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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:50 役者以上

“撮ってしまえば、みな役者”という気持ちで自分はドキュメンタリーを作る。これまで撮った方達の存在感は本当に役者さんのようだ。物語のようなドキュメンタリーが好きな自分は、個性が光る登場人物たちを時間軸のどこで初登場させて、のちに各人をどう配置するのかをストーリーテリングの勝負所にしている。

前作『日本人の忘れもの』に推薦の言葉を寄せてくださった故・なかにし礼さんは、わざわざお電話をくださって、戦災孤児の方々が「役者なんて目じゃないくらいの存在感だった」と興奮気味におっしゃった。人にはそれぞれスクリーンに映える存在感があり、役者とは人々の存在感を借りて体現する職業なのだろうと思う。
だから自分は“撮ってしまえば、みな役者”だと思うのだ。

映画公式サイト
https://saibancho-movie.com

宣伝費を募るクラウドファンディング
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie

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