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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:99 パンクムービー成る

2022/1/20 文化庁AFFから年末に提出した完了報告にダメ出しが来た。不可解な事がいくつかあるが、一番けったいなコトをご紹介します。

映画での[主なロケ地]を書く欄に[福島県二本松市]と書いた。ロケ地は二本松だけではなく、浪江町や広島、新宿、福井、川崎、山梨などあるが、[主なロケ地]なら二本松市なのでそう書いたのだけれんども、なんと!二本松市への高速料金の以外の交通費の領収書が「主なロケ地ではないため、正当性が認められません」と来たもんだ!

すかさずAFF事務局に電話して、この矛盾は如何に?と訊くと、「おっしゃることは、ごもっともでございますが、ここはひとつ、事業者様が行かれたロケ地すべてを[主なロケ地]に書き加えて再申請をお願いしたいと思います」。と来たもんだ。この答えにすら上司と相談するために5分くらい待たすという有り様である。この他にも謎が謎を呼ぶやりとりがあったが、ここに書くのも時間が惜しいので、無事申請が承認されるまでのすったもんだをご想像いただきたい。

とまぁ、数々の時間の浪費があったが、約2ヶ月後の年度末には無事にKプロジェクトに600万円全額が支払われたのであった。プロデューサー河合弘之弁護士は大喜び。

「反国策映画に文化庁から補助金出るなんて痛快だよ!小原さんご苦労さま!」

電話口の河合さんの爆笑で、モヤモヤ気分が吹っ飛んだ。
そう、この映画は国費で補助された反国策原発映画。
本物のパンクムービーとは、体制にウィンクしながらやりたいようにやった映画のことをいうのだ。
良い子はマネしよう!

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