見出し画像

【動画投稿】密やかな楽しみ

速報性がなさすぎるでお馴染みのnoteです
気がつけば3月になっていました。

今回は檸檬じゃないけどこれもまた檸檬な梶井基次郎の詩を朗読してみました。

密やかな楽しみ 梶井基次郎

梶井の誕生日にかこつけて読んだやつです。
私が文豪の誕生日がどうと言い出す時は大体、文豪とアルケミストの公式twitterのツイートを見ての事です。

朗読をするのが大好きなので、時間と自分の体力が許す限りいつだって読みたいし、投稿もしたいんだけど、君も私も有限の中で生きてるからね……。

今回動画で採り上げた詩は君達もご存知の書店、ジュンク堂の前身に当たる丸善で手に弄ぶ檸檬を置き去りにして遊んでみるといったいたずらの一部始終を描いた作品です。

檸檬を読んだことがある人は、『檸檬を買い、丸善で本の上に置く』という一連におやと思うかも知れないけど、こちらの詩は檸檬より以前に執筆された作品なのでそれはそう。ここから膨らませて檸檬を書いたとされている。

もし近代文学にとっつき辛さを感じている君が読んでいるなら、まず、『密やかな楽しみ』に触れてから『檸檬』を読んでみると内容を理解しやすいかもね。
元々そう長い作品ではないので読みやすいし、最後には梶井のこうなったらスッキリするのになという妄想が付け足されているけど、大筋は同じだから訳も分からず読むよりは気軽だと思う。

いっそ君達に読み比べてもらうために、檸檬も読んじゃおっかな?
書きながらそれがいいような気がしてきちゃったよ。
実現するかは私次第だね。

〆に尾花の思う少し気分が落ちるポイントを書いて終わるね。
すごく単純に、普通に丸善の店員だったら気味が悪くて嫌だろうなと思って。


与太を語りて銭を貰いつつよろづの事につかひけり。 (尾花の血肉になったり、活動を豊かにする為に使います)