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ダイビング(オープンウォーターダイビング)ライセンス取得記


X年前

25歳の目標としてダイビングをとりたい!とったらイワシの群れを見に行きたい!と意気込んでいた2020年ゴールデンウィーク。
伊豆に宿泊して資格を取ろうといたがダイビングをとりに行くことを計画していたがコロナのせいでぽしゃに…。緊急事態宣言ってなんだよ…って思ってましたのが懐かしいですね。でもこの時はみんなで歩いてなくて散歩するのが快適だったね…。

ここから私は絶対に死ぬまでにダイビングの資格を取ると決意する…。一回やりたいと思ったのに諦め切れぬ…。

〜取得まで

申し込み

いつ取ろうかなといつも迷っていたが、1〜3月は20%引きであることと今とっておけば夏の旅行でダイビングできると思い取得することを決意。2月中旬ごろに申し込み3月18.19日に取得することに決定。
家を朝一番に出てたどり着く、葉山で予約をすることにした。(以前検討していたところは伊豆であったが前日入りしないと間に合わないのである)

沖縄とかで取っちゃうのも予定が合えば楽しそうと思った◎

事前準備

HPから申し込み返信のメールには、e-Learningを講習参加日までに完全に終えてテストも合格しといてね!という記載がある。
まあまあ余裕やろと思いつつ何もしない日々が続く。
一緒に行くT氏が真面目に日々コツコツする中全く進めていなかったのだが、「本当にやらなきゃまずいよ」っと言われ2/26ごろから慌てて勉強を始める。最終的に3/12に実家に帰るときに行き帰り道(合計3時間)でほぼ終わらせた。
10時間くらいで終わるとネットで見たけど文書読むの早ければもっと早く終わりそう。でもちゃんとやらなきゃ終わらない量なので要注意だ…。前日とかに始めてもどうにもならぬ。

体験ダイビングをしていたら多分器具のイメージがついて楽しく?学びやすかったかと思う。何もわからないので「???」と終始学んでいた。

最後にファイナルイグザムなるテストをネットでT氏と確認しながら受け合格点をゲットし、講習を受ける準備をバッチリしたのである。

あとは通える範囲のダイビングショップだったけれど体力が不安だったので葉山で宿を取った。案外葉山の宿は早く埋まるので注意。宿は早めに取っておいて正解だった。

1日目

しとしと雨。残念。
葉山まで電車で向かう。朝から家のミカド(デグー)の世話をし明日まで帰らなくても良い準備をする。あばよミカド!達者でな!
T氏が設置したカメラでミカドの寝姿が確認できた図


朝5時20分に家を出て、7時過ぎ頃に逗子着。逗子からはバスで向かい、バスから徒歩10秒ほどで葉山のお店に着いた。(8時に無事間に合った)
道中、グリーン車に乗ることで寝むれていたけれどやはり眠気はある。前日の晩に、ひよこさんとりんごちゃんのTRPG(カタシロ)のセッションが気になりすぎて寝ずに聞いたことによる寝不足である。


参加者は私は入れて5人。私とT氏以外の3人は個人で参加しているらしい。別々のチームになってしまったので話す機会はほぼなかったので残念であった。
まずは健康面に問題ないことを誓約書に記入し、次にe-Learningでの勉強の成果を提出し己で丸つけし(カンニングもし放題なので点数が低い人はいないのである)提出。
その後着替えて即ダイビングをすることになった。
3月は寒くダイビングをしたら凍えるのではないかと思っていたが、ドライスーツを着てダイビングをすることで寒さとはほぼ無縁であった。通常ダイビングと聞いて想像するのは下に水着を着てウエットスーツを着るタイプであると思う。今回きたドライスーツはそれらとは異なり、中に通常のズボンとTシャツなどを着て上から着るものであり、中には水が染み込まない衣服が濡れない謎システムのアイテムであった。
水着持ってきたけど不要だった。あったかい服を着て海に行った。不思議〜。

