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#気体になろうや:エアテラスコンピ

こんにちは、りきくんです。

札幌もようやく暖房が必要ない季節になってきました。
そろそろ外で遊びまくりたいですね。

今回はobake mask第3リリースの「Air Terrace Compilation」について紹介と詳細を綴りました。

どこか陽の当たる場所で休憩がてらに読んでいただけますと幸いです。

エアテラスについて

エアテラスとは、karuhiko君ハナカミリュウ君、そして僕の3人で主催を務めている札幌市内で開催する半屋外音楽イベントです。
非公式キャッチコピーは「#気体になろうや」。
いつかトレンド入りしたい。

初回がもう2年以上前のことでいきさつはかなり曖昧な記憶しかないのですが、おそらく酒の場で「どこか面白い場所でパーティーをやらない?」という至極雑な発案から、ことは始まりました。

そこからしばらく経ち、札幌テラス計画という会場と出会いました。JR札幌駅から歩いて5分ちょい、ビルの5階にある半屋外眺望レンタルスペースです。場所を借り、機材を持ち込み、人を呼び、パーティーのできあがりです。

個人的には「イベント」ではなく「パーティー」という表現にこだわっており、入場無料、飲食持ち込みOK、8人ほどのDJのタイムテーブルは組まず自由にブースを出入りしてもらいつつその間にビートライブやマシンライブの演者を挟むという文面に起こすとかなりしっちゃかめっちゃかに見えてしまう内容です。

しかしそこで自然と生まれる「何か」はとても魅力的で、日が暮れる頃にはいい感じに酔って踊るみんなを見て「バイブスってこういうことかぁ」とベタの極みな想いをしみじみと感じていました。
その様子は今でもハッシュタグ #エアテラス を少し遡れば垣間見れます。

イベント自体を入場無料にしてきたため、今まで主催側は完全赤字でした。
めちゃ楽しいからそれはそれで特に問題ではなかったのですが、せっかく曲を作れる人が出演しているので投げ銭コンピで会場費や機材費とかを一部補えないだろうか?と企画立案した矢先に、コロナウイルスの影響がどんどん拡大していきました。

実は本記事公開2週間前の6/13、エアテラスの3回目を予定していました。
本作品は合わせて公開する予定でしたが、延期後の代替日程が現時点ではなんとも言えず、とりあえずコンピを先行で出すことにしました。

実は2年前の初エアテラスは、北海道胆振東部地震の影響で延期した経緯があります。
初回は震災、3回目は感染病。呪いですかね。
2回目が超快晴で開催できたのは奇跡だったのかも。

コンピについて

今回のコンピにはエアテラスレギュラーDJの中でトラックメイクも手がけるDJ.DAIハナカミリュウCHS、そしてライブ出演のレギュラーであるMUTOさんと自分の別名義cotowariに加え、2回目のエアテラスに出演してくださったTakashi Sasakiさん、そして告知前に中止となったエアテラス3にお呼びしようしとしていた木箱さんに楽曲をご提供いただきました。

ジャンルは特に指定せず、発注文としては割と最悪な「エアテラスっぽさで!」というクソ曖昧なお願いだけだったにも関わらず皆様見事応えてくれて感無量です。

真昼の爽やかな炎天下から日没の静まっていく空気、終盤のビルの明かりに照らされた眺望スペースまで、自分が今まで感じたエアテラスの魅力、そしてイベント主役の「晴天」の様々な様相が全て詰まった作品に仕上がりました。

ジャケデザインはエアテラスイベント共催、DJ出演、そしてフライヤーデザインも手掛けているkaruhiko君です。
札幌の方はご存知かと思いますが彼は行動力の塊で「レイスカ」「sink twice」の主催や「VEGOUT」「nucleation」等数々の超ナイスパーティー企画を手掛けてきています。エアテラスはコンピもイベント自体も、彼の尽力なしでは実現していません。

マスタリングは一部DJ.DAIに手掛けていただきました。
皆様、ご協力ありがとうございます。

募金活動

2020年6月現在、コロナウイルス感染拡大の終息の目処はいまだたちません。イベントを延期してもリスケの仮予定すらできない中、すでに企画が走っていたコンピを合わせて延期させるよりは、元々予定していたイベント時期にリリースし、何かの役に立てれないかと考えました。

本日より約1ヶ月間、(6/27〜7/27)本作品の売り上げは全額を札幌の医療機関へ寄付いたします。

(*期間後に収益が発生した場合はイベント開催の経費補填に当てさせていただきます。)

6/5のBandcamp手数料免除デーが過ぎたばかりですが、来週7/3(金)にまた実施されるらしいですよ。

別途報告までですが、obake mask初リリースの「All Frequencies At Once」は皆様のご協力のおかげで、募金活動期間内に¥7,364の売り上げを達成いたしました。一部の購入からBandcampや決済の手数料を差し引き¥6,251が入金されましたので、そこに同額でドネーションマッチングを上乗せし、キリがいい数字に繰り上げて¥15,000を札幌の医療機関に寄付させていただきます。

*8/26更新 当初入金額を「¥7,110」と報告していましたが、再度計算を行ったところ正確には「¥6,251」でした。寄付額は変わらず「¥15,000」といたします。

次に公開が予定されている別リリースでも医療機関向けの募金活動を行う予定なので、今回のエアテラスコンピとそちらの集計が全て終わったタイミングで全部まとめて寄付しようと考えています。

具体的な寄付先ですが、札幌市のサイトから市立札幌病院にしようと思います。

合わせて、6月頭にリリースしたフルボコンピではPlastic Theaterへの支援活動を行なっています
バチバチにカッコいいクラブトラックが集まっていますのでDJの皆様はぜひ。

募金についての補足

余談ですがなぜ今までのobake maskリリースの募金活動は期限つきなのかというと、
 ①obake mask及びその主催は広い世の中ではまだ影響力皆無に等しい、故に、まず集まるお金の総額はそこまで大した期待はできない。
 ②入るお金を無期限的に寄付対象とすると、例えば2年後に3ヶ月で200円ペースで集まるとしたらたったそれだけの額を寄付する手間暇、手数料が割りに合わない。
 ③なので、ドネーション企画は期限をつけ、その間にしっかりと集金活動をし、期限が終わり次第実績をすぐ報告できる範囲におさめる。
…という感じです。
申請の手間を考えて、医療機関への寄付は全ての企画の集金期間が終了した上で、まとめて納める予定です。だらだらちまちまではなくドンと一括で寄付した方が募金活動の運営側もご協力してくださるみなさまも気分がいいのではと思った次第です。

早くそもそも僕らが募金活動する必要を感じない世の中になってほしいですが、今自分にできることを考えた末の結論です。
すでにたくさんの方々にご協力いただいており、感謝いたします。

最後に

わかってはいたけどやっぱりやってみるとクソ大変ですね、レーベル活動。
社会人やりながらガッツリやっている諸先輩方へのリスペクトがここ数週間で今までより一層深まりました。

obake maskの今後はどうかというと、実は次とその次とその次の作品もすでに鋭意制作中です。
細かい告知はobake maskツイッターにて発表するのでそちらもしくはBandcampでフォローしておいてください。

最後に、今年は大好きなエアテラスが開催できずとても悔しいですが、このコンピで少しでも現場の雰囲気が伝わりましたら幸いです。
いつかまたあのビルに挟まれた青空の下で踊りましょう。
それまで、皆様、お元気で。

前回、前々回と変わらず、問い合わせ先は:
DM @DOG_NOISE
obake.mask @ gmail . com
どちらにでも、いつでも、お気軽にご連絡ください!


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