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一気に満身創痍

 人間、50年以上も生きていると身体のあちこちに何かと支障が出てくるもの。かくいう私も今年になって病院通いが続いています。

 まずは糖尿病。これはもう、10年近く前から危険と指摘されていたのですが、治療を避けてきていました。ただ、母、姉、兄と同じ病気なのでついに観念したという形です。
 ではなぜ観念したかというと。私はフリーランスなので国民健康保険です。すると居住市から年に1回、無料で受けられる「特定検診」の利用券が送られてきます。いわゆる集団検診ですね。その検診がきっかけで2年前に大腸ポリープが見つかり取ってもらったのですが、「2年後に○○病院で再検査を」との指示でした。今年、その○○病院で特定検診と大腸内視鏡検査を受けると、、、病院から特定検診後に「大腸よりこの血糖値! コレステロール!!こっちが先ですっ!」とお叱りの電話が。

 「てへへ、バレたか」

 かくして、糖尿病の治療開始です。幸い「まずは投薬」ということで始まり、1カ月後、数値が落ちていたということでしばらくは投薬を続けることになりました。もちろん食事指導もありまして、こちらはさすがに今までのようにはいかず、お酒と炭水化物を控えること! との指導でした。まあ、そうですよね~~、まずは生活習慣を変えないと。

 さらに糖尿病は合併症が怖いということで眼科も受診しなさい。さらにさらに今年の検査で大腸ポリープが6つ見つかり「半年後にもう1回! なに?お父さんは胃がんだった?胃カメラも!!来月!!!」と…怒涛の検査ラッシュです。いや~、我ながらこんなに病院のお世話になったことはないハイペースでの受診です。

 多分、10年前の私だったらこんなに素直に? 受診していないかもなあ。どうせ独り者、葬式代と身の回りの品を処分するくらいのお金を残しておけばきょうだいがどうにかしてくれる。骨は父と母の骨壺に少しずつ入れて残りは捨ててくれればいい、そんな風に思っていました。
 でも、50を過ぎて思うのは「そんなに長生きはしたくない。でも死ぬ直前まで自分でいたい」と思うように。そう、「ピンピンコロリ」に憧れています。そのためには最低限のメンテナンスはしなくちゃと、心境が変化してきたのかもしれません。

 かくして今更ながら「この食べ物の糖質は…」なんて気になりだした今日この頃です。

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