費を募るクラウドファンディング>
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie


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