映画『原発をとめた裁判長　そして原発をとめる農家たち』監督日記：108 初日満員札止め

2022/9/10 晴天。ポレポレ東中野での封切り日を満席で迎えられた。本当にうれしい。札止めでお帰りいただいた方々も沢山いて、わざわざ劇場にまで来てくださったのに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。急いで来られた方も多かったのにと思う。
映画は娯楽だが、劇場に来ることは行楽だと思う。到着までの道中、”どんな作品だろう？”、”いい席とれるかな？”、”おもしろいかな？”と巡らせる思いは、キャンプに行ったり、旨いもの食べに行くまでの気持ちと一緒だろう。
また、本作をご覧になった後、舞台挨拶に登壇した樋口さん、近藤さん、河合弁護士や自分に声をかけて感想を伝えてくださるみなさんの行動は、”来られてよかった”、”誰かと気持ちを分かち合いたい”、”まだ帰りたくない”という思いからのことだと感じる。
劇場とはそういう場所なのだ。知らぬ同士が場と時間を共にして、できれば感想を話し合いたい、だから離れ難い。そう思っていただくことはTVやパソコンではない劇場の底力だ。

ご覧くださった方々も、残念ながらお帰りいただいた方々も本当にご来場、ありがとうございました！

＜映画サイト＞
https://saibancho-movie.com