ドライスーツの説明を受け着終わったら店の横でダイビングの器具の説明を受ける。
インストラクターさんだけではなく、インストラクターを目指してたりする人たちがお手伝いしてくれて説明をしてくれる。
私たちが器具とボンベとBCD(ダイビングするに必要なジャケット)を設置し準備ができたら浜まで荷物を運ぶこととなった。

浜に着いたらまず海でのフィンの付け方を学び、次にシュノーケリング等での泳ぎ方を確認を学ぶ。シュノーケリング実はしたことがなかったけどなんとかなった。
勝手にシュノーケルしたことある気になってたけど、私小笠原諸島とか島でいっつもプール用のゴーグルで息止めて潜ってたわ…。シュノーケルって鼻呼吸できないんだね…びっくりした…。

葉山のダイビングスポットは海の中に少し入り磯を超えたところなので、スポットまでボンベを運ぶのが大変だった。おもりやボンベ20キロを背負って歩く磯怖い…滑る…。
ボードダイビングとかはおもりつけてすぐ潜れるからめちゃくちゃ楽なんだろうなという知見を得た。これを乗り越えたら怖いものはないに違いない…。

スポットに辿り着くと海の中でのフィンの付け方やマスクに水が入った時の対処法を学ぶ。あらかた必要最低限の対処法を学んだら海にあるロープを掴みながら潜っていく。
少し潜ると耳が痛くなってくる。ダイビングでは圧がかかるのでまめに耳抜きをする必要がある。
しかし普段耳抜きしたことがないので全然耳抜きできない。ふんっふんってしてなんとなくできた。できないと耳がめちゃくちゃ痛いから我慢とかできない。できないと中耳炎とかの病気を引き起こすので、耳が痛くて耳抜きできなかったら周りの人に待ってもらうためにすぐに報告したほうがいい。(ダイビングする前に耳抜きの練習しておくといいと思った。私は最近毎日してます。)

あと口呼吸しかできないのとてつもなく違和感。海の中では口呼吸しかできない。ボンベから口で酸素を吸っているから酸素は足りてるのに足りてない気がして焦ってしまう。気持ち的にはパニックになって浮上したい気持ちが何度も高まった。
沈むにあたってはできるだけゆっくり呼吸をして、息を吐いて急激に息を吸い込まないことがコツだけれど、焦って呼吸が浅くなり何度も浮上してしまう。
先生から海の中でジャスチャーで何度も呼吸のタイミングを指示されて練習。ロープがなくなると焦って潜れない…くううう。
最後は海底の石に捕まってなんとかしたりしてた。
海の中でマスクを外してつける練習など最低限の練習をして1日目の実習が終わる。(15時頃に終わった。)

今日は5メートルまでしか潜水してないけれど明日はさらに深くなるのは心配であった。
絶対に呼吸が浅くなって浮いてしまう…。
世の中にどれほどの人間がダイビング資格をとって挫折しているのか気になって「ダイビング 挫折」で検索したけれど全然ヒットしなかった…。みんな取れてるのかすごい…わたしも取れるかもしれない…。お手伝いの人に67.8歳の方がいたのだがどうやら62歳で資格取ったらしい。彼が取れてるならわたしにも取れるだろう…。頑張ろうとなんとか己を鼓舞した。

宿に戻ってからはへとへとの中呼吸の練習をした。口呼吸をすると陸でも呼吸が浅くなるけれど、体全体に空気を通すイメージをして胸を開いて肺に空気を入れると呼吸ができない感じがしないことに気づく。この閃きで明日は海の中でも乗り越えられるに違いないと思い少し前向きになった。

この日の夕方には筋肉痛が少しき始めていた。思ったよりダイビングは体力を使うようである。

2日目

晴れ。昨晩からの筋肉痛が朝起きても感じる。とてつもなく痛い。絶対に無理だと思いながらなんとか7時過ぎに起床し、お店へ向かう。(8時集合)

店長「体調はどうですか?」
私「筋肉痛が…」
店長「身体が鍛えられてる証拠ですね!」

店長めちゃくちゃ明るいな…。
昨日は女性の方が先生であったが、今日は店長が教えてくれるらしい。
昨日同様支度をし、ボンベ等のセットを昨日習ったことのおさらいで己で行った。
準備ができたら海に向かう。
海に着いたら不安が拭えない…今日はうまく呼吸して沈めるだろうか…。

海の手前で少しだけコンパスの使い方を学ぶが海の中でできるイメージが湧かない。完全に後ろ向きな気持ちになっていた…。学び終わるとさっそくスポットまで移動し潜水の準備を行なった。

落ち着いて呼吸をしているつもりだけれど初めは呼吸が浅いようで沈まない。少しずつ呼吸を落ち着いて行えるようになるとちゃんと沈みはじめた。沈むとこのまま入れるのか心配になり岩にしがみつく。呼吸が浅くなる…。深く呼吸をし心を穏やかになるようにずっと岩にしがみついていた。
店長たちは落ち着くまでしがみついている私を上から眺めていたらしい。恥ずかしいがどうしようもないね…。
岩に捕まっているうちに落ち着いて手を離しても沈み続けられるようになった。
海の中では、コンパスを見て進む練習・戻る練習をバディーと進む練習、戻る練習をする。
まずはT氏がコンパスをよんで指定の方向に進むよう案内し私は肩につかまりついていく。ついて行く時は落ち着いていたので問題なく進んで戻ってこれた。
交代をし次は私がコンパスを読んで案内する。
これは読むことと泳ぐことに囚われて気づいたら浮上していたやり直しである。
やり直しにあたってまた頑張って潜水する必要がある。潜水し、先生からOKをもらい再スタート。息を啜るように吸うことでなんとかやり切れた。
(途中で先生から「あなた資格取れません」とか言われるかと思った)
最後エア切れをした時の練習として、レギュラーター(空気を吸うやつ)を外して相手のレギュレーターをつけてもらうやつをする。怖くて死ぬかと思った。(外した時も呼吸をしないといけないので息を吐き続けないといけないのが恐怖である)
その後相手のレギュレーターをつけて浮上する練習をした。上がると安心感があり良い

少し休憩し、ファンダイビング的に葉山の海を回ってくれる。落ち着いている潜水し続けられるが、泳いでいるうちに呼吸が浅くなり何度か浮上してしまっだ。リカバリーが多少上手くなった気がする。
失敗も多かったけれどでっかいナマコやゴンズイとか見れて良かった。青い魚(ソラスズメダイ)ウニサザエも見れた。(13時頃には講習は終わった)

今後

陸に戻ってからオープンウォーターダイバーの資格を取れることが発表され今後のダイビングについて説明を受ける。今後ファンダイビングを楽しんでもいいけどアドバンスウォーター(オープンウォーターの次の資格で30m潜れる。オープンは18mまでしか潜れない資格)を目指すとどこでもいけて楽しいこと、イワシが見たいなら練習したら来年の1〜2月に大島でイワシが見れることを教えてもらった。
今回は5〜8mしか潜ってない(しかもすぐ浮上してしまう)のでそんなにできるのか不安ではあるが、何度かファンダイビングを繰り返してとっていきたい。
恐怖もあったけど、他のオープンウォーターの資格を持ってる友人曰くはじめの資格が1番大変で実技で練習を積むんだと言われた。
怖いけど諦めたくない…練習的な意識が強かったけど、魚見てる時は落ち着いてたので楽しめたらもっと良かったのだな。そう思うと夏とか沖縄とかそういうところで資格を取ってもいいかも知れぬとも思った。

まだダイビング人生の一歩を踏み出したにすぎないので色々挑戦して「もっと!!!もっと潜らせてくれ!!」みたいになれたらいいな。
とりあえず海猿でも見て見ようと思う。


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