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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:16 資金問題

ところで制作費をどう賄うかの大問題がある。調べると文化庁がコロナで仕事が激減した文化芸術活動家たちを資金面で支援する「ARTS for the future!(AFF)」という事業を見つけた。映画もその対象で最低でも600万円が支援されるとのこと。これはデカい。国に支援金を申請するなどやったことがないが、一か八かこれしかない。河合さんに話すと「国策の原発推進を否定する映画なんかに文化庁からお金出るはずないよ」と言う。30年近く原発訴訟を闘ってきた弁護士さんに言われると、そりゃそうだよな、と普通は思うが自分は反抗的なので「出るか出ないか、やってみなきゃ分からんですよ」と燃えてきた。

2020年8月2日 席数が半分に制限された『日本人の忘れもの』舞台挨拶

コロナ禍に自分もずいぶん打撃を受けている。前作『日本人の忘れもの』は席数を半分に減らした劇場で公開され、CMほか映像広告の制作は激減、仕事が入っても進行がノロノロで結果的に収入に大きく影響する。廃業する制作会社や友人のスタッフたちもいた。文化庁AFFは、世界的な芸術活動の停滞で余りまくる予算を消化するための支援事業だろう。とにかく制作費を増やすためには、これ以外考えられない。申請書を書きはじめた。国策を否定する映画の制作費を国費で賄えることが出来れば、、、
これぞ本当のパンクムービーだ!

映画公式サイト
https://saibancho-movie.com

宣伝費を募るクラウドファンディング(目標額30%達成目前!)
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie


